ネギま!?の世界で憑依?
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第五話 賞金頸になりました
前書き
お待たせしました。今回も木乃香無双です。
1983年5月20日
■魔法世界
「熱核反応爆発!!」
「超重力圧縮!!」
「龍檄斬!!」
今日も今日で、魔法世界でMMのクソ共を消毒やで、最近はちーちゃんも諦めたのかノリノリや。
「違ううう!!」
なんか否定する声が聞こえたが無視や。
最近判ったんやが、この世界、大まかな流れ以外、どうやら、時空の違いなのか、はたまた自分が居るのが原因か、時間軸が狂ってる気がしてきたんや。本来なら木精が襲われるのが、ずっと後なはずだったんやけど、まあ起こってしもた事はしかたないで、最近は無視してイケイケドンドンや。
それに、ナギ達もナギ達で、完全なる世界の仲間を潰しっ行っとるから、これは、側方支援と言う奴や、決して憂さ晴らしやないで。
MMに襲われとるとか、MMに狩られかねない亜人や獣人達を保護しまくって大江山へ移住させまくっとるから、今魔法世界では珍しい亜人や獣人が激減やで、その分地球の人口が増えるんやけど、うちの異界で作った大江山の大地ならものすごう広いから、全然平気やで、既に数十万も移住済みや。
此やったために、完全にフェイトの従者フラグが無くなってしもうたかもしれへん。孤児とかも拾いまくりやから。
そんな事していたら、亜人や獣人からは謎の超美人魔法騎士と際どい女戦士って呼ばれるようになったで、無論魔法剣士がうちで、神鳴流はやばいさかい、魔法剣士で、女戦士がちいちゃんや、ベルスターを嫌がったさかい、新しいのはアメリカンコミックに出てくるようなど派手なハイレグ姿や。
『このちゃん、もうお嫁に行けないよ』
ここは宥めにゃあかんな。
『大丈夫や、ちいちゃん、普段と違うて成長しとるし、顔も見えへんから、誰もちいちゃんだと気がつかないで』
『そか、そやな』
ちいちゃん、自分に言い聞かせてるわ。けどな、原作じゃ三十路前でも結婚はおろか、彼氏も居なかったで、元々結婚は無理やと思うてるやが、原作が違えば、きっと結婚できるはずや。駄目ならうちが、誰か見繕ってやるわ。茨木童子はんとか、カッパの三平君とか、烏天狗の牛若君とかはイケメンやで。
この所、暴れすぎたからか、MMからお尋ね者になったらしく、最近は阿呆な賞金稼ぎとかも襲ってくる様になったんやけど、たいしたLVもあらへんから、アッサリ倒しまくりや。んで倒した後は、RPGで言うドレインで経験値吸い尽くしてLV1にして町へ強制転移や、いくら何でもMMのクソ共や、完全なる世界か、人体実験とか虐殺とかしとる屑共以外は虐殺しはせえへん、王様から“おお○○死んでしまうとは何事だ”状態に近い風にしてやればいいだけやし、再度襲うにも一からLVあげや。
そんで気にのうて、マホネットで賞金額見たんやけど。
「おっ、謎の魔法騎士、生死を問わず、6000万$や、やったで!」
「このちゃん、なんてことを」
ちいちゃんが、絶望しているようやけど、ちいちゃんも賞金頸や。
「ちいちゃん、謎のハイレグ戦士、生死を問わず。1000万ドルやで。闇の福音より遙かに高いで!」
ああ、ちいちゃんが頭抱えはじめたわ。
「あの闇の福音より危険人物…終わった!!!」
「大丈夫や、うちで、十倍、ちいちゃんなんか、たったの二倍弱やないか、大したことあらへん」
「このちゃん、人助けは大事だけど、ここまでやる?」
「MMは悪や、悪の結社と戦う正義の味方に小面倒臭い理論は無用や。正義は勝つだけや!」
