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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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二十七人目
BLADE 4th
  十話

男の子は…

大好きな人を守れなかった拳を棄て、武器を持つようになりました。










俺にもっと…

強い拳があったら…



もっと大きく…

強いのが…












男の子は毎日毎日、いつもいつも…

あの時の事を思い出し…

守れなかった事を悔やみました。





ある時…
見た事のない、大きな塔のある地に辿り着きます。

何もする気が起きず、放浪していた…

そんな自暴自棄のさなかの事でした。






そして、そこには大きい石像。





その石像は、いかにも強そうに拳を握り…

旅人達を勇気づけていました。










こんなに強い拳なら…

あいつを守れるなあ…











その昔…

石像の拳を武器に…

時代を覇した、剛拳の狩人がいました。



狩人はそれを鉄拳と呼び…

あの黒鎧龍を初めて狩ったと伝えられています。







大事なあの子をまだ…


守ってやるために…


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