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ラブドライブ!〜女神の守り人〜

作者:希ー
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転生した彼らは何の為に生きるのか?
   type0,Reincarnation



 –––––––2月





 俺の名前は江本タカユキ…現在人生最大の危機にいます…なんと縛られてるんです。いや、SMとかの趣味はないです…実は………。

「ちょっとでも動いたらぶっ殺すぞゴラアァァァ⁉︎」

 銀行に行ったら運悪く5人組の銀行強盗と鉢合わせというか…とにかく今絶賛人質状態なんです…。

「マジで無いわぁ…」

 俺の隣でボヤいてるのは俺の友達の久米野タケシ。今日はコイツが金降ろすって言うから着いて来た結果こうなった訳なんです…。

「大丈夫だって。ほら、兄ちゃんが凄い顔してやるよ」

 そう言って俺の後ろで泣いてる子どもをあやしてるのは同じく俺の友達・高田ユウキだ。……ほんと凄い顔してる…どうやったらあんな顔できるんだよ……?

「何やってんだテメェエエエエ⁉︎」

 強盗が叫びながらユウキの方に来てコイツの首根っこを掴んだ………ヤバい…コレはヤバい…。

 強盗が……。

「テメェ……‼︎」

 ユウキは強盗の腹に思いっきり後ろ蹴りを入れやがった……。

「グハァッ⁉︎…テメェエエ⁉︎」
「何やらかしとんじゃゴラアァァァ⁉︎」
「ブチ殺せえええ⁉︎」

 終わった……強盗がコッチに銃口向けてる……絶対死ぬ…。

 ……と、思ったら。

「フンッ‼︎」

 ユウキは縄を何時の間にか解いていた。そしてそれをさっき蹴飛ばした強盗の首に鞭みたいに叩きつけた。

「ギャッ⁉︎」

 強盗は一撃で気絶。何コイツ…化け物…?んでもってユウキは強盗に向かっていく。縄を振り回しながら……。
 もうコイツ怖い…帰りたい…。
 タケシもあんぐりしてる……。そうだよね…それが普通の反応だよ……。

「な、何だこの餓鬼⁉︎」
「何で当たんねぇんだよ⁉︎」

 そうだよ…何で弾避けれるんだよ…?もう、お前は人間じゃねぇ…。
 とはいえ今がチャンスだ。

「おいタケシ。どうにかして縄を解こう」
「お、おう」

 俺とタケシはユウキが好き勝手暴れてる内にどうにか縄を解こうとした。他の人質の人達も縄を解こうと頑張っている。

「よし、解けた!」
「俺もだ!」

 俺とタケシは同じタイミングで縄を解いた!早くユウキを助けに……。

「ユウキ⁉︎大丈夫……か……?」
「ええぇ……」

 俺とタケシがユウキに駆け寄った時、もう強盗達は虫の息だった………。

「もう終わったぞ」
 
「「………化け物」」

 てな訳で俺達は今、他の人質の人達の縄を解いている。

「な、大丈夫だったろ?」
「うん!ありがとうお兄ちゃん!」

 ユウキは子どもに声をかけている。本当に子ども好きなんだなぁ…いい奴だ。

「とりあえずあの強盗達は全員逆さで吊るそう。そして火炙りからの曳き回しだ。トドメにドラム缶にブチ込んで博多湾に棄てよう」

 前言撤回。ヤバい奴だ。

「シィィィ……この野郎……死ねえええ!!!」

 突然のことだった。1人の強盗が立ち上がって銃を乱射してきた。

「ヤバッ!?」
「ちょ!?」
「野郎ッ…!」

 俺、タケシ、ユウキは反射的に前に出てみんなの盾になった……。




 弾丸が俺達の身体に入り込み、臓器に喰い込む。口から血が溢れ出す……意識が遠退く……。




 そして闇の中へ堕ちていった………。







 ___________________________________






「こ、ここは…?」

 目を覚ましたら俺は真っ白な変な空間に居た。周りを見たらタケシとユウキも居た。

「おい、起きろ2人共!……ゴフゥッ!?」

 俺は2人を揺さぶって起こした……らユウキからいきなりパンチ喰らった……。

「あ?何だタカユキか」

 コイツ酷い……

「で、ここは何処だ?」

 人殴っといて速攻話戻すなよ……。

「……俺もわからない…」
「なんか変な何処だな………てか、俺達撃たれたよな⁉︎」
「そうだな」
「も、もしかして…………俺達…死んだ?」

「「マジかああああああああああああああああっ!!!?」」
 
「いやマジか……死んだかぁ………まだ這い寄れニャル子さんの2期4巻までしか見てないぜ……。ごちうさも見たかったのに……」
「俺なんかオメガルビー、四天王手前だぜ!?」
「俺昨日やっとナイトのアーツ予約したのに!?」

 俺とタケシはギャーギャー騒ぎ、ユウキは「うわぁ…」とショックを受けているようだ。だって死んだんだよ⁉︎まだ21年しか生きてないのに!?

「ギャーギャー喧しい奴らじゃのう」

 は?

 俺達の前にいかにも神様的な爺さんが出てきた。

「なんだこの爺さんは?面白い髭してんな」

 やめろユウキ。その人絶対神様だから。ほんと、神様の髭結ぼうとするのやめてくれ。てか普通に神様に触れるとかお前何なんだ?