ドーンという音と共に赤い爆炎をバックに仁王立ちや、決まったで。ちいちゃんがやさぐれておるけど、そのうち何とかなるやろう。
1983年6月20日
■魔法世界
今日も魔法世界で(フラストレーションがたまったんで、憂さ晴らしに)MMのクソ共退治やで、大概が完全なる世界関連の連中か、人体実験とか虐殺とかしとる屑共だから汚物は焼却やで。さっさとMM元老院潰せばいいんやけど、完全なる世界潰すまでは残さにゃ混乱するさかい生かしてるや。
今日は、獣人の村襲っとった連中退治し始めたら、突然多数の軍艦が現れたんや、どうやら海に隠れていたみたいや、その直後に鬼神兵までお出ましや。
『戦艦に鬼神兵までお出ましや!』
『このちゃん、いくらなんでもあれは不味くない?』
ちーちゃんは慌てとるが、うちは全然平気や。
『しかし、単眼とは連合のザクか?』
『このちゃんが、何言ってるのか判らないよ』
『こっちの話や』
『あんな化け物相手できるわけないんじゃ?』
『大丈夫や。こんなともあろうかと、ジャジャジャン。ザクと言えばガンダムやで!』
『??????』
『東方不敗マスターアジアや!!』
ちいちゃんに、念波しながら、うちは魔法騎士から変身をしたんや、MMには月詠でも神鳴流はつこうておらんからな、下手に神鳴流やと関西呪術協会が疑われるからや、せやから敵が単眼なら、ガンダムでいくで、そいでガンダムと言えば紫の拳法着や。
『このちゃんが、紫の拳法着に着替えたけど、なにするん???』
『ちいちゃん、其処で見ててな』
ちいちゃんや付近の関係無い人や森に結界張ってから、鬼神兵とそれを操る連中の前に瞬間移動やで、魔方陣もゲートも使わずに異相ずらして一瞬で目の間や。
「提督、敵が前方600mに突如出現しました!」
「何だと!転移魔法も魔力センサーも感知しなかったのか!!」
「魔力反応無し、転移魔法確認出来ず」
ふふふ、慌てとるのが、千里眼の御札でわかるわ。ここはかっこええ台詞言わにゃああかんな。
「フハハハ、私の名を忘れたか。未だ負けを知らぬは東方不敗マスターアジアよ!」
『このちゃん、敵に名前言ったことあったっけ?』
『そう言えば、言うてなかったなー』
「敵が名乗っています!」
「関係無い!、あの重犯罪者を叩き落とせ!、全艦オールフリーウエポン、ファイヤー!!」
「了解」
おーっ、戦艦や鬼神兵が一斉にうちに、攻撃しかけて来たで。
『このちゃーん!!』
ちいちゃんが心配してるけど、へのカッパや。全部異相空間へ送り込んだ挙げ句に敵の下方へ出口開けてお返しや、頂いたプレゼントは倍にして返さにゃあかんからの。
木乃香の回りに大規模な爆炎が起こるが、単なるシールドに弾かれた残り滓の煙である。
「全弾命中!」
「以外に脆かったな」
「司令部へ連絡、敵は沈黙した模様」
強敵を倒した艦隊に喜びが湧くが、刹那に艦橋が悲鳴に包まれる。
「提督!」
「なんだ!」
「本艦隊下方より大規模エネルギー派襲来!」
「何だと、回避せよ!」
「間に合いません!」
「うわー!!」
突如地面に開いた穴から大規模な攻撃が艦隊を襲った。次々に被弾する艦隊。まさか自分達の撃った砲撃が当たるとは思っていなかったであろう。被弾し右往左往している最中、前方の爆炎が晴れると、その中から全く無傷な東方不敗マスターアジアが現れたため、艦隊は驚きに包まれた。
「フハハハ、グランドキャノンの味は如何かな」
不敵に笑う、木乃香扮するマスターアジア。
「馬鹿な、あれだけの攻撃を食らいながら無傷だと」
「ばっ化け物か」
「怯むな、撃て撃て!」
艦隊からの攻撃を物ともせずにマスターアジアが一手を撃つ。
「光輝唸掌!!」
気弾を集めて、鬼神兵を一撃や!!
