| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

『Delusion』

作者:零那
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

『教訓』



愛される子ってなんであんなにバカにみえるんだろう。子供の頃からよくそう感じて見下してた。
妬んでるんじゃなくて、ただどうしてそう見えるのかも不思議だった。気持ち悪かった。

本当のバカに見えたんだよ。バカなのかな、本当に。
愛されるとバカになるのかな?なら嫌だな、このまま愛されることなく死んでも良いや。
なんて思ってた。

愛は与えて、与えられて、与え合うものだと教えられた。でも愛は与えられなきゃ与え返すのは無理でしょ?

愛されてないのに愛すなんて不可能でしょ?

今ならあの頃の僕に言ってあげれることがある。

愛されたいと思うことは恥ずかしいことじゃない。
本当に心から大切なものができたとき、愛さずにはいられない。

愛には色んな形が在るってこと知ってる筈だよね?


 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