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『Delusion』

作者:零那
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『Down』



月の明るさが僕にはちょうどよくて心地よくて、月の映らない水面なんて淋し過ぎる。夜の静けさと波音と月、揺らめく海月と共に...

他人が見て無様だろうと滑稽だろうと、どうでもいい。他人と同じなんて無理だし嫌だし意味無いから。

分厚い仮面剥ぎ取ろうとしたって巧く逃げるよ。だってアンタなんかに知られたくない。
長いこと子供だったけど大人になる時身に付けたんだよ。取り繕うことも。

奈落の底?地獄の果て?黄泉比良坂?堕ちてくのは何処?
駄々をこねるのが子供なら、何でも素直に受け入れるのが大人?

「時間が解決する」なんて言うけど、何がどうなれば解決?
それを知ってて言うの?


 
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