ヘタリア大帝国
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TURN43 インドカレーへその九
「やはり」
「勿論たい。独立を宣言するたい」
「そして日本につく」
「太平洋軍に参加されますか」
「そうするたい。これは僕にとっても最高の状況たい」
インドは日本が勝った場合をこう述べた。
「是非ともそうなって欲しいたいな」
「しかしイギリスさん、エイリスが勝った場合は」
「その場合はどうされますか?」
「今エイリス軍は東インド会社の戦力も集結させているたい」
このことは既に掴んでいるインドだった。
「そしてエイリス軍が勝てば」
「今太平洋軍が掌握しているインドの諸星域に攻め込んできますね」
「勝利を収めた直後に」
「僕が独立を宣言するよりも前に」
インドの眉が警戒するものになりぴくりと動く。
「そうなるたい」
「そうなれば厄介ですが」
「どうされますか」
「その前に手を打つたい」
そうするというのだった。
「アメリカ君と中国君のところにはもう人をやっているたい」
「では日本さんが負けてもですね」
「即座に」
「そうたい。日本君が敗れても太平洋軍がインドカレーから退いた直後に」
まさにだ。そうなった場合でもすぐにだというのだ。
「二人のところで独立を宣言するたい」
「それが間に合えばいいですが」
「あくまでそうなれば」
「そうたい。いいことたい」
まさにそうだというのだった。
「日本君が敗れてもそうなれば僕にとってはいいことたい」
「独立が認められればですね」
「その場合であっても」
「どちらでも手を打っておくたい」
実際にそういているインドだった。
「ではいいたいな」
「はい、それではですね」
「我々は」
「どうなっても独立するたい」
インドはあくまでそう見ていた。
「そうするたいよ」
「わかりました。それでは」
「今のうちに手を打てるだけ打ちましょう」
「そして独立を勝ち取りましょう」
「絶対に」
国民達も強い声で言い合う。インドはあくまで独立を考えていた。それは日本が勝とうが敗れようがどちらにしても手に入れんとすることだった。
TURN43 完
2012・8・6
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