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戦姫絶唱シンフォギア~響き交わる伴装者~

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戦姫絶唱シンフォギアG
第1楽章~黒の装者達~
  第3節「ガングニールの乙女」

 
前書き
第3話、ライブ回です。

毎回一番苦労してるのは、原作と流れが変わらない回にどんな変化を与えるかで試行錯誤する事。
大きな変化がないときは、細かいところで違いを出すことにしています。

具体的には、同じセリフでも心情が違うため、ニュアンスが変わってたりとか。
サブタイも原作とちょっと違うって?
だって「ガングニールの少女」は、マリアさんが企画段階では未成年だった設定の名残だもの。
二十二歳で「少女」は流石に無理が……ウワッ!?ナニヲスルー!ハナセー!!

そういった小さな違いも探して、楽しんでいただければ幸いです。
それでは推奨BGMは「Dark Oblivion」、「不死鳥のフランメ」でお届けいたします!どうぞ! 

 
『はい、既に事態は収拾。しかしウェル博士は逃亡。そして、ソロモンの杖もまた……』
「そうか……。分かった。急ぎこちらに帰投してくれ」

友里からの報告を受け、弦十郎は腕組みする。

「ウェル博士はF.I.S.に所属する研究者。それがこの様な行動に出るとは……一度、米国側に問い合わせる必要がありそうだな」

弦十郎は職員らに指示を出すと、緒川へと通信を繋いだ。

ff

『QUEENS of MUSIC』のステージ裏にて。本番を待つ翼に聞こえないよう、緒川は声を潜めて通信していた。

「──状況は分かりました。それでは、翼さんを……」
『無用だ。ノイズの襲撃と聞けば、今日のステージを放り出しかねない』
「そうですね。では、そちらにお任せします」

「司令からは一体何を?」

緒川が端末を仕舞う瞬間を見計らい、翼は緒川へと声をかける。

緒川は翼の方を振り返ると、外した眼鏡を胸ポケットに仕舞いながら微笑んだ。

「今日のステージを全うしてほしい、と」
「はぁ……」

それを聞いた翼は溜息を一つ吐くと、緒川をジト目で見ながら近寄り、先程眼鏡を仕舞った彼の胸ポケットを指さしながら言った。

「眼鏡を外したという事は、マネージャーモードの緒川さんではないという事です」
「あっ……」
「自分の癖くらい覚えておかないと、敵に足元を掬われ──」
「お時間そろそろでーす!お願いしまーす!」
「はい!今行きます!……あ」

