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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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二十二人目
  九話


奴が死んで数日後…

女の所に、一通の手紙が来た。









この家屋と土地があなたの名義で買われています。


つきましては、引き渡ししたいと思いますので、ご足労願います。










あなたですね?
綺麗な嫁さんだと聞いていたものですから。


ははは。
本当にお綺麗だ。


いや旦那さんがね、ある日いきなり現れてねえ…



ここ売ってくれ!



って土下座までするもんだからねえ。
根気に負けた感じですよ。

ええ。
狩りから帰るとねえ、私にお金を渡しにね。

街からここまで結構な距離ありますよ。


嫁に会ってから、私の所に来ると言うもんですから…

いい旦那さんですねえ…









私…私…

嫁だってさ…








女はな、やっと幸せ見つけたんや。


契約書を…

涙でぐしゃぐしゃにして…

 
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