麗しのヴァンパイア
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百三十一話
第二百三十一話 日光にも
赤音は光魔法を使う時その光が強い場合はサングラスをかけて目をガードする様にした、そうしてだった。
普段も持ち歩く様にしてそうして学校で華奈子に言った。
「サングラスいいわよ」
「そんなにいいの」
「日差しが強い時もね」
その時もというのです。
「サングラスかけたらね」
「日差しも大丈夫なの」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「サングラスはいいわよ」
「そうなの」
「実際に強い光は目によくないから」
赤音はさらに話した。
「日差しが強い時はね」
「サングラスかけた方がいいの」
「それか先生が言ってたけれど」
この場合は今田先生である、今日子先生ではない。
「夏の日差しが強い時は帽子がね」
「あっ、日射病になるから」
「あと帽子の縁がね」
これがというのだ。
「目を守るからね」
「いいのね」
「そうお話してくれたの」
「じゃあ魔女の帽子は」
魔女のトレードマークである三角帽、周りに縁が付いているあの帽子はとだ。華奈子は赤音に応えた。
「目にいいのね」
「そうみたいよ」
「あれ魔女の証と思ってたけれど」
「それだけのものってね」
「だから被っていたけれど」
「それが日射病にもよくて」
それでというのだ。
「しかも縁が日差しを防いでね」
「目も守ってくれるから」
「いいのよ」
「そうだったのね」
「帽子は飾りじゃなかったのよ」
「そうした意味もあったのね」
「あと冬は防寒にもなるし」
「被ってれば頭寒くないから」
「いいみたいよ」
「成程ね」
華奈子は赤音の言葉に頷いた、そのうえで彼女に返した。
「じゃああたしこれから日差しの強い時は帽子被るわ」
「それかサングラスね」
それで目を守っていこうと話した、赤音はそうしてこれからも目を大事にしていこうと決意もした。
第二百三十一話 完
2020・2・2
ページ上へ戻る