竜獅子の願い
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第一章
竜獅子の願い
ニャメ=ビテックとベッシー=バーはこの時ニャメの神託でウガンダのカンパラに来ていた、そこにいてだった。
ニャメはまずはベッシーを街の喫茶店に入れてそこでお茶を飲みながら言った。
「ギルドには行かへんで」
「それでやね」
「私の神託探すわ」
「そうお告げがあったんやね」
「そや、この街を出て」
カンパラをというのだ。
「そしてな」
「そのうえでやな」
「街の北西に行くわ」
「そうすれば」
「私の神託があるそうやから」
そうお告げがあったからだというのだ、ニャメは巫女なので神々に祈りを捧げるとそれが得られるのだ。これは同じ巫女である弥生も同じだ。
「それでな」
「ギルドには行かへんで」
「そうしよな」
「ほなな」
紅茶を飲みつつだ、ベッシーはニャメに応えた。二人共飲んでいるのは濃い砂糖をふんだんに入れたストレートである。
「そうしていこか」
「それでええんやな」
「ニャメさんの神託やから」
これがベッシーの返答だった。
「私としては」
「反対せんか」
「パートナーやけど間違ってへんと思ったら」
それならというのだ。
「ええさかい」
「それでかいな」
「ニャメさんのしたい様にな」
「ほなそうさせてもらうで」
「そういうことで。ただ」
ここでベッシーはこんなことも言った。
「このお茶何か」
「ああ、お砂糖入れへんでもな」
「随分甘いな」
「そのままでもな」
「こんなお茶もあるねんな」
「お水のせいやろか」
「そうかもな」
二人でこんなことも話してだった、そのうえで。
ニャメは紅茶を飲み終えるとベッシーが飲み終えるのを待ってそのうえで二人で喫茶店を金を払ったうえで出た。
そして街も出て北西に二人で歩いて進んでいった、すると。
モンスターや獣が次々と出て来たので彼等を倒していった、アフリカのモンスターや獣の種類や数はアマゾンの半分以下だがそれでも多いことは多いのだ。
そのモンスターや獣達を倒しつつだ、そうして北西の街を進んでいるとだった。二人の前に一匹の竜獅子が姿を現わした。
普通のライオンの倍以上の身体にドラゴンの翼を持ち黄金の毛と鬣を持っている雄々しくも美しいその姿を見てだった。
ニャメはすぐにだ、ベッシーに言った。
「この辺りのモンスターや獣の主か」
「そやろな」
ベッシーはニャメのその言葉に頷いた。
「竜獅子やしな」
「竜獅子はかなり高位のモンスターや」
このことからだ、ニャメは言うのだった。
「そうやからな」
「他のモンスターも従うし」
「それやったらな」
「この竜獅子はこの辺りのモンスターや獣の主やな」
「そやな」
「その通りだ、星の者達よ」
竜獅子は自分を見て話す二人に威厳がありかつ礼儀正しい言葉をかけてきた。
「私はこの辺りのモンスターや獣達の王だ」
「やっぱりそうか」
「そうした竜獅子やねんな」
「そうなのだ、もっと言えば」
ここで竜獅子は二人にこうも語った。
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