魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
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第二百四十話
前書き
更識編強制終了。川遊びとか書きたかったんだけどね…。
「行こっか…」
「んぅぅ……?」
誰かが動く気配で目が覚めた。
視界の端に映るクロックの表示は十四日の明朝。
目を開けると、束さんが敷き布団の上に立っていた。
ホロウィンドウを弄ったかと思うと、ネグリジェからいつもの格好に着替えていた。
『束さん…?』
『あ、おこしちゃった? ちょっとドイツまで行ってくる。トレイターとミハシラ使うから』
『なんかあった…? またカルタフィルス?』
『んー。それとは別件。ラウラちゃん関係かな』
『あぁ…………ドイツ軍施設強襲?』
ここ数日カンファレンスがなんかやってんなと思ったら姉さんの指示だったか。
『うん。それと今日ラウラちゃんとクラリスちゃん来るって』
「………急だな」
『今からの強襲で予定繰り上げたんだって』
『わかった。朝イチで帰るよ…』
急に出ていくのはマナー違反だけど…今回ばかりは許して貰おう。
ああ、そうだ…ドイツに行くならアレを渡しとこう…。
『姉さんにこれ渡しといて』
ホロウィンドウを操作して、白騎士用の擬装装甲と零システムのデータを送る。
『暮桜とか白騎士とかを使うわけにはいかないでしょ?』
『そうだね。ちーちゃんならIS無しで乗り込みかねないから』
束さんは窓を開けると、足をかけた。
「行ってくるよ。いっ君」
「いってらっしゃい。束さん」
翌朝の朝食の席。
「楯無。急用が出来て今日帰らないといけなくなった」
「………………………………ドイツか」
「おお、よくわかったな」
「ついさっき、ドイツ軍の施設が幾つか吹き飛んだと報告があった」
「うん。こっちでも傍受してる。
今回は姉さんがキレた結果だね」
「束博士がいないのはそういう事か」
「多分まだドイツで暴れてる」
「…………やはり、メシア計画の施設なのか?」
「そうさ。今姉さんは俺達の妹を助けに行ってる」
ドイツ軍の強化人間開発計画、ローレライ計画。
「わかった。なら俺達はこの件には関わらないでおこう」
「そうした方がいいよー」
帰る準備━━と言っても量子格納庫があるので楽なのだが━━をしていると、刀奈と簪が来た。
刀奈が俺をおもむろに抱き、膝に乗せた。
正面に座った簪が手を伸ばして、俺の顎の下を擽る。
「にゃにー?」
「むぅ……」
「ふにゃぁ~ん」
「今の内にさわっとないとねぇ~」
刀奈が俺の尻尾をさわさわ撫でる。
手付きがなんかヤラしいのは気のせいだろうか。
「にゃぉーん」
せっかくだしサービスしとこう。
というわけで首もとを撫でている簪の手に頬を擦り付ける。
「ふわぁぁぁ………かぁいぃよぉ……」
簪が限界化してるが俺の知った事ではない。
「ふみゃぁ~ぉ」
「私にも構いなさい」
と言うので刀奈の服に尻尾を侵入させて、ヘソあたりを擽る。
「んひゃっ!?」
突然の事で声をあげる刀奈。
当然面白いので続行する。
「ひぅっ…ちょっ…なんかエロっ……!」
尻尾を一本ヘソに突っ込んでくるくる回す。
「ひゃっ…待って! なんか目覚めちゃうからぁっ!」
「………………」
「そんな目で見ないでよぉー……」
ジト目を向けると刀奈が弱々しい声で呟いた。
「に"ぁー」
刀奈の首もとに頭を擦り付ける。
「にゃーん…」
「ツンデレ猫」
「ふにゅ?」
簪に耳をふにふにされた。
一通り撫でまわされたので出る事にした。
「ばいばい、一夏」
「じゃーねー一夏君」
「おう」
箒達も一通り挨拶をして、シルヴヴァインのマイクロバスに乗り込む。
楯無とヴィッサリオンが拳をぶつけ合っていたのにちょっと憧れた。
最後に箒が乗ってバスの扉がしまるをの外側から見ていると、簪に不思議がられた。
「一夏、乗らないの?」
「ん? ああ、俺は別行動」
隣に赤いラピッドレイダーを展開する。
「バイク?」
「おう」
ラピッドレイダーに乗り込み、グリップを握る。
「じゃぁな簪、刀奈」
ラピッドレイダーを発進させる。
後ろからマイクロバスがついてくる。
『一夏、部屋の掃除はしておくぞ』
「ありがと、箒」
量子通信で会話した後、パレードを展開。
顔にトライバルのタトゥーを入れた女に化ける。
「さて…と。東京まで飛ばしますか!」
後書き
ウルトラマンジードの二次創作いる…?
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