戦姫絶唱シンフォギア〜青薔薇の剣士と歌の戦士達〜
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G編〜プロローグ〜
邂逅
前書き
前回のあらすじ!
ノイズの発生した現場へ向かう響とクリス、だが現場に着くとノイズ達が氷漬けになっていた!
二人はその光景にしばらく呆気にとられていたが、
「おい!バカ!ノイズ達はまだうじゃうじゃ湧いてやがる、倒せていないぞ!」
クリスの言葉で我に返り、二人はシンフォギアを纏うための聖詠を唱えた。
「Balwisyall nescell gungnir tron...」
「Killter Ichaival tron...」
二人はシンフォギアを纏い、それぞれの歌を歌いながら、戦い始めた。
「歌…?」
僕はノイズ達を氷漬けにした後、しばらく俯いたままだったが、歌が聞こえてきて、周りを見渡すと女の子二人が歌を歌いながら戦っていた。一人は武器を使わず、拳一つで戦っていて、もう一人は弓?と似ているけど全く違う武器でたくさんのノイズを倒していた。
(僕もあの子達の手助けをしよう!)
僕はそう思い、剣を地面から抜き、残ったノイズに向かって、シャープネイルなどのアインクラッド流の剣技をつかい、ノイズたちを倒した。
辺りのノイズがいなくなると
「君、大丈夫?」
と栗色の髪の毛の子が話しかけてきた。
「うん、大丈夫。僕はユージオ。ところで、君たちは一体誰?」
「私は立花響15歳です!誕生日は9月の13日で、血液型はO型。身長はこの間の測定では157cm!体重は乙女の秘密なので言えません!趣味は人助けで、好きなものはご飯&ご飯!」
「ったく、このバカはいつも通りだな、あたしの名前は雪音クリスだ。ところで、あの氷は一体なんなんだ?」
と銀色の髪の毛の子が話しかけてきた。
「ええと、あれは…『そういう話は二課でしましょう』うわぁ!誰!って、えぇぇ!」
僕の周りに黒い服の集団が現れ、僕の腕を拘束し、黒い物体に乗せられた。
〜少年移動中〜
「ここです」
今まで僕が乗せられた物体は移動するものだったのかな?
とにかくそれで目的地に着き、先程僕を拘束した人達に連れられて、水に浮かぶ巨大な建物の中に入ると、
パンパンパァン!
「ようこそ人類守護の砦、特異災害対策機動部二課へ!歓迎するぞ、ユージオ君!」
と前には僕の名前が書いてある紙がかかっており、真ん中にはそれこそゴルゴロッソ先輩くらいの体格をした赤い髪の男の人が立っていて、パーティの支度が机には並べられていた。
「あの…これは…」
「何って…君を迎え入れるためじゃないか、俺はこの特異災害対策機動部二課の司令官、風鳴弦十郎だ。」
「はぁ……」
僕が何がなんだかわからず困惑していると、さっきと同じ黒服の女の人が飲み物を差し出しながらこう言った。
「いきなり連れてこられて困惑しますよね?まずは温かいものどうぞ」
「は、はぁ……温かいものどうも」
温かいもの──どうやらホットミルクのようだ。
それを一口飲むとその女の人はこう自己紹介を始めた。
「私は友里あおいと言います。この特異災害対策機動部二課のオペレーターを担当しています。」
「同じくオペレーターの藤尭朔也だ。この二課は認定特異災害ノイズに対応するため日本政府が設けていた組織です。」
「ノイズ...?さっき群がっていた化物のことですか?あれは何なんですか?」
「ああ、それを話すと長くなるのだが、ノイズとは...」
それから僕はノイズについて、さらにそれに対抗するためのシンフォギアについても教えてもらった。
「ノイズ、シンフォギアシステム...」
「端的に言おう。ユージオ君、君にはここの協力者になってもらいたい。」
「僕がですか?ノイズに対抗出来るのは彼女らが纏うシンフォギアだけなのでは?」
「藤尭、先程のデータをモニターに出してくれ。」
「了解しました。」
そう言って、ステイシアの窓のようなものを前に出した。
「これが先程の現場の聖遺物の反応だ。本来なら、あそこでの聖遺物の反応は響君のガングニールとクリス君のイチイバルしかないはずだ。だが、ここにもう一つ反応がある。おそらく、君の持っているその武器だ。後、モニター解析の結果、君にノイズは確実に触れているが君は炭化していない。」
「え…?」
「君の体や武器には何か秘密がある事は確実だ。だから君に手伝ってもらいたい。」
「…分かりました。」
「ありがとう、ユージオ君。では、君の体を調べさせてもらう。」
「…え?えぇぇ!」
僕はまたどこかへ連れて行かれた。
♪♪♪
「はい、お疲れ様、じゃあ、今日はここのベッド使ってもらって構わないから。」
「ありがとうございます、友里さん」
そう言って、僕は医療室のベッドに案内され、眠りについた。キリト達の事を考えながら…
(キリト、アリス…)
to be coutinued…
後書き
次回もお楽しみに!
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