翼からの小言は、スタッフからの呼び出しに遮られて中断される。

「傷付いた人の心を癒すのも、翼さんの大切な務めです。頑張ってください」

緒川に満面の笑顔でそう言われてしまっては敵わない。
誤魔化しではない。翼の歌に関して、緒川はとても誠実だ。

それを誰より分かっているからこそ、緒川のこの顔に翼はとても弱い。

「不承不承ながらも了承しましょう。詳しい事は、後で聞かせてもらいます」

そう言って翼は、衣装の上から羽織っていたパーカーを脱ぎ、特設ステージへと向かって行く。

緒川はそれを静かに見送ると、翼から受け取ったパーカーを楽屋へと持って行くのであった。

ff

『Stand on hallowed ground; reflect inseide. So many questions remain.──』

ライブ会場から、そう離れていない立体駐車場内。

特殊コンテナ車両の車内にて、車椅子に乗った壮年の女性は何かを待ち侘びるような様子で、会場から生中継されているライブの映像を見ていた。

映っているのはマリア・カデンツァヴナ・イヴ。
歌っているのは彼女のヒットソング、『Dark Oblivion』だ。

車内は蛍光色のモニターが幾つも据え付けられており、様々なグラフやデータが表示されている。

画面の中心には、この世のものとは思えない、見方によっては人間の赤子の様なシルエットをした、甲殻生物の幼体のようなものが映し出されていた。

そのモニターのひとつに、メッセージウィンドウが現れる。

内容はラテン語でたった一行だけ。

『SI Vis Pacem,Para Bellum』

ローマ帝国の軍事学者、ウェゲティウスのものとされる格言であり、意訳すると「汝 平和を欲せば 戦への備えをせよ」という意味を持つ。

それを確認すると、女性は微笑む。
その笑みに悪意はなく、ただ、ようやく計画を始める事が出来るという高揚感だけがあった。

「ようやくのご到着、随分と待ちくたびれましたよ」

世界最後のステージの準備は今、着々と進んでいた。

ff

「おお~!さっすがマリア・カデンツァヴナ・イヴ。生の迫力は違うねッ!」

歌い終わり、観客達へと手を振るマリアへのコールが反響するライブ会場のVIP席にて。

未来は弓美、創世、詩織のリディアン三人娘、そして恭一郎、紅介、飛鳥、流星らUFZの四人と共にペンライトを握っていた。

「全米チャートに登場してからまだ数ヶ月なのに、この貫禄はナイスです」
「今度の学祭の参考になればと思ったけど、流石に真似出来ないわ~」
「いや、それは最初っから無理だと言ったと思うんだが……」
「も~、飛鳥はホンット頭硬いんだから!最初っから無理って決め付けてたら、出来るものも出来ないでしょ?」

ペンライトを両手にはしゃぐ弓美に、詩織と飛鳥が呆れながらもツッコミを入れる。

流星と紅介は静かにステージを見つめていた。

「マリアさん……すっげぇ綺麗だなぁ……。胸もデカいし」
「どーこ見てんのよムラコー」
「あいだっ!べっ、別に良いじゃねぇか!男はでっけぇパイオツにゃ弱いんだよ!」
「……まさか、ムラコーが奏さん推しだったのって、そういう……?」
「それとこれとは別・問・題ッ!奏さんはそれ以上に、あの姐御口調と綺麗な歌声のギャップにグッとキたの!」
「わかった、わかったから落ち着いてって!」

紅介の面倒臭い所を刺激したと察した創世は、今度は流星の方へと声をかける。

「リュー、まさかあんたもムラコーと同じ事考えてたりしないよね?」
「……猫耳……動きそうに、ない……」
「……え、そこ!?」
「だから、あれはそういう髪型なんだよって言ったじゃねーか!」
「でも、あんなにボリュームあると……むしろ、ただの髪型って方が違和感……」
「いや、分からなくはないけどさぁ……。もしかして、リューってそういう趣味あるの?」
「えっ?なになに?流星もしかして、猫耳とか興味あるの!?」
「君たちそろそろ静かにしろ!次の曲が始まるだろう!」

流星の発言に困惑する創世とツッコミを入れる紅介。
猫耳という言葉に反応してハッスルする弓美と、暴走し始めた面々を慌てて止めようとする飛鳥。

賑やかな面々がはしゃぐ中、未来は腕時計を見ていた。

時刻は既に5時半を過ぎてしまった。
待ち人はついぞ、約束の時間に間に合わなかったらしい。

「まだ、ビッキーから連絡来ないの?メインイベントが始まっちゃうよ?」
「うん……」
「折角風鳴さんが招待してくれたのに、今夜限りの特別ユニットを見逃すなんて……」
「期待を裏切らないわね、あの子ったら」

心配の色を浮かべ俯く未来の肩に、恭一郎が優しく手を置く。

「翔も純も、雪音先輩だって付いてるんだから心配ないよ、きっと」
「うん……」
「ほら、立花さん達の分まで楽しまないと!きっと立花さんも、小日向さんが笑ってくれてる方が喜ぶはずだし……ね?」
「ありがと、加賀美くん」

