ドリトル先生の競馬
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第三幕その二
「そうだよね」
「これから」
「じゃあ近くの人達に聞いてみよう」
チーチーは先生に提案しました。
「そうしようね」
「学生さん達も多いわね」
ガブガブは彼等を見ています。
「活気のある感じで」
「見ればちゃんと乗馬や飼育の基本を踏まえているし」
ポリネシアはそこをちゃんとチェックしています。
「部員さん達もちゃんと教育受けているのね」
「乗馬も危険だからね」
トートーはこのことをお話しました。
「踏まれたり蹴られたりしてね」
「そうなったら大怪我だよ」
「少なくともね」
チープサイドの家族もお話します。
「下手したら死ぬから」
「落馬も危険だし」
「そう、乗馬も飼育も危ないからね」
先生もこのことは忘れていません。
「下手に馬の後ろにいくとね」
「蹴られるからね」
「実際にそうなるから」
「若し馬に蹴られたら」
「今は大きいし体重もあるし」
「しかも足の力が物凄く強いから」
だからだとです、皆も言います。
「もう骨折じゃ済んだらいい位で」
「本当に死ぬから」
「馬の後ろには下手にいかない」
「そうしないとね」
「本当に危ないのよ」
「そして踏まれても」
この場合もというのです。
「やっぱり馬は体重があるからね」
「死ぬよね」
「下手したら」
「足でも潰れるし」
「そうなるからね」
「よくないよね」
「日本の漫画であったね」
先生は日本の漫画もよく読んでいます、先生にとっては娯楽だけでなく日本の文化を学ぶ学問でもあるのです。
「拳王様の馬が人を踏み潰す場面が」
「あの漫画だよね」
「世紀末救世主の」
「あの馬物凄く大きいし」
「人を一踏みで、だよね」
「あれは極端に大きな馬だけれど」
それでもというのです。
「実際に馬に踏まれたらね」
「危ないんだよね」
「どうしても」
「その場合は」
「そうだよね」
「そして落馬したら」
この場合もというのです。
「これもまた危ないよ」
「高い場所から落ちることだから」
「やっぱり危ないよね」
「これも死ぬ恐れあるからね」
「やっぱり怪我するしね」
「乗馬は危険と隣り合わせだよ」
先生ははっきりと言いました。
「本当にね」
「そうだよね」
「だから危ないんだよね」
「そこは本当に気をつけないといけないから」
「危険と隣り合わせのスポーツだってことは」
「念頭に置いておかないと」
「それをよくわかっているんだろうね」
まさにというのです。
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