オズのキャプテン船長
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第五幕その一
第五幕 アマゾン
氷の島で寒い場所の生きもの達と出会ってお話をしてでした、船長達はその島の生きもの達と笑顔でお別れして船に乗り込んで次の島に向かいました。
船はどんどん進んでいきます、その中で船長は皆に言いました。
「今度も面白い場所だよ」
「それではだね
「そう、今から期待して」
こうモジャボロに言うのでした。
「そしてね」
「実際にその島に入ってだね」
「楽しもうね」
「期待してそして実際に楽しむ」
「そうであってこそだね」
「冒険だしね」
モジャボロは笑顔でお話しました。
「その通りだね」
「うん、それではね」
「次の島に行こうね」
「そうしようね」
二人でお話してです、そしてでした。
皆で、でした。船に乗ってそうして次の島に向かいますが船の周りの景色はとても奇麗でしかもです。
船の近くに鯨が見えましたが今度の鯨はといいますと。
「細長い形してるわね」
「何処か恐竜みたいだね」
「そうだね」
「海豚とはまた違う鯨だね」
「シャチとも違うわ」
「そういえば」
ここで恵梨香は言いました。
「前にもあの姿の鯨観たわね」
「そうだね、確か昔鯨だったね」
ジョージも言います。
「その種類の鯨だったね」
「あの種類の鯨もね」
まさにと言う神宝でした。
「オズの国にいるのがいいね」
「外の世界にはいない生きものもいる」
ここで言ったのはカルロスでした。
「オズの国ならではだね」
「あの鯨はゼウグロドンだったかしら」
ナターシャは鯨の種類の名前を出しました。
「バシロサウルスだったかしら」
「ゼウグロドンはバシロサウルスの別称だよ」
教授がお話します。
「だから同じだよ」
「そうなんですね」
「じゃああの鯨はゼウグロドンって呼んでいいんですね」
「それでバシロサウルスとも呼んでいいですか」
「どっちの意味でもいいですか」
「そう、いいんだよ」
教授は五人に笑顔でお話しました。
「どちらで呼んでもね」
「そうなんですね」
「そうだよ、それでああした鯨達もね」
「オズの国にいて」
「見られるんだよ」
「そうですね」
「そしてね」
さらに言う教授でした。
「次の島はどの島か私はまだわからないけれど」
「それでもですね」
「その島でも楽しめるから」
だからだというのです。
「期待していようね、船長さんの言う通り」
「そうですね、けれどあの鯨は」
そのゼウグロドンを見て恵梨香は言いました。
「恐竜というかシーサーペントにも見えますね」
「というかそのものじゃないかな」
「うん、外の世界の海にいるっていうね」
「シーサーペントって恐竜って噂あるけれど」
「あの鯨もそう見えるわね」
「ああ、シーサーペントは恐竜以外の生きものという説があるよ」
船長が五人にお話しました。
「実はね」
「そうなんですね」
「実は、ですか」
「恐竜以外の生きものの場合もあるんですか」
「じゃああの鯨もですか」
「まだ外の世界にいるんですね」
「そうした話はわしも聞いたよ」
船長自身もというのです。
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