自分を思って声を掛けてくれる恭一郎。
その優しさに、未来は少しだけ微笑んでみせた。



ちょうどそこで、会場のライトが一瞬暗くなる。

それを合図に、客席は次々に青と白のペンライトの色で染まっていく。

大型モニターの画面が『Maria×Tsubasa』へと切り替わり、上昇していくステージの上に立つ二人の歌姫が観客達の前に姿を現した。

「見せてもらうわよ、戦場に冴える抜き身のあなたをッ!」

マリアの衣装は先程の黒を基調とした、肩や臍が露出したドレスから一転。
白を基調とした、西洋騎士風のものへと変わっていた。

一方、翼の衣装は黒と暖色を組み合わせた振袖風の衣装であり、左腕の袖は振る度に羽根のように広がる。

そして、二人のマイクはレイピアのようなスタンドになっており、まるで歌姫達は戦場で剣を交えるかの様に舞い踊っていた。

欠片が土星のように輪を描く、欠けた月の下で。

『3、2、1!Ready go!』

二羽の不死鳥が舞い上がる。

「誰にも」
「負けない」
「「不死なるメロディー 輝けTrue heart~♪」」

立体映像により投影された炎が、歌姫達の掌で踊り。

マイクスタンドを振るのに合わせ、火の粉が舞う。

観客達は歌詞に合わせたコールと共に、歌姫達へとエールを送る。

「「灯せ……イグニッション!」」

そして、二本のマイクスタンドがステージを突くと、客席の真ん中に伸びる花道の両側から炎が噴き上がった。

歌姫達は花道を駆け抜け、走る彼女達に続くように炎は上がり続ける。

遂にはステージの床に設置されたスクリーンにも、燃え広がる炎が映し出され、歌姫達は炎の中で凛々しく、美しく歌い続ける姿を演出する。

光と炎に彩られたステージ。最新鋭の技術を盛り込んだ、迫力の演出の数々。
まさしくこの『不死鳥のフランメ』を最大限に盛り上げる為のものだろう。

「「歌えPhoenix song~♪」」

ラスサビが終わる瞬間、二人の歌姫はスクリーンに現れた不死鳥をバックに、それぞれの袖や裾をバサッと広げた。

響き渡る歌と不死鳥の鳴き声、舞い散る炎の羽根吹雪。
会場は興奮の渦に包まれ、観客達は拍手喝采。

VIP席の未来達も大興奮でペンライトを振り回していた。

「ありがとう皆ッ!私は──いつも皆から、沢山の勇気を分けてもらっているッ!」

翼からの言葉に、観客達が歓声を上げる。

「だから今日は──私の歌を聴いてくれる人達に、少しでも勇気を分けてあげられたらと思っているッ!」

更なる盛り上がりを見せる会場。
続けてマリアも、衣装の裾をはためかせながら、観客達へと言葉を投げた。

「私の歌を全部、世界中にくれてあげるッ!振り返らない、全力疾走だ。付いて来れる奴だけ付いて来いッ!」

会場内のみならず、カメラを通してこのライブを観ている世界中の人々もまた、二人の言葉に胸を躍らせ、拍手をやめなかった。

中には感動のあまり涙を流し、語彙力を失いながら合掌し始めたファンさえいたそうだ。

「今日のライブに参加出来たことを感謝している。そして──この大舞台に日本のトップアーティスト、風鳴翼とユニットを組み、唄えた事をッ!」
「私も、素晴らしいアーティストに巡り会えた事を光栄に思う」

