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ドリトル先生と琵琶湖の鯰

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第十一幕その四

「日本ではイギリス異常に発展して」
「独自の文化にもなったね」
「この駅弁も出来て」
「それで鉄道マニアの人もいるから」
「凄いことになってるよ」
 しみじみとした口調で言うのでした。
「全く以て」
「というか日本ってこうしたこと多いね」
「そうよね」
 チープサイドの家族がここで言いました。
「外国から入ったものが独自に発展して」
「とてつもないものなるってことが」
「洋食もそうだね」 
 ジップはこちらのお話をしました。
「カツカレーとか凄いものが出て来るから」
「鉄道だってそうで」
 トートーも言います。
「車両の種類だって多彩だしね」
「もうそれぞれの企業で色々な車両があるね」
 ホワイティはトートーの横で彼に頷きます。
「全部把握することが難しい位に」
「新旧本当に図鑑になる位あって」
 こう言ったのはチーチーです。
「覚えることさえ難しいよ」
「その歴史も学んでいくとね」
 ポリネシアも言うことでした。
「学者さんになれる位だから」
「実際博物館まであるし」
 こう言ったのはダブダブでした。
「八条学園にも他の場所にも」
「しかも駅弁まで生み出すとはね」
 こう言ったのはガブガブでした、その駅弁を楽しみながらのお賭場です。
「イギリス人もびっくりだね」
「正直こうなるなんて誰も思わなかったんじゃないかな」
「独自の鉄道分化が出来るまでなんて」
 オシツオサレツも二つの頭で言います。
「日本ならではで」
「そして定着までして」
「マニアの人までいるなんて」
 最後に老馬がしみじみとして言いました。
「日本人には脱帽するしかないよ」
「明治維新の時に入ってきて」
 先生は日本の鉄道の歴史もお話しました。
「国家全体で発展に力を注いだんだ」
「産業の発展に役立つから」
「人やものの移動や輸送に役立つからね」
「それで心血を注いで」
「ここまでなったね」
「そうだよ、多くの企業も育ったしね」
 鉄道を運営している企業もというのです。
「戦前で既にかなりのもので」
「それでだよね」
「戦後の復興にも貢献して」
「そして発展して」
「それでだね」
「今はここまでになっているね」
「そうなんだ、日本の鉄道の歴史は維新からの日本の歴史の一面もあって」
 そうしてというのです。
「文化的にもね」
「日本の文化の一面ね」
「そうなっているわね」
「そうだね」
「このことは」
「そこを学んでいくと」
 本当にというのです。
「何かとわかるしね」
「そう考えるとね」
「先生も学ぶことが楽しいよね」
「だから鉄道のことも学んでるのね」
「駅弁も食べながら」
「しかし鉄道がアニメになって」
 今度はそちらのお話もしました。 
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