BIOHAZARD Operation MID-CHILDA
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プロローグ
前書き
この小説は魔法少女リリカルなのはとバイオハザードシリーズのクロス小説です
原作とは違う点が多々ありますがご了承下さい
新暦50年の初頭
アンブレラ社は急激な成長を遂げた。
表向きは製薬会社であり次元世界の90%がアンブレラ製品を使用していた。
だが主な資金源は人体実験等で開発した生物兵器であり、これを大きな資金源として表裏の両マーケットを拡大し次元企業へと伸し上がった。
アンブレラは管理局にも太いパイプを持ち、法規等の操作、他社や財政界への二重スパイ活動も行い。又、独自に特殊戦闘部隊を組織し有事の際には即座に対応出来るよう配慮
管理局もそれを把握していたが、アンブレラの最大の顧客は管理局であった為に批判することはせず、非合法な研究を黙認していた。
U.S.S
Umbrella Security Serviceの略であり。アンブレラ社の保安警察(ミッドチルダでは手続きを取る事で企業も警察機関を持てる)。主に社幹部の警護等を行うが、公には出来ない特殊任務へも従事する。
そのU.S.Sに死神と呼ばれる一人の男がいた。
薄暗い廊下を黒中心の戦闘服にガスマスクと戦闘用ヘルメットを着用し、一切肌を見せない男が歩く
男の名はハンク(HUNK)
U.S.S アルファチームのリーダーであり「死神」と呼ばれる優秀な傭兵である
もっともハンクという名はコードネームであるが
「遅れて申し訳ありません」
第2会議室と書かれたドアを開け中に入る
中にはスーツを着た男がいた。
「遅れてなどいない、時間ピッタリとはな…座りたまえ」
「失礼します」
男はU.S.Sの司令官である
ハンクが座るのを確認すると空間モニターを展開し地図を表示する
「今回の任務は辺境世界で任務に当たっている局員の襲撃だ」
地図上に赤い点が10個程表示される
「質問をしてもよろしいでしょうか?」
「何だ?」
「襲撃だけなら私以外の隊員でも
よろしいのでは?」
ハンクが疑問に思ったのは任務が簡単すぎる
という事だ
襲撃だけならば自分が呼ばれる事はまずない
「…今回の任務は非常に重要だ
失敗は許さない」
司令官がコンソールを操作すると二人の少女の写真が現れた。
「今回のターゲットだ
任務内容は、二人の少女の内一人に重傷を負わせる事
絶対に殺してはならない」
それを聞いたハンクは今回の任務が非常に厳しい物であると直感する
(殺さずに無力化せよ
ただし重傷を必ず負わせよ
…か)
殺すだけなら簡単である、だが重傷を負わせ
さらに死なせてはならないという条件付き
なるほど自分が抜擢される訳だ
「少女以外の局員は?」
「奴等は我が社に関する機密情報を入手した可能性がある
全員始末しろ」
「…何故その二人の少女を始末してはダメなのですか?」
聞く必要は無いが知っておきたい
「今回の任務の真の目的は、ある捜査官に対する警告だ」
空間モニターに別の少女の写真が表示される
「捜査官の名は八神はやて
最後の夜天の主にして優秀な特別捜査官だ
もう一人はフェイト・T・ハラオウン
此方は時空管理局執務官候補生
どちらも優秀な魔導士だ」
司令官は水を一口飲み続ける
「知っていると思うが我が社では非人道的な実験を行なっている
最近何処からかその情報が漏れた
その為か八神はやてが我が社の研究所への立ち入り検査の申請を行なっている
出る杭は打たねばならない」
「八神はやてとフェイト・T・ハラオウンの関係は?」
「調べによると親友だそうだ
さらに今回のターゲット
高町なのは
八神ヴィータ
も親友もしくは家族関係である事がわかっている」
なるほど親友か家族に重傷を負わせる事によって間接的に警告する
殺してはならない訳だ
「管理局には既に手を回してある
彼女達の重傷の理由は未確認の襲撃によるもの
となる予定だ」
「作戦の決行日
及び参加チームは?」
「決行日は明日
1540時に第193観測指定世界だ
今回は非常に繊細な任務の為
人選はお前に任せる」
「…了解した」
空間モニターが消え部屋に暗闇と静寂が戻った。
後書き
次回は主人公設定か、なのは撃墜の話になります。
ご意見・ご感想お待ちしております
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