Re.IS~For the love & peace~
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7.日常のS/チャンスは準備された心に
前書き
レイ「今回はあらすじを長く紹介しちゃうZE☆」
一夏「まだ七話なのにもう総集編みたいなことしやがって。てか、俺らがしゃべるとわかりにくいんじゃねーの?」
レイ「それは~ほら投稿期間決行あいちゃったし。それと、お前が茶々入れるからだろ。それじゃさっそく」
戦兎「物語の主人公のレイモンドはかつて財団Xに囚われ人体実験を受けさせられ洗脳されそうになるもこの俺てぇんさい!物理学者の桐生戦兎と天災篠ノ之束、そして仮面ライダークウガの古明地さとりによって助け出され、彼らに保護され、戦兎と束の弟子になった」
レイ「なんで戦兎さんがでてきてんの?」
一夏「お前も茶々入れてんじゃねーかよ。黙って聞けよ」
戦兎「ある日、女性にしか動かせないパワードスーツインフィニット・ストラトスを織斑一夏が動かしてしまったことにより全国IS適性検査が行われ、人体実験にて財団Xの人間兵器として改造れてしまったレイモンドもまた動かしてしまいIS学園への入学を余儀なくされてしまう。入学試験に生徒会長更識楯無に戦いを挑まれるも、仮面ライダービルドに変身し辛くも勝利する」
束「そして、入学するとそこには故郷にて生き別れた義妹レミリア・スカーレットとの再開を果たすも束の間、クラス代表を巡ってセシリア・オルコットとの諍いが勃発。担任の織斑千冬の指示により一週間後に代表決定戦を行うことになったのであった」
レイ「何しれっと束さんまで出てくるんじゃないよ!」
一夏「どうなる第七話!」
レイ「なんだよその強引な持って行き方。っハ!全部言われちゃったよ!主役なのにぃ~!」
「で?どうすんだよ?」
「どうするとは?」
「決まってんだろ。代表決定戦のことだよ」
現在は昼休み。食堂にて一夏、箒ちゃんと昼飯を食べていた時の一幕だ。ていうか一夏。どうするって。
「やれることをやるしかないだろ。機体の準備したり。相手を研究したり」
「特訓はしねーのかよ?」
「え?世界三大珍味の?」
「それはトムヤムクン」
「いいか?この失敗から学べばいいんだ」
「それは教訓」
「我に従っていればよいのだ。雑種」
「それは暴君!お前ふざけてるだろ!」
こいつ中々ノリがいいな。こいつで遊、弄るのはともかく。
「ま、大丈夫大丈夫。それよか、お前はどうなんだよ」
おそらく、いや確実にお前のベット最低値だぞ。いや、俺もわからないな~。クラス内での印象的に。
「そうだぞ、一夏。勝算はあるのか?」
「う~ん。どうだろう」
「格闘技とかの経験はないのかよ?」
格闘技なんかの経験は意外と侮れなく実戦経験が乏しくてもちょっとの戦闘でそこ時からを発揮してくるのだ。身内だと万丈さんなんかがいい例で、ドラゴンフルボトルの力も相まって凄まじい爆発力がある。
「小学校の頃は剣道をやってたんだけど、中学でバイト始めるために止めちまったんだよ。でも、中学時代のやつと喧嘩はやってたからちょっとは自信あるぜ」
「なっ!貴様!剣道をやめたとは何事だ!」
箒ちゃんがなんかげきおこスティックファイナリアリティプンプンマスタースパークなのはひとまず一夏に丸投げしておいて、ふむ。喧嘩系か。喧嘩系はやばい人はやばいほどのピュアファイターになるからな~。これは一海さんが当てはまる。
「まあ、なんとかなるんじゃない?お前には政府が専用機を出すらしいし」
俺のこの一言に周りで聞き耳立てていた女子たちが一斉にガタっと席から立ち上がった。
「ええ!織斑君こんな時期に専用機もらえるの!?」
「いいなぁ!」
「ウホ!いい男!」
食堂はちょっとした騒ぎになったが俺は気にせずに箸を進める。周りは羨ましがっているがようは男性操縦者のデータを得るためのモルモットだからね。さらに言うならもしもの時はこちらに従えという首輪だからね。ま、束さんが何かしら細工するらしいが。
「………なあ」
「なんだよ?」
「 せ ん よ う き っ て な ん だ ?」
一夏のこの発言により周りは打ち合わせていたかのようにズコー!とずっこけていた。いや、一夏お前。
「………整いました。一夏の頭脳と掛けましてツンツン頭と掛けます」
「………その心は?」
「どっちも鳥頭でしょう」
「?どういうことだよ?」
「……………………┐(´Д`)┌ハァ。お前がバカっていうことだよ」
「ばかじゃねぇーよ!」
「じゃあなんでさっき授業でやったことを忘れてんだよ!」
ていうか字面でわかるだろ!
