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フォース・オブ・イマジナリー

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Turn:19 ドラゴニック・オーバーロード

 
前書き
突然現れた謎の少女とファイトを続けるシュン
圧倒的な実力を持つシュンとそれに食らいつく少女
激しい攻防を制するのは果たして……… 

 
「イマジナリー・ギフト、フォース」
オーバーロードに祝福の光が宿り咆哮を上げる
「ソウルブラスト、オーバーロードのパワーを+10000、オーバーロード(33000)でヴェアヴォルフ・ズィーガー(9000)を攻撃!」
オーバーロードが吐いた炎が一直線にヴェアヴォルフ・ズィーガーに向かう

Turn:19 ドラゴニック・オーバーロード

「ブリッツ・リッター(15000)、ヴリコラカス(10000)、ヴェアヴォルフ・フライビリガー(10000)でガード」
少女は一気に3枚の手札を使ってオーバーロードのアタックを止めに来た
「ここは通したかったんだがな」
Twin drive
【ドラゴンナイト・ネハーレン】
トリガーなし
【槍の化身 ター】
クリティカルトリガー
パワー=ベリコウスティ・ドラゴン(20000)
クリティカル=ベリコウスティ・ドラゴン(クリティカル2)

「ヴリコラカスはガーディアンから退却する時ソウルへ」

「通したかった?………」
ヤイバは旬のつぶやいた言葉に首をかしげる
「どういう意味だ………」

「エルモ(11000)のブースト、ベリコウスティ・ドラゴン(31000)でヴェアヴォルフ・ズィーガー(9000)を攻撃」
ベリコウスティ・ドラゴンのブレスがヴェアヴォルフ・ズィーガーを焼き払う

2nd damage
【デーモン・イーター】
トリガーなし
3rd damage
【ヴェアヴォルフ・ズィーガー】
トリガーなし

「あの女の子も結構やるな………」
「今のところあの娘が優勢………って言うかあの子どっかで見たような………」

「ライド!デーモン・イーター」
噴き上がった黒い闇を切り裂いてグリーンのワンピースに身を包んだエルフの女性が姿を現す
「イマジナリー・ギフト!プロテクト!」

「プロテクト!そうか………あれを手に入れられる前にダメージを与えておきたかったんだ」
プロテクトを持っているとヒットしたときに発動するドラゴニック・オーバーロードのスキルを狙いに行けない
そうなる前にシュンはオーバーロードを攻撃でダメージを与えておきたかったのだ
それが先ほどの言葉の意味

「プリズナー・ビーストをコール、スキルでソウルチャージ」
Soul cage
【悪夢の国のマーチラビット】
「更にグウィン・ザ・リッパーをコールしてソウルチャージ」
Soul cage
【ブリッツ・リッター】
「プリズナー・ビースト(10000)のブースト、グウィン・ザ・リッパー(19000)でドラゴニック・オーバーロード(13000)を攻撃」
「魔竜導師 ラクシャ(15000)でガード」
「デーモン・イーター(22000)でオーバーロード(13000)にアタック、スキルでプリズナー・ビーストをソウルに置いて1枚ドロー」
※デーモン・イーターのアタック時リアガード1枚をソウルに置くことでドローした後パワー+10000されます
「ドラゴンモンク ゲンジョウ(20000)でガード」

「徹底してガードしてくるな」
「何か攻撃を通したくない理由があるのかな………」
「あるいは………」

Twin drive
【デーモン・イーター】
トリガーなし
【ブラッドサクリファイス ルスベン】
トリガーなし

「オーバーロードとバーをコール、バーのスキル発動、グウィン・ザ・リッパーを退却」
バーの振るった剣から放たれた炎がグウィン・ザ・リッパーを焼き払う
「エルモのスキル、自身を退却し1枚ドロー、カウンターチャージ、再びエルモをコール」
盤面を揃えて攻撃態勢を整えるシュン

「長期戦はつらくなってくる、ここで決めたいところだな」
「ソウルも結構溜まってきたからね………長引くと不利になる
「ネハーレン対策で後列を開けてたのは良かったんだけど、暁君の方が上手だったわね」
「(ううぅ………話についていけない)」
ヤイバたち3人が落ち着いてファイトを見ている中ヒトミは話についていけず少しへこんだ

「エルモ(11000)のブースト、ベリコウスティ・ドラゴン(26000)でデーモン・イーター(12000)を攻撃」
「ブリッツ・リッター(15000)でガード!ブリッツ・リッターはソウルへ」
ガードに使われたブリッツ・リッターがソウルに入ったのを見てヒトミは首をかしげる
「えっと………今のスキルは」
「デーモン・イーターがヴァンガードにいるとき、ガーディアンサークルから退却したカードをソウルに置くことが出来るんだ」
「今のブリッツ・リッターがちょうど10枚目だな………」

「(私のダメージは4………この後のトリガーも考慮すると今のを止めて………)」
「ドラゴニック・オーバーロード(23000)でデーモン・イーター(12000)にアタック」
「プロテクト(守護者)でガード!」

