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レーヴァティン

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第百六十一話 新兵器その七

「それで人材を育てていくが」
「それでもでござるな」
「今のところはやはり身分の高い者だな」
「そうなっているでござるな」
「これからは教育を受けた民達からな」
「用いていくでござるな」
「そうしていく、それだけに教師は選ぶ」
 英雄は強い声でこのことにも言及した。
「屑は用いない様にするし途中でわかればな」
「免職ですか」
「屑は只でさえ不要だが」
「教師には特にでござるな」
「有害だ」
 不要どころでなくというのだ。
「だからだ」
「容赦なく切っていくでござるか」
「起きた時の日本がおかし過ぎる」
「問題のある教師が多い」
「あまりにもな、その為日本の教育はおかしくなった」
 こうも言うのだった。
「だからだ」
「そうした教師はでござるな」
「切っていく」  
 つまりクビにしていくというのだ。
「片っ端からな」
「そうして子供にいい教育を受けさせるでござるな」
「そうしていく、さもないとな」
「まともな人材が育たないでござるな」
「子供に悪影響も与える」
 この危険もあるというのだ。
「だからだ」
「それ故に」
「そうした連中は排除していく」
「それでは」
「その様にな」
「いや、教育は」
 どうもとだ、愛実も話した。
「大事っちゃね」
「そうだな」
「教育国の柱になるっちゃな」
「そうだ、だからだ」
「教師も選ぶっちゃな」
「優れた人材を置いてだ」
「子供にいい教育を受けさせて」
「優れた人材を育てる」
 その様にしていくというのだ。
「それはすぐに効を見せないが」
「徐々にっちゃな」
「生きてくるからな、魔神との戦いは先になるかも知れない」
 それも遥かにというのだ。
「十年以上な、そうなるとな」
「優れた人材が力になるっちゃな」
「だからだ」
 それ故にというのだ。
「教育も行なう」
「義務教育っちゃな」
「それも普及させる、銭はかかるが」
「かける分はある」
「だからだ」
 それ故にというのだ。
「そちらにも力を入れていくぞ」
「わかったっちゃ」
 まさにとだ、愛実も頷いた、そしてだった。
 一行はすき焼きを食べてそれからだった、夜まで伊勢の周りを散策し温泉に入り観光も楽しみそれからだった。
 夜は伊勢海老を出す店に入った、そこでもだった。
 酒を飲みそうして伊勢海老の造りも食べた、そこで。
 伊勢海老について英雄は唸って言った。
「やはりな」
「本場の伊勢海老は違いますね」
「そうだな」
 紅葉にも応えつつ食べる。
「味が違う」
「まことに」
「口ざわりもよくな」
 食感が違うというのだ。 
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