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オズのハンク

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第五幕その六

「いいわね」
「大人な雰囲気かな」
「そうも言えるわね」
「少なくとも知的な場所だね」
 カエルマンは少し気取った感じで二人に応えました。
「ここは」
「その知的もだね」
「楽しめばいいのね」
「その通りだよ、知性に触れてその知性を受け入れる」
 カエルマンはボタンとポリクロームにこうも言いました。
「それもいいことだよ」
「そうなんだ、じゃあね」
「私達もね」
「知的になろう」
「知的な中に入ってね」
 二人だけでなく他の皆も喫茶店の中で知的な雰囲気を楽しみました、そして美術館の後はといいますと。
 もういい時間なのでピラミッドの中にあった宿屋で休むことにしました、ハンクは宿屋の中の一室で同じお部屋で休むベッツイに言いました。
「中に宿屋まであるなんて」
「いいピラミッドよね」
「そうだよね」
「ポラミッドの中には集落もあってね」
「そこが村になっていてだね」
「そこに住んでいる人達もいて」
 そしてというのです。
「宿屋もね」
「あるんだね」
「そう、だからね」
「今日はだね」
「この宿屋の中でね」
「ぐっすりと休んで」
「明日の楽しみましょう」
 ベッツイはハンクに笑顔で言いました。
「そうしましょうね」
「それじゃあね」
「それと」
 ベッツイはさらに言いました。
「明日はバステト女の祭壇に行くわよ」
「その神様もエジプトの神様だよね」
「そうよ、何でも猫に関わりが深い神様らしいわ」
「猫なんだ」
「そう、エリカやガラスの猫にとってはね」
「有り難い神様だね」
「そうみたいよ」
 ベッツイはハンクにお話します。
「この神様はね」
「じゃあ明日は」
「朝起きて朝ご飯食べたらね」
「その神様の祭壇に行くのね」
「そうよ、あと最初に言ったけれど」
 ここでベッツイはこうも言いました。
「女神様だから」
「男の神様じゃなくてだね」
「そうよ、エジプトの神様も女神様も多いからね」
「女神様のところにだね」
「明日は行きましょう」
 こう笑顔でハンクに言ってでした、そのうえで。
 皆は今はぐっすり寝ました、そしてベッツイの言う通りに次の日は起きて宿屋を出てすぐにでした。
 朝ご飯を食べてです、それから。
 バルテト女神の祭壇に向かいました、まずはそれぞれ沐浴を行ってそうして祭壇に入ったのですが。
 そこには色々な種類の猫が一杯いました、クッキーはこのことに驚きました。
「猫が一杯いるわね」
「そうだね」
 ハンクも驚いて言います。
「この祭壇には」
「こんな祭壇もあるのね」
「いや、意外だね」
「そうよね」
「それは当然のことよ」
 ここで、でした。古代エジプトの女の人の服を着てです。 
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