Twin drive
【ベリコウスティ・ドラゴン】
トリガーなし
2nd check
【ドラゴニック・オーバーロード】
トリガーなし

「バー(13000)のブースト、ドラゴニック・オーバーロード(26000)でデーモン・イーター(12000)にアタック」
オーバーロードの剣がデーモン・イーターに振り下ろされる
5th damage
【ブラッドサクリファイス ルスベン】
トリガーなし

「ライド!デーモン・イーター!」
噴き上がった黒い闇を切り裂いてグリーンのワンピースに身を包んだエルフの女性が姿を現す
「イマジナリー・ギフト!プロテクト!」
プロテクトを手札に加え目の前の相手を見据えるデーモン・イーター
「ヴェアヴォルフ・ズィーガー、ヒステリック・シャーリー、グウィン・ザ・リッパーをコール」
ユニットを並べ攻撃の準備を整える、だが………
「最後まであきらめるつもりはないから………」
「ふっ………」

「えっ!?どういうこと?」
「確かに手札が少ないが………まだ長期戦のルートが………ん?ヒステリック・シャーリー?」
後列に居るユニットをみてヤイバとスグルが思案する
「えっと、さっきガードに使ってソウルに1枚、その前にも使ってドロップゾーンに………」
「何を数えてるの?」
「そういうことね………」
ヒトミは訳が分からないといった感じだがミツキはわかったようだ

グウィン・ザ・リッパーのスキルで後列のエルモが切り裂かれ退却する
「ヒステリック・シャーリー(5000)のブースト!グウィン・ザ・リッパー(14000)でドラゴニック・オーバーロード(13000)を攻撃!」
「ベリコウスティ・ドラゴン(5000)でインターセプト」
「デーモン・イーターのスキル!アタックする時ヒステリック・シャーリーをソウルへ!1枚ドローして10枚をソウルブラスト!」

「ソウルブラスト10枚!?」
「本来なら終盤で力を発揮する効果だ、あれが発動すると守護者でガード出来ない」
「じゃあ、もしこの攻撃でクリティカルトリガーが出たら………」
「俺たちも最初はそう思ってたんだが………」

Twin drive
【ヴリコラカス】
トリガーなし
2nd check
【グウィン・ザ・リッパー】
トリガーなし

デーモン・イーターの放ったいくつもの闇が鋭い形状になってドラゴニック・オーバーロードに突き刺さる

4th damage
【鎧の化身 バー】
トリガーなし

「マーチラビットとヒステリック・シャーリーが入ってるってことはあのデッキはドロー優先、ドロップゾーンに2枚、ソウルに2枚のブリッツ・リッターがある」
「じゃあ………暁君がダメージを少なく見積もっていたのはそのことに気付いていたから………」

「ファイナルターン!再び現れよ、黙示録の炎!」
渦巻く炎が立ち上りそれを突き破って真紅の竜が姿を現す
咆哮を上げその力強い気迫が目の前の敵を圧倒する
「ドラゴニック・オーバーロード!イマジナリー・ギフト、フォース」
空いているリアガードサークルに光が宿る
「バーサ―ク・ドラゴンをコール、退却せよ、ヴェアヴォルフ・ズィーガー」
バーサ―ク・ドラゴンの放った炎がヴェアヴォルフ・ズィーガーを焼き払う
「バーサ―ク・ドラゴン(23000)でデーモン・イーター(12000)を攻撃」
バーサ―ク・ドラゴンの吐いた炎に焼かれデーモン・イーターは手を伸ばしながら崩れ落ちる
6th damage
【ドリーン・ザ・スラスター】
トリガーなし

「あーあ、負けちゃったなぁ」
「だがいいファイトだった」
「ふふっ、ありがとう、キミもすっごく強いね」
そういって明るい笑顔で立ち去る少女
去り際ヤイバのそばに歩み寄り
「今度は君のブラスター・ブレードとも戦ってみたいな」
と言い残した
「なんだったんだろうあの子………」
「あー!」
雑誌を読んでいたスグルが突然大きな声を上げ全員が彼のもとに集まった
「どうしたんだ?」
「こ、これ………」
スグルが指さしたページは普及協会ダークゾーン支部の江西サトル支部長
彼の休日に密着したものだった
そしてその支部長の隣で笑顔でうつってるのは先ほどの………
「「「あー!」」」

「やはりそうか」
「あー、面白かった」
途中で正体に気付いていたシュンと実は最初から知っていたがあえて黙っていたミツキを除いた面々はしばらく驚愕の感情が残り続けたのだった
 
 

 
後書き
次回予告
「まさか支部長の娘だったなんて」
「ファイトしたかったの?」
「それもあるけど、てかなんで綺場のやつ黙ってたんだ」

turn:20 もう一つのブラスター

「まあ、偏見持たずに見たお陰でファイト観戦も楽しかったでしょ」
「それは双ですけど………」  
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