明日の日記
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時に寂し
荒廃した世界に降り立つ少女。
人類は月に追いやられ、侵略者である機械生命体は我が物顔で地上を歩く。
少女の目的は地上の奪還。
アンニュイでノスタルチックなBGMが流れる中、セーブポイントまでたどり着いた少女は...
「 ふう 」
3時間以上続けて画面を見るとさすがに疲れるな。
「 最近のゲームは映像が綺麗ですね 」
「 天下のSONYさんですからね 」
「 社名出してもいいんですか? 」
「 さすがにこんな末端の人間が書く小説までチェックしてないと思いますよ 」
「 いや、この程度の小説に大事な社名を書かれた側の気持ちにもなってくださいよ 」
「 なんか、作者的なスタンスからのコメントですね。こんなかんじのやり取りは後書きでやるべきなのでは... 」
「 ですね。そうしましょう 」
「 はい 」
「 ちなみに 」
「 はい? 」
「 ノスタルジックとか云々のお話なのですが 」
「 言葉の意味もよく分からずに使いましたごめんなさい雰囲気出るかなって思いました浅はかでした 」
「 許します 」
「 やった 」
「 ただし、ゲームしていた時間以上に私に構うと約束するのが条件です 」
「 そうですね。ではどこかにお出かけしましょうか。温泉旅行とかどうですか? 」
「 ...このあたりは温泉街なので、近場で済ませようとしてませんか? 」
「 え、いやまさかぁ...ははは 」
「 で? 」
「 ...ドライブとか? 」
「 どこへ? 」
「 ...北のほう、いや、最近寒いので南方面に行きましょう 」
「 行き先が大雑把すぎますが...いいでしょう。ミステリーツアーな感じで行きましょう。私はバスガイドでもやりましょうか? 」
「 ミステリーツアーでバスガイドって...何喋るんですか? 」
「 最近寒くなってきましたが、適な何かを 」
「 なるほど 」
「 そういうあなたは私に何か要望は無いのですか? 」
「 要望とは? 」
「 やって欲しい事とか 」
「 運転中に隣に乗っている人(神)にやってもらいたい事かぁ...すぐには思いつきませんねぇ 」
「 なるほどわかりました 」
「 ? 」
「 時間をかければ出てくると言うことですよね。 当日までに準備しておいて下さいね? 」
「 わーい。日本語ってむずかしー 」
そして迎えたドライブ当日。
その場の思いつきで「じゃあ何か歌って下さい」とお願いしたら、女神様がノリノリで歌ってくれたのでゴキゲンなドライブになりました。
...今度は一緒に歌えるように練習しておこうと思う。
後書き
作者「 何歌ったんですか 」
女神「 アナ雪 」
作者「 なるほど、他には? 」
女神「 千の風になって 」
作者「 千の風になってのデュエットは草 」
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