仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第四百四十三話 恐怖の克服その十三
「ここはな」
「じゃあ俺が行くな」
「そうしてもらう、この戦いは長い」
そうした戦いになっているとだ、紅麗は烈火に話した。
「まだ続く、それならだ」
「寝ることも大事だよな」
「そうだ、後は頼む」
「それでまた起きてだな」
「戦わせてもらう」
こう言ってそうしてだった。
紅麗は寝た、戦場に戻った烈火は八竜を出してドライブと共に戦うがそこで煉蓮を見ると果敢に戦っていた。
それでだ、烈火は煉蓮のところに来て彼女に声をかけた。
「その調子だよ」
「こうして戦っていけばいいの」
「ああ、そのままな」
「それじゃあ」
「君は君の戦い方をするんだ」
ドライブも煉蓮に話した。
「それでいいんだ」
「泊さんもそう言うの」
「ああ、烈火君と同じだよ」
「お兄ちゃんと」
「そのままでいい」
「うん、じゃあこのまま行くね」
煉蓮はドライブの言葉にも頷いてだった。
炎を剣の様に使ったり矢や手裏剣の様に放ったりもした、そうこうして戦っているうちにであった。
不意に煉蓮の赤い炎の形が変わった、その炎は。
虎だった、烈火はその虎がロイミュード達に襲い掛かり次々に焼いて倒していくのを見て目を鋭くさせて言った。
「ここで出て来たな」
「あれが彼女の炎だな」
ドライブも言った。
「そうだな」
「そうですね、あいつも型があったんですね」
「そうだね」
「よかったです、しかも使いこなしていますし」
見れば煉蓮の意のままに動いているのがわかった。
「虎と合わせて」
「炎の刃も矢も出しているし」
「いけますね」
「そうだね」
「私もあったんだ」
その煉蓮も言う。
「炎の型が」
「ああ、そうだな」
「私出来損ないじゃなかったんだ」
「当たり前だろ、人間は誰でもな」
「出来損ないじゃないんだ」
「努力している奴はな」
烈火は煉蓮にこうも言った。
「そうなんだよ」
「じゃあ私このまま」
「強くなっていこうな、それで学校にも行ってな」
「お勉強していけばいいね」
「そっちも頑張れよ」
「うん、そうするね」
煉蓮は烈火に応えてだった。
虎も使い他の技もだった。
自在に使い戦っていった、そうして真夜中での戦いを進めていった、だがロイミュードの数は減らず。
戦いは続いていた、その中でマッハは仲間達に言った。
「皆ちゃんと食ってるな」
「食事ですか」
「それもですか」
「ああ、食ってるよな」
このことを問うのだった。
「そうだよな」
「お握り美味しかったです」
雷覇がにこりとして答えた。
「とても」
「豚汁もだな」
「そちらも美味しかったです」
「ならいい、疲れたら後ろに下がってな」
「食事を摂ってですね」
「寝ることだ」
「そうですね」
音遠も頷いた。
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