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作戦遂行

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第二章

「そやからな」
「そちらもあってだ」
「連中への対処は警察やな」
「その案件だが」
「人手が足りんでな」
「警察もやることが多くてな、治安維持や交通等とな」
 そうしたことも仕事でというのだ。
「彼等への対策も重要なのだが」
「人手が足りんで」
「君達に来てもらった」
 まさにというのだ。
「宜しく頼む」
「ほなな」
「特にだ」
 本部長はここでカウサリアそしてトウジを見て二人に特別に声をかけた。
「君達はそれぞれ空を飛べるな」
「ペガサスナイトやさかいな」 
 カウサリアは本部長の問いにこう返した。
「空を飛べるで」
「そうだな、だから空からだ」
「連中を攻撃するんやな」
「そうしてくれるか」
「わかったわ」
「あの組織を壊滅させられれば」
 ブータンの裏社会を牛耳るその組織がというのだ。
「我が国の治安は各段によくなる」
「そうやさかいな」
「諸君の健闘を祈る」
 まさにと言ってだ、そうしてだった。
 警察は冒険者を指揮下に置き彼等の力も借りての犯罪組織の殲滅作戦を開始した、カウサリアは園中で。
 トウジそして他の空を飛べたり駆ることの出来る者達と共に浮島や空船にいる犯罪組織の者達を攻撃したり空から偵察や急襲を行った。
 その中でだった、カウサリアは浮島にいる犯罪組織の者達を掃討してから空船に戻ったうえでだった。
 共に掃討にあたったトウジにこんなことを言った。
「とりあえずな」
「ああ、また一つやな」
「組織の枝を一本切り落とした」
「枝を一本一本切ってな」
「そうしてや」
「最後はな」
「敵の本拠地になるが」 
 それでもというのだ。
「そこに至るにはな」
「まだ枝を切ってくしかないな」
「そや、敵の枝は多い」
 カウサリアは苦い顔で話した。
「その枝を切ってな」
「本拠地、幹を攻められる」
「そこまでにならんとや」
 どうしてもというのだ。
「あかんわ」
「そやからやな」
「まだこうしてな」
「敵のアジトをやな」
「一つ一つ潰してくで」
「わかったわ」
「そうしよな」
 二人でこうした話をしていた、そこにだった。
 一人の魔人の青年が来てこんなことを言ってきた、警官の服を着ていることからどういった者かは明らかだった。
「作戦自体は極めて順調なので」
「それでやな」
「はい、このままです」
 こう二人に言うのだった。
「やっていきましょう」
「地道にやな」
「敵のアジトを一つ一つです」
「潰していくんやな」
「そうしていきましょう」
「そやな、それでな」
 ここでカウサリアは青年に問うた。 
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