「コラ、やめんか。いいか?お前達は死んだんじゃ」

 やっぱりかぁ……死んだのか俺達……。
 
 タケシは絶望してうつ伏せになってる。ユウキは相変わらず神様の髭結ぼうとしてる。

「…………ゴホンッ!そこでだ。君達は勇敢にも他の人々を守って死んだ。だから君達にはある世界に転生してもらう」

「「「は?」」」

 俺達はポカンとなった。だっていきなり転生とか言われたんだ訳わかんないよ。

「君達の勇敢な姿に感動したのだ!君達なら彼女を守れる!」
「彼女?何抜かしてんだこの爺さん」

 ユウキが明らかに舐めた態度で神様に接してる。アイツ一回地獄に落とされた方がいいんじゃないかな?

「君達にはラブライブの世界に転生してもらう」
 
「「何!!!??」」

 ラブライブ!!?マジで!?え、てか転生ってどういうこと!?

「そしてそこである事をやってもらいたい」
「転生って生き返れるってことだろ!?しかもラブライブの世界とかマジかよ!?」

 タケシ滅茶苦茶興奮しとる……。
 でも……。

「あの……1ついいですか?」
「なんじゃ?」
「家族とかのことなんですけど……」

 転生するってことは、2度と家族に会えなくなるということだろう……。

「確かに…君達はもう元の世界の家族には会えん。それに残念ながら元の世界に甦らせる事は今は出来んのじゃ……」
「そうですか……」
「申し訳ないのぉ…」
「いえ……それに、死んでしまったのは俺達の責任ですし。それより、頼みっていうのは?」

「それは……108人の転生者を倒して欲しいのじゃ」
 
「「「待て待て待て待て待て」」」

 え、何そのミッション?イミワカンナイ⁉︎しかもどういうこと?俺達以外にもうラブライブの世界に転生者とかいうのが108人もいるの?

「いや〜みんなラブライブの世界に行きたいって言うから次々送ったら悲惨なことになってしまったわい。ハッハッハッ。なんせその108人が怪人になる力を手に入れてしまったのだからな」

 いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!?

 え、何なの?神様って馬鹿なの!?

「何それ!?洒落になんない!?え、俺達怪人と戦うの!?ライダーでも戦隊でも宇宙刑事でも魔弾戦記でも黄金騎士でも伝説の戦士でも光の巨人でもおジャ魔女でも光人でも超星神でもプルガサリでもないのに!!!??」

 タケシが思いっきり神様に突っ込む。でも最後のはなんか違う気がする…

「安心しろ。君達にも戦う力をあげよう」

 そう言うと神様は俺達の前に3つのアイテムを出してくれた

「コレって…!?」

 それはドライブドライバー、マッハドライバー炎、ブレイクガンナー……。

 ……コレって仮面ライダードライブのキャラに変身するアイテム!?

「本物じゃ」
「「えええええええええええええええッ!!!??」」
「ラブライブの世界を乱す怪人と言うのはロイミュードなのじゃ。だから仮面ライダードライブの世界の力が必要なのじゃ。さ、好きなのを選べ」

 結構…というかかなり強引な神様だな……。

「……俺はコレだ」

 ユウキは迷う事なくブレイクガンナーを取った。仮面ライダーではなく魔進チェイサーという敵キャラの強化ロイミュードに変身するアイテムだ。

「なら俺はコレっと」

 タケシがマッハドライバー炎を取った仮面ライダーマッハに変身する為のベルトだ。
 って事は俺は…。

「コレになるのか…」

 俺が手に取ったのはドライブドライバー。仮面ライダードライブの作品での主役、仮面ライダードライブに変身する喋るベルトだ…。

 俺が主役って大丈夫かな?

「さぁ!3人の力を合わせて、ラブライブの世界を守るのじゃ‼︎」
「「「……………」」」
「な、なんじゃその目は?」

「いやラブライブの世界に怪人が出たのって元をたどれば神様のせいなんじゃ…?」
「ラブライブの世界に沢山転生させなきゃ良かった話だしな?」
「要は俺達、爺さんの尻拭いさせられるって訳か」

 俺、タケシ、ユウキの順で正論を叩きつけてやった。
 だいたいまだ説明不足な気が……。

「…………行って来おおおおおおおおおおおおおい!!!!!」


 ……え…?
 足場が……ない…!?


「何ッ…!?」
「「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッ!!!??」」


 3人は仲良く落下していった……っておおおおおおおい!?
 何でやねん!?また死ぬわ!?

「物語の始まる1年前に飛ばしたから頑張るじゃぞ〜!」

 これから何が起こるのか?訳のわからないまま、俺達の意識はまたそこで途切れた……。
















 埋伏の毒。甘い物に程、毒は含め易い。甘さに誘惑され毒に気付かず喉を通す。

 それは既に、俺達の喉を通っていた……。
















 窮極の門は開き閉じる。

 祝福せよ。祝福せよ。
 それは終わらない物語の始まり。

 祝福せよ。祝福せよ。
 これは逃れられない輪廻。



 祝福せよ。祝福せよ…………呪え、己自身を。
 






 
 

 
後書き
お久しぶりの人はお久しぶり
初めての人は初めまして、希ーと申します。


さて、この物語ですが転生することになった3人がドライブ、マッハ、チェイサーに変身してμ'sとラブライブの世界を守るというものです。

よくあるテンプレな転生ものですね←

今回は転生するまでの過程でした。詳しい設定なんかは追々紹介していきます。

ストックがかなりあるのでそこそこペースで上げていけたらなと思っております。

それではまた次回。
感想、評価、その他、是非是非お待ちしています!

 
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