「……………………一夏。流石に今のは擁護できんぞ」
「箒まで!?」
「じゃあ、箒ちゃん。説明よろしく」
「ちゃんをつけるな。コホン、でh」
説明しよう!専用機とは、その名の通りパーソナライズされた機体のことをさす。ISコアは現在467個しかない。それを全世界で分配しているわけだが実戦配備されているものが大半であり企業の開発用は基本的に少ない。更にそれを世界で分配しているんだから国でも使えるコアなんか十数個あれば多い部類で数個の国が大半だ。そこから貸しているような形だが個人用にパーソナライズされた機体をくれるというのだ。
「というわけだ。ところで今私の説明が誰かに丸々カットされたように感じたんだが気のせいか?」
「気のせいでしょ。まあ、あのブリティッシュガールはともかく、問題はレミリアだろうな」
「そんなに強いのか?」
「ぶっちゃけ比べ物になんないだろう。なんたってレミリアは国家代表だ。候補生でしかないオルコットと比べるのも烏滸がましいだろう」
レミリアにだけは俺も負けるわけには行けない。ていうか、他の二人にも負けるわけには行けないんだけど。
ごちそうさまでした、と手を合わせて席を立つ。
「もう戻るのか?」
「ああ。少し山田先生に用もあるしな。それに、お隣さんは二人っきりをご所望みたいだし」
「なっ!///」
「じゃあ、あとは若い二人でってことで、Chao!」
そう言って食堂を飛び出し俺は職員室へと向かった。
時間は飛び放課後。俺は教室で一夏と駄弁っていた。
「あ”~。まだ頭がヒリヒリする」
「あの人すごいな寸分たがわず同じ場所に出席簿を落としてたぞ」
やっぱりプロは違うな。いや、何のプロかは知らないけど。
「でも、今日やったところ基礎中の基礎だぞ」
「むしろなんでお前は着いていけてるんだよ」
「まあ自分、天っ才ってやつですから」
そういうと一夏はそうかそうかお前もそういうやつなのかみたいな目線を送る。おい、姉弟そろって同じような視線を送るな。二人とも同じ反応を示したということはなるほど束さんのせいか。今度お菓子抜きの刑に処してやろう。
「なんで!?」
「ん?今兎の悲鳴が聞こえなかったか?」
「あ?何言ってんだお前?頭打ったか?」
「馬鹿に頭おかしいなんて言われたくないっての」
「馬鹿じゃねーよ。せめて剣つけろよ」
いや、筋肉じゃないんかーい。
「良かった~。まだいたんですね」
そう言って入ってきたのは山田先生だった。どうしたんだろうか。それよりも
「どうしたんですか?そんなに慌てて」
「実はお二人には本日から寮に入ってもらう運びになりまして」
「え?一週間は家から通学するって聞いてたんですけど」
今更かもしれないがこの学園は全寮制だ。まあ、全世界から集まっているんだし機密も多いだろうし当たり前の処置だろうけど。まあ、安全性を考慮すれば正解なんだろうけど、これってあれでしょ?監視下に置きたいだけでしょ?
