女神の下着
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第一章
女神の下着
十星連合の星の者達が集まってそのうえで政の話をした後でだった、シャーデー=チュツオーラは与謝野小雪にこんなことを言った。
「小雪ちゃんって下着穿いてるやろ」
「それはもう」
当然だとだ、小雪はシャーデーに答えた。
「やっぱり」
「そやな、それで色は何や」
「上下共に白やけど」
「清楚系でいってるんやな」
「こっちの世界でもそうした色の下着が好きやから」
だからだとだ、小雪はシャーデーにまた答えた。
「それでやで」
「そうか、ちなみに私は今は赤や」
シャーデーは自分の下着の話もした。
「起きた時はダークパープルの着けてるわ」
「大人の下着やね」
「それでいってるねん」
こう小雪に話した。
「私は」
「シャーデーちゃんスタイルええし似合うと思うで」
「派手な色の下着もやな」
「スタイルがええと」
それでというのだ。
「それだけでな」
「派手な下着もやな」
「似合うから」
「そやねんな」
「私はあまり自分のスタイルに自信ないから」
ここでだ、小雪は自分のことも話した。
「そやから」
「白なん」
「白とかピンクとかベージュとか」
「そうした服を着てるんやな」
「そうしてるねん」
「成程な、こっちの世界は下着は起きた世界でも同じやから」
「ゴムも使ってな」
そこまで同じでというのだ。
「私等も起きた世界と同じ下着を着けてるね」
「そやな」
「下着の違いって大きいから」
小雪はこの現実の話もした。
「やっぱりな」
「下着が同じやとええね」
「その分な」
小雪はシャーデーと共に日本の都に置かれている議会の通路を歩きつつ話した、日本の平安期の御所を思わせる造りである。
「そやね」
「ほんまにな、しかしな」
「しかし?」
「今ふと思ったけど」
シャーデーがふと気付いた顔になって小雪に話した。
「私等は起きた世界と同じ下着を着けてるけど」
「ブラとショーツやね」
「男はトランクスとかボクサーで」
「褌もあるし」
「ブリーフとかビキニはかなり少ないらしいけど」
この世界での男の下着でこの二つを穿いている者は少数派だという、そうした嗜好ン者が多いということか。
「それでもな」
「下着は同じで」
「人はそうやとすると」
シャーデーはさらに言った、ジャガーマンのその顔を考えるものにさせて。
「神様はどうやろ」
「神様?」
「そや、神様はどうか」
こう言うのだった。
「一体な」
「そんなん考えたことないけど」
小雪はシャーデーのその言葉を聞いて言った。
「神様も服着てるし」
「獣の姿の神様は置いておいてな」
「蛇とか鷲とかのな」
「そうした神様は置いておいて」
「人の姿の神様はやな」
「具体的にな」
「どんな下着を着けてるかがやね」
小雪はシャーデーに問い返した。
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