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ドリトル先生と牛女

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第九幕その四

「僕はお昼寝をしないね」
「そうだよね」
「それでお昼は学問に励んで」
「そうしてね」
「夜は寝てるわね」
「遅くても十二時には寝て」
 そうしてというのです。
「それからはね」
「ぐっすりだね」
「先生毎日よく寝てるよ」
「それでその分健康で」
「しっかりやってるわね」
「だからね」
 それでというのです。
「いつも快適だよ」
「そうだね」
「じゃあ今日もだね」
「夜はしっかり寝るね」
「そうするね」
「そうするよ」
 こう言ってでした、先生は論文を書いてです。
 和風のティーセット、お抹茶と和菓子の奇麗なお饅頭と羊羹そしてお団子を食べました。その奇麗なそれこそ宝石みたいな和菓子も楽しんで。
 お抹茶も飲みます、すると先生はこんなことを言いました。
「お抹茶は飲むと目が覚めるね」
「コーヒーみたいにね」
「一気に目が覚めるね」
「そうなるわね」
「これがいいね、気が抜けていたり眠い時も」
 そうした時もというのです。
「お抹茶をのむとね」
「目が覚めてね」
「あらためて頑張れるわね」
「そうよね」
「これがいいね、だから飲み終わったら」
 そして食べ終わったらというのです。
「またね」
「頑張るね」
「論文書いていくわね」
「そうするわね」
「そうするよ、目が覚めて」
 そしてというのです。
「また頑張れるからね」
「和菓子も楽しんでるし」
「そのこともあって」
「それでよね」
「また頑張れるわね」
「うん、お茶は元々目覚ましの為でもあったしね」
 その為に飲まれていたというのです。
「お寺の修行の時に」
「先生前に言ってたね」
「そこからお寺に定着して」
「そうして日本全体に広まったのよね」
「茶道もあって」
「そうだよ、千利休さんも元は商人だったけれど」
 それでもというのです。
「出家してね」
「お坊さんになってたね」
「出家したから」
「だからお茶とも縁が深かったのね」
「そうなんだ、そして千利休さんの存在もあって」 
 そうしてというのです。
「お茶は大いに普及して」
「日本全体で飲まれる様になった」
「そして今に至る」
「そうよね」
「そうなんだ、そのお茶を飲んで」
 そしてというのです。
「また論文を書いて」
「お家に帰ってもね」
「また論文書くね」
「そうするのね」
「晩ご飯を食べてお風呂にも入るけれど」
 それでもというのです。 
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