オズの木挽きの馬
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第二幕その七
「軽いアップルパイをね」
「召し上がられたいですか」
「そう考えているわ」
「そうだね、アップルパイもね」
林檎が砂モジャボロも言ってきました。
「やっぱりね」
「軽いものがよね」
「出店か喫茶店で食べる様な」
「そうしたものがいいわね」
「僕もそちらが好きかな」
「お城、宮殿の中で食べるものよりも」
「林檎も林檎を使ったお菓子も軽く食べるものだよ」
モジャボロは笑って言いました。
「やっぱりね」
「そうだね、兄さんの言う通りだよ」
弟さんも言いました。
「そうしたお菓子はね」
「そうだね、軽くだね」
「食べるものでね」
それでというのです。
「堅苦しく食べるものか」
「違うね」
「アイスクリームだってそうだね」
弟さんはこのお菓子も出しました。
「やっぱりね」
「軽くだね」
「食べるものだよ」
「そうだね、飲みものもね」
「やっぱり軽く美味しく」
「そうして食べるものだよ」
「僕はものを食べないからわからないけれど」
それでもとです、木挽きの馬は言いました。
「食べるに軽いも重いもあるんだね」
「あれでしょ、宮殿で食べるとね」
ガラスの猫が言ってきました。
「どうしてもね」
「ああ、きちんと座ってね」
「フォークとナイフを何種類も使ってでしょ」
「うん、ワインもね」
これもというのです。
「何か一杯一杯入れてもらって」
「お付きの人にね」
「柄もわざわざ言って」
「物凄く窮屈でしょ」
「そうだね」
「そうして食べても確かな、腕によりをかけたお料理で美味しいの」
グリンダは馬と猫にもお話しました。
「ちゃんとね、けれどね」
「堅苦しいからだね」
「お外ではなのね」
「軽食をね」
これをというのです。
「頂きたいわ」
「そうなんだね」
「その間はね、久し振りの旅だし」
それでというのです。
「たっぷり楽しみたいわ」
「そうなのね」
「ではお昼はね」
「ハンバーガーだね」
「それを食べたいわ、コーラもね」
飲みもののお話もしました。
「飲みたいわね」
「宮殿の中ではコーラも飲めないの」
「ジュースは飲めるわ」
こちらはというのです。
「けれど果物を絞ってからの」
「果汁百パーセントのなんだ」
「そうしたジュースなのよ」
「それでコーラもなんだ」
「炭酸飲料は飲めても」
飲めることは飲めてもというのです。
「一から作ったものでね」
「お店で売っているものじゃないんだ」
「そうなの」
実際にというのです。
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