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ドリトル先生の競馬

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第七幕その十一

「本当にね」
「人を踏みつけるとかもね」
「する先生いるんだね」
「本当に日本の学校の先生って」
「酷い人が多いんだね」
「ああした人達みたいになったら駄目で」
 先生はまた言いました。
「そうした人達を出来るだけね」
「いなくしていく」
「そうしていかないとね」
「日本の教育はよくならないね」
「悪くなる一方だよ」
「そんな先生ばかりだと」
「このことは日本の深刻な問題だよ」
 そのうちの一つだというのです。
「どんないい国にも問題があってね」
「日本にもだね」
「こうしたことはね」
「本当に酷いね」
「何とかしないといけない」
「そうした問題だよ」
 先生は心から言いました。
「本当に」
「イギリスにはイギリスの問題があって」
「日本には日本の問題がある」
「そういうことだね」
「そして日本の問題の一つがね」
「学校の先生にことだね」
「日本に来てから知ったよ」
 逆に言えば日本に来るまで知らなかったのです、その中までよく知ってはいなかったからこそでした。
「本当に」
「日本にも問題があって」
「何とかしていかないといけない」
「そうなるんだね」
「要するに」
「問題があれば」
「そうだよ」
 まさにというのです。
「正していくべきだよ」
「どんな問題でもね」
「そうしていくべきだね」
「間違いがあったら」
「それを」
「そうだよ、そしてどんな問題でも」
 それが例えどういった難しい問題でもというのです。
「解決出来ない問題はないよ」
「絶対に解決出来るんだね」
「どんな問題でも」
「それが出来るんだね」
「どんな問題でも」
「そうだよ、解決出来ない問題は」
 それこそというのです。
「この世にないんだよ」
「絶対にっていうのはないんだね」
「絶対に解決出来ない問題は」
「それはないんだね」
「そうした問題は」
「そのことは覚えておいてね」
 是非にと言った先生でした、そうしてです。
 皆で少し乗馬部の部活を見てから研究室に戻りました、そうしてからまた論文を書くのですがこの時に。
 ふとです、先生はこんなことを言いました。
「いや、いい気分転換になったね」
「高等部の乗馬部の部活を見て」
「そうしてだよね」
「そしてそのうえでね」
「ちゃんと見てね」
「そしてだね」
「気持ちが切り替わって」
 そうしてというのです。
「いい感じになったからね」
「論文もはかどるね」
「そうなんだね」
「じゃあ論文をね」
「これからも書いていくね」
「気分転嫁も出来たから」
「そうするよ、この論文を書いて」
 そうしてというのです。
「書き終わったらね」
「その時はだね」
「また次の論文にかかるね」
「そうするね」
「そうするよ、僕は学問が生きがいだから」
 それだけにというのです。
「書いていくよ」
「頑張ってね」
「それじゃあね」
「私達も応援するから」
「支えていくからね」
 こう言ってまた先生に紅茶を出します、先生はその紅茶を美味しく飲みつつ論文を書いていくのでした。 
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