マリアに歩み寄り、翼はその手を差し伸べる。

それを見たマリアは不敵に笑い、翼の手を取ると握手を交わした。

日本と米国、二国を代表する歌姫同士の握手に、会場の興奮は絶頂へと達していた。

「私達が伝えていかなきゃね、歌には力があるって事を──」
「それは、世界を変えていける力だ」

するとマリアは翼に背を向け、ステージの下手側へと歩いて行く。



「そして、もうひとつ──」

前髪で目元が隠れたマリアの口元に、怪しい笑みが浮かぶ。

翼が疑問を抱くその瞬間、マリアが再び衣装の裾をはためかせた。

その瞬間、ステージの前に黄緑色の光の柱が幾つも上がる。

現れたのは──何体もの人型ノイズだった。

「きゃあああああああッ!」
「ノイズだ!」
「逃げろぉぉぉ!」

「なっ!?」

絶頂の興奮は一瞬にして、ドン底の恐怖へとすり替わった。

悲鳴に包まれるステージの上で、翼は瞠目する。

観客達はパニックに陥り、我先にとノイズから逃げ出そうとする。

二年前の惨劇が繰り返されるかと思われた、その時だった。



「狼狽えるな……──狼狽えるなッ!」

マリアの毅然とした言葉に、会場は静まり返る。
逃げ出そうと躍起になっていた人々も、その足を止めて振り返り、マリアを見ていた。

ff

「──了解です。装者二名、伴装者二名と共に状況介入まで40分を予定。事態の収拾に当たります」

岩国基地からのヘリの中、友里は本部からの通信を受け、装者達に詳細を伝える。

「聞いての通りよ。疲労を抜かずの三連戦になるけど、お願い」

響、翔、クリス、純は頷くと、会場からの中継映像を映し出すタブレットを見つめた。

「またしても操られたノイズ……」
「詳細はまだ分からないわ……。でも、間違いないのは──」
「姉さん達の所に今、ウェルの野郎もいるという事だ」

翔が忌々しげに歯噛みする。
また、姉のライブをノイズが襲った。その事実が、翔にとっては我慢ならないのだ。

「ごめん……僕があの時、ウェル博士を取り逃がさなければ……」
「純のせいじゃないさ……」
「けど、博士に逃げられたのは──」
「ジュンくん」

自分を責める純の言葉を、クリスは有無を言わさず遮った。

「誰だって、たまには失敗する。あたしだってそうだし、ジュンくんだってそうだ。だから、気にすんな。次にあいつに会った時、今度は捕まえてやろうぜ!」
「クリスちゃん……ありがとう」

クリスの言葉に、いつもの笑顔を取り戻す純。

面と向かって向けられた笑顔と感謝に、クリスは頬を赤く染めると顔を背ける。

「おっ、王子様を支えるのも……あたしの役目……だろ……?」

純は微笑むと、ただ静かにクリスの頭を撫でるのだった。

「クリスちゃん、純くんにだけは素直だよね」
「言ってやるな。そっとしといてやろう」

緊急時ではあるが、想い合う二人の邪魔になるまいと、その場の誰もが空気を読んだという。

ff

翼は衣装の襟を外して投げ捨てる。
その下には天羽々斬のギアペンダントが光る。

「怖い子ね。この状況にあっても、私に飛びかかる機を窺っているなんて」

しかし、マリアは動じない。
不敵な笑みを浮かべたまま、自分を睨みつける翼の視線を受け続けている。

「でも逸らないの。オーディエンス達がノイズからの攻撃を防げると思って?」
「くっ……」
「それに──ライブの模様は世界中に中継されているのよ? 日本政府はシンフォギアについての概要を公開しても、その装者については秘匿したままじゃなかったかしら? ねぇ、風鳴翼さん?」

しかし翼もまた、マリアの方を毅然と睨んだまま、怯まずに返答する。

「甘く見ないでもらいたい。そうとでも言えば、私が鞘走る事を躊躇うとでも思ったか!」
「フッ……あなたのそういう所、嫌いじゃないわ。あなたのように、誰もが誰かを守る為に戦えたら、世界はもう少しまともだったかもしれないわね」

