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ドリトル先生の競馬

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第十一幕その七

「昔は言っていたけれど」
「そのことはだよね」
「うん、無茶だね」
「僕もそう思うよ」
「部活の間とかも」
「そうだったんだ」
「余計に危ないね」
 王子はまた言いました。
「それは」
「けれど昔はそうだったんだ」
「試合や部活の間は飲まない」
「練習中もね」
 この時もというのです。
「そうだったんだ」
「成程ね、けれど今は」
「そう、それがよくないってわかったから」
 だからだというのです。
「今はしていないよ」
「そうなんだね」
「そう、だからね」
 それでとです、先生は王子にもお話しました。
「今は飲んでいいんだよ」
「身体の為にだね」
「うん、適度な体温にしておかないとね」
「本当に熱中症になるから」
「そこは注意だよ」
「そうなんだね、そう言うところは」
 王子は先生に笑顔でお話しました。
「まさに先生だね」
「そう言ってくれるんだ」
「お医者さんだけあるね」
「うん、やっぱり医師だとね」
「こういうことはだね」
「しっかりわかっていないとね」
 それこそというのです。
「駄目だからね」
「それで言うんだね」
「医学も日進月歩でね」
「スポーツ医学の方もだね」
「そうだよ、医学は科学で」
「スポーツもだね」
「科学だからね」
 それ故にというのです。
「日進月歩でどんどん進歩していくんだ」
「そうしてお医者さんは日々学んでいく」
「そうしてね」
「スポーツにもだね」
「よりよくだよ」
「していくんだね」
「そうなんだ、だからスポーツの時も観戦の時も」
 この時もというのです。
「しっかりとね」
「飲んでいくべきだね」
「そしてそれに一番いいのが」 
 まさにというのです。
「スポーツドリンクなんだ」
「成程ね」
「だから飲んでいこうね」
「わかったよ」
 王子は先生の言葉に頷いてそうして観戦の間時々スポーツドリンクを飲みました、そうしてでした。
 競技が終わってです、先生は皆と一緒にホフマン君のところに行くとです。ホフマン君は先生に笑顔で言いました。
「よかったです」
「うん、一位だったね」
「努力の介がありました」
 ホフマン君は笑顔でこうも言いました。
「今回は」
「そうだね、流鏑馬も成功したし」
「この競技でもです」
「一位でだね」
「本当によかったです、これで」
「これで?」
「流鏑馬の後も飲みましたけれど今回も」
 まさにと言うのでした。 
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