『このちゃんのパンチで鬼神兵がすっ飛んでいって戦艦に当たった!しかも真っ二つ!!!』
マッハの速度で弾丸になった鬼神兵に衝突した戦艦が真っ二つになる。
「なっなっなんだ、何が起こった!」
「敵が、鬼神兵をパンチだけで600mも飛ばし戦艦ミランダに直撃しました!」
「ミランダ轟沈!」
「どうかな、我が流派の挨拶は」
決まったで、敵も驚きや。
「撃て!撃て!撃て!、鬼神兵も総攻撃せよ!、数で押せば!」
おうおう、阿呆な事を、そんな攻撃効かへんで。
『小山のような鬼神兵を小脇に抱えて、千切っては投げ、千切っては投げる』
『このちゃん、鬼神兵は小脇に抱えられないと思うけど…』
『ちいちゃん、考えたらお仕舞いや、言葉の比喩や、実際はだいだらぼっちはんに、天狗の隠れみの着て貰うて、千切って投げて貰ってるだけや』
『だいだらぼっちまで、このちゃんが益々人間離れしはった』
ちいちゃん、それはあんまりや、うちは、か弱い9才のお姫様やで。まあ端から見たら二十代の絶世の美貌の金髪女性が、鬼神兵相手に無双しとる様にみえるわな、しかしこの姿、月詠いうより葛葉刀子はんにソックリやな、月詠が育つと刀子はんにソックリになるんか、あの二人血縁関係あるんやろうか?実は月詠は刀子はんの隠し子やったりしてな。
さて、だいだらぼっちはんにばかり任せても気の毒やから、うちも攻撃や。
取り出したのは韓国の500ウオン硬貨、普通なら此奴を羅漢銭の要領で弾き出すんだやけど、いくら何でもMMの連中には勿体ないので、右腕に高電圧を這わして、投げた500ウオン硬貨を高温高電圧でプラズマ化してシュートや。
「電磁砲!」
超音速でプラズマ化した500ウオン硬貨が敵戦艦の動力炉を一発で貫通破壊や。あの話のレールガンやと弾丸マッハ3で撃ち出すんやけど、うちのは違ごうて、ほんまのプラズマレールガンやで。無論速度はダグラムのリニアガンの様によけられるほどの速度やあらへん、9km/sほどやから、よけることも出来へんで。
「敵から砲撃です」
「魔法障壁と物理障壁があれば、あんな攻撃など」
「直撃、戦艦クリシュナ機関部被弾、軌道レベルを確保できません!」
「馬鹿な、障壁が効かないと言うのか!」
「第2波来ます!」
「うわー!!」
どやどや、連中慌てとるわ、何と言ったって、うちの術式書き込んだ500ウオン硬貨や、プラズマ状態でも術式が生きて魔法障壁と物理障壁をスルーやから、そのまんま機関部を滅茶苦茶に破壊やで。
その後も無双しまくった挙げ句に、敵艦隊を全滅や。
あーすっとしたで、まあちいちゃんは、終始大口開けて驚いておったけどな。
家へ帰って来て、数日後にマホネット見たら、賞金額がおもろいほどにあがっとったわ。
「ちいちゃん、凄いで、写真入りで賞金頸や」
「うわー。とうとう其処まで」
ちいちゃんは心配性過ぎや、もう少し気合い入れにゃあかんで。
「東方不敗マスターアジア、生死を問わず。6億$や、闇の福音の100倍、新記録やで!」
あまりの額にちいちゃん、精神が遠くへいってしもうたな。
「おーい、ちいちゃん、安心せいな、謎のハイレグは1000万ドルから動いてないで、此なら安心や」
「安心できへん、このちゃん、止めないの?」
「悪が滅びるまでは続ける予定や、ちいちゃんは、留守番していた方が良いよ」
「そうはいかへんで、うちが居ないと、このちゃんは何するかわからへん」
「そんな無茶はせいへんで、精々グレートブリッジを丸ごと吹っ飛ばす程度や」
「それが、やり過ぎだと」
ちいちゃん痛い痛いがな、頭をアイアンクローせいへんといてな。
「判ったわ、お互い頑張ろうな」
「はう、ほんまに判ってるんか?」
そろそろ、ナギ達も造物主を見つける頃やろうから、最後の準備せにゃあかんな。
ページ上へ戻る