翼に視線を返すマリアの目には一瞬、深い憂いが見えた気がした。

「……マリア・カデンツァヴナ・イヴ、貴様はいったい──?」
「……そうね。そろそろ頃合いかしら」

マリアはマイクスタンドをクルクルと器用に回すと、視線をカメラに向けて叫んだ。

「私達は、ノイズを操る力を以てして、この星の全ての国家に要求するッ!」

「世界を敵に回しての口上?これはまるで──宣戦布告ッ!?」

マリアの口から出た予想外の言葉に、翼は驚愕する。

だが、翼の……そして、特異災害対策機動部二課の驚愕は、もっと大きなものとなる。

「──そして……ッ!」

マイクスタンドを天高く放り投げると、マリアは──何処か聞き覚えのあるフレーズを口ずさんだ。

「──Granzizel(グランジゼル) bilfen(ビルフェン) gungnir(ガングニール) zizzl(ジージル)──」

次の瞬間、マリアの衣装の襟元で煌めいたのは、見慣れたペンダント……シンフォギアのコンバーターユニットであった。

「まさか──聖詠……ッ!?」

ff

「この波形パターン、まさか!?」

ライブ会場から検出されたアウフヴァッヘン波形。
それを本部のデータと照合していた藤尭は、度肝を抜かれていた。

何故なら、その波形パターンは彼らもよく知っているものと完全に同一だったのだ。

モニターに表示されたその名前に、弦十郎は思わず叫んでいた。

そのギアの識別名、その聖遺物の名は──。

【GUNGNIR】

「──ガングニールだとぉ!?」

ff

それは、形状こそ翼が知っているどちらとも異なっていたが、特徴は同一のものであった。

シンフォギアは装着者に合わせて形を変える。
ガングニールの先代装者である天羽奏と、響が纏う今のガングニールの形も、特徴こそ近いが形状は全く違う物だ。

奏と響、二人のガングニールとの大きな違いを挙げるとすれば……そのガングニールは、全体的に黒かった。

奏のガングニールは、今の響より黒の比率こそ多めであったが、それでもここまでではなかった。

マリアのガングニールのカラーリングは、黒字にオレンジを差した。そういった方が適切だろう。

そして、それ以上に目立つのは彼女の身体を覆う程の、大きな黒いマントだ。

もう一つの、漆黒のガングニールを纏ったマリアは落下してきたマイクスタンドを受け止め、改めて名乗りを上げた。

二課の面々の耳に懐かしい、三ヶ月前にこの世を去った彼女の名を……。



「私は……私達は“フィーネ”。終わりの名を持つ者だッ!」 
 

 
後書き
QUEENS of MUSIC本番前、昼食後、楽屋にて。

(ノック音)
翼「ん?」
緒川「誰でしょう?」
マリア「邪魔するわよ」
ツェルト「失礼する」
緒川「マリアさん!それに、マネージャーの……」
ツェルト「ジョセフ・ツェルトコーン・ルクス。ジョセフで構わない」
翼「どうかしたのですか?」
ツェルト「マリィ……いや、マリアが本番前に君へ挨拶を、とね」
翼「私に?」
マリア「今日はよろしく。精々私の足を引っ張らないように頑張って頂戴」(*`ω´)フフン
翼「ひとたび幕が上がれば、そこは戦場。未熟な私を助けてくれると有難い」(手を差し伸べる)
マリア「フッ……続きはステージで。楽しみにしているわよ」(ササッと退室)
ツェルト「えっ?(あれ、短っ!?)あっ……まあ、そういう事だ。お互いにとって、良いステージになる事を祈っている」
緒川「ええ。こちらこそ、よろしくお願いします」
ツェルト「では、我々はこれで」(退出)
翼「……なんだったんでしょう、今の?」(ぽかーん)
緒川「さ、さあ……?」

マリア「あれが、その筋では有名な日本政府のSAKIMORIとNINJA……!間近で見たらとんでもない迫力……あんなのとやり合わなきゃいけないなんて、無理よマム!うぅ……高級食材食べて、ちょっとばかり強気で高飛車になれた気がするけど、その気になれただけでどうにかなったら誰も苦労しないわよぉ~~~!うぅぅ……」
ツェルト(マリィ……無理しやがって……。やはりマリィのモチベ維持には、良質な食事が不可欠か……)

しないフォギアGのヘタレ全開なマリアさん、可愛いですよね。
まあ、本編でヘタレてたのが発覚するのはだいぶ先なんですけどね(笑)

今回で原作第1話の分が消化完了。次回からは原作2話に入っていきます。
第2話といえば……そう、割と可愛いあの二人が遂に登場デース!
それでは、また次回をお楽しみに! 
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