ドリトル先生の野球
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第四幕その九
「いい状況だよ」
「阪神が強くて巨人が弱いと」
「こんないいことはないよ、ただね」
「ここでだね」
「阪神に名キャッチャーが加わったら」
そうなればというのです。
「こんないいことはないよ」
「そうなんだね」
「だからね」
是非にと言うのでした。
「僕も色々言ったけれど」
「希望としてはだね」
「彼に阪神に行って欲しいよ」
「そうだよね」
「それとメジャーに行く人もいるけれど」
最近の日本のプロ野球ではです。
「八条リーグでもいるしね」
「いるね、八条リーグってあっちにもあるしね」
「そう、日本にあって」
そしてというのです。
「アメリカにもメキシコにもあってね」
「中国でもあるね」
「東南アジアでもあってね」
「欧州にも出来たんだよね」
「とにかく八条グループは歴代の総帥さんがスポーツ好きで」
「野球もだね」
「好きだからね」
その為にというのです。
「プロ野球のリーグもね」
「各国に持ってるね」
「あとサッカーやバスケットボール、アメリカンフットボールにラグビーも」
こうしたスポーツでもというのです。
「プロリーグを持っているよ」
「流石は世界屈指の企業グループだね」
「そうだね、いいことだよ」
「企業がスポーツをすることは」
「文化事業だし」
スポーツも文化だからです。
「それに企業のイメージアップや宣伝にもなるし」
「その意味でもいいね」
「持てるのなら」
それならというのです。
「本当にね」
「持つべきだね」
「僕はそう思うよ」
「あと八条グループは音楽にも力を入れてるね」
「歌劇場に管弦楽団にね」
「合唱団にって」
「音楽会社も持ってるしね」
こちらの企業もというのです。
「芸能事務所も持ってるし」
「そちらも凄いね」
「音楽もね」
この文化もというのです。
「いいものだからね」
「進出していていいね」
「そうだよ、吹奏楽だってね」
「グラスバンドだね」
「こちらもね」
実にというのです。
「いいものだよ」
「そうだよね」
「文化事業はね」
「企業にとっても世の中にもいいことだね」
「本当にね、だから八条グループの方針は」
文化事業にも力を入れているそれはというのです。
「非常に素晴らしいよ」
「先生も太鼓判を押す位に」
「慈善事業にも積極的だしね」
こちらにもというのです。
「いいことだよ」
「慈善事業はいいわよね」
「立派な善行だし」
「企業がそれに積極的なことはね」
「とてもいいことね」
「そうだよ、これもね」
先生は動物の皆にその慈善事業のお話もしました。
「世の中をよくするしその企業にとってもね」
「いいことよね」
「何といってもね」
「それも文句なしに」
「税金対策という一面もある場合があるけれど」
何だかんだで企業の利益にはなるというのです。
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