「織斑、お前の荷物は私が持ってきておいた」
「俺のは「貴様の妹が用意していたはずだ」…了解です。ああ、それと山田先生、例のものは」
「はい、用意できてますよ」
そう言って渡してきたものは二枚のディスク。それと一緒に寮の鍵ももらった。
「なんだよそれ?」
「んーちょっとな。んじゃ、俺はこれで、Chao♪」
俺はまっすぐ寮へと向かっていた。えっと、1053室、1053室、っとここか。
俺はノックし、先に中にいるであろう人に入室の許可をもらう。
「ちわー三河屋でーす」
「ふざけないでちゃんと入ってきてください」
「じゃあ、入るよ。やっぱりさとりだったか」
まあ、織斑先生が妹が荷物持ってくるって言ってたしね。これぐらいの推理はお手の物よ。
「まあ、そういうことですので。またよろしくお願いしますね」
「よろしく~。お兄ちゃん♪」
そう言って二人の妹に改めて歓迎される。やばい目から汗が。お義兄ちゃんウルトラ感激。
「まあ、まずやるべきことは~」
そう言ってポケットからスイッチを取り出す。
「タリタラッタラ~♪盗聴器破壊装置~♪(ダミ声)ポチっとな」
ボタンを押すと、部屋のコンセントから煙が立ち上る。ふっ機密情報が流出しなかっただけましだと思うんだな。
「さとり、冷蔵庫。持ってきてくれた?」
「…………ありますよ。全く、学園の整備室でやればいいものを」
一応ライダーシステムも絡むからな。そんな誰が見ているかが分からないところでおいそれと開発は行えない。
「じゃあ、俺は新装備の製作を進めているけど、遅い時は先に寝たりしてて構わないからな」
「ほんとに大丈夫ですよね?集中しすぎて気づいたら一週間過ぎていたなんてことにはならないですよね」
「HAHAHA、さすがにそんな間抜けじゃないよ」
「ならいいんですけど」
俺は大丈夫だから、と言って冷蔵庫の扉を開きそれをくぐった。くぐったその先はいつもの俺の部屋だった。
「…………いるか?」
俺がそう呼びかけるとそいつはどこからもなく現れた。
『よぉ、ちゃんといるぜ。お前さんにくっついてんだからな』
そりゃそうだ。
『でも、こういうのには役に立たねーぞ?』
いいんだよ。いざという時に頼るから。
「さて、始めますか」
そして俺は椅子に腰かけた。机には新武器とファング、そして恐竜がかたどられたボトルが置かれていた。
そして長い時が過ぎた。
「完成だ。……………………完成だぁぁぁぁぁ!」
よっしゃー!!やっと完成した!やっと完成した俺の俺による俺のための俺プロデュースの武器!っふぅーーーー!こんやは焼肉っしょ!!
「……っハ!今何時だ?そろそろ朝になっていてもおかしくはない「ええ、もう朝ですよ」
声の主の方を向くとそこには額に青筋を浮かべにこやかな笑顔を向けているさとりの姿だった。
「ええ。もちろん朝ですよ。ただし、あれから一週間たった朝ですが」
「……………………ゑ?」
うっそだー。そう思いながら俺はスマホの電源を入れる。あれ?付かない。あ、充電切れてる。今度はPCのデジタル時計で確認すると確かにあれから一週間たっていた。うっそーん。
『ほんとに大丈夫ですよね?集中しすぎて気づいたら一週間過ぎていたなんてことにはならないですよね』
『HAHAHA、さすがにそんな間抜けじゃないよ』
はい。そんな間抜けでした。だからどうかそのISの主砲を向けるのをやめてくれませんかね。てか、一週間たったってことは。
「そうですよ。今日がクラス対抗戦の日ですよ」
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