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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百四十七話 妖怪の森からその十二

「だからじゃ」
「こうしてなんだ」
「楽しんでおる、さあ飲んでじゃ」 
 砂かけ婆は天空寺に酒を勧めつつだった。
 自分も食べた、それは鍋であった。
「牡丹鍋もな」
「猪のお鍋だね」
「これが美味いのじゃ」
「うん、猪って美味しいよね」
「しかも身体もあったまる」 
 このこともあるというのだ。
「だからな」
「食べることだね」
「そうじゃ、それとな」
「それと?」
「食後のデザートもあるぞ」
 天空寺にこちらの話もした。
「柿がな」
「あっ、柿があるんだ」
「梨もな」
 この果物もというのだ。
「だから存分にな」
「楽しめばいいんだね」
「父さん、お湯加減はどうですか」 
 鬼太郎は目玉の親父を碗の風呂に入れつつ尋ねた。
「これでいいですか?」
「うむ、今日は抹茶風呂じゃな」
「はい、こちらもどうですか?」
「よいのう」
 目玉の親父は目をにこにことさせて答えた。
「このお風呂も」
「それは何よりです」
「やっぱり一日の最後はな」
「お風呂ですね」
「これに入ってな」
 そうしてというのだ。
「ゆっくりすることがな」
「いいことですね」
「そうじゃ、皆もな」
 是非にというのだ。
「こうしてな」
「風呂に入ってか」
「すっきりすることじゃ」
 アデルに碗の中から話した。
「よいな」
「そうだな、風呂もいい」
 アデルは目玉の親父のその言葉に頷いた。
「身体の汚れを落としてだ」
「疲れもな」
「私達は訓練で身体をかなり疲れさせている」
「それを癒さんとな」
「明日の訓練や戦いに差し支える」
「だからじゃ」
 このこともあってというのだ。
「お前さん達もな」
「風呂もだな」
「入ることじゃ」
 こう言うのだった。
「よいな」
「わかった」
 アデルは目玉の親父の言葉に頷いた。
「それではな」
「そうするか」
「魔女は水に浮くが」
「ああ、そうじゃったな」
「入り方はある」
 それでというのだ。
「入ろう」
「そうね、私も入るわ」
 アニエスは姉に続いた。
「それで疲れを取るわ」
「それがいいぞ」
「それとねずみ男は大丈夫だけれど」
 アニエスは仙人を見て言った。
「覗かないでね」
「わしがそんなことするか」
「しそうだから言うのよ」
「それは偏見だ、わしはそんなことはせん」
「覗かないのね」
「そうだ、誰がするか」 
 仙人はこのことは強く否定した。 
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