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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話

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第二百三十話

「かまえー!」

「かまえー!」

「構えー(棒)」

「おふっ…ぐふっ…げふぅっ……」

刀奈を啼かせた後に箒と簪をしばいて裏の広場に行くとムーバルスーツを着たロリsに突撃された。

リムまでノッて三連撃だ。

なんとか受け止め、三人の隙間から後ろを見ると、実動部隊の人たちが倒れていた。

ムーバルスーツを着込み、その手には拳銃やらマシンガンやらが握られている。

まぁ、おそらくエアガンかガスガンの類いだろうが。

「で、何してた?」

「皆でサバゲーしてましたよ。魔法も気功も全部アリで」

「どう考えてもお前らに勝てねぇよ」

「ええ、まぁ。考えたのは楯無さんですから」

リムの説明を聞き、隅を見ると楯無達が居た。

何故かヴィッサリオンが頭を抱えているが、野郎に構う気はない。

そちらへ歩いて行き、楯無に尋ねる。

「なにこれ?」

「束博士に怪異への対抗策を聞いたら彼女等にも勝てないような人間にそういう訓練を施しても死ぬだけだと…」

「まぁ正しいわな。で、こんな死屍累々な訳ね。
あー…なるほど。気功の使いすぎだな。
そりゃぶっ倒れるわ」

気功は常人では到底出せない力を出せるようになるための技術だ。

だが、ノーリスクではないし無限に力が湧くわけではない。

気功はあくまでも肉体由来の力、つまるところエネルギー元がなければどうにもならない。

要するに、食べなければ力は出ない。

一通り楯無に説明した所で箒が愛用しているハイカロリーブロック(束さん製)とペットボトルのMAXコーヒーをダウンしている実動部隊の人たちに渡す。

「楯無。MAXコーヒーはいいぞ。一本でご飯一杯分くらいあるからな」

楯無に投げるとそれを片腕でキャッチした。

「すまん朱美」

隣の朱美さんにMAXコーヒーを渡して蓋を開けて貰っていた。

「まったくもう。貴方は私が居ないとダメなんですから…ウフフフ…」

朱美さんべったりだな。

まぁ夫が大怪我したんだし仕方ないか。

それにしても………。

犯罪的な絵だな」

刹那、俺の猫耳にピックが突き刺さった。

「何がどう犯罪的なのか教えてほしいわね、子猫ちゃん?」

やべぇ……!?

さ、再生!

「いやー。朱美さん若々しいから楯無と並んでると援こ」

二本目のピックをマトリックスみたいに避ける。

「フハハハハハー! サラダバー!」









マリカーやってた箒と簪に合流した俺。

あとついてきたロリs。

「よっす箒、本音となにしてたんだ?」

「ん、ああ。ちょっとお菓子を作っていた。
そこに置いてあるクッキー食べていいぞ」

箒は一切こちらを見ずに必死で簪についていっていた。

おー、すげぇ。ショートカットでドンパチやって………あ、箒が落とされた。

机の上に置いてあった猫のシルエットのクッキーを一つ手に取る。

「うん。うまい」

クッキーをサフサフ食べながら二人のレースを観戦する。

おお、箒がスター出した。

「ちょっ!? 二位なのにスターなんてっ!?」

「簪、箒の運はチート級だぞ。ポーカーさせたら必ず一回はロイヤルストレートフラッシュ出すからな」

「なにそのチート!?」

てってってれてってってれって………

「逃げ切ってみせる!」

後方からスター状態の箒、しかも偶然他のプレイヤーが引いたトゲゾーが迫る。

が、しかし。

着弾寸前、簪がシングルキノコでトゲゾーを避けた。

しかも幸運な事にスターの切れた箒がトゲゾーの爆発に巻き込まれ……。

「にげきれた!」

簪がガッツポーズを決める。

ちゃんと感情を出している。

うん。かわいい。

「一夏」

「にゃ?」

簪に手招きされて、膝の上に乗せられた。

「勝者の特権…!」

「あ、そ……」

猫耳をふにふに弄られる。

で、俺の手には握らされたコントローラ。

「俺ゲーム得意じゃないんだけど」

「そういえばお前が電子ゲームをしている所を見たことがないな」

「お兄さんの家、ボードゲームばっかりですしね」

「そうじゃないときってお姉ちゃんウィンドウ弄ってるもん」

「お兄ちゃんゲーム嫌いなの?」

「んー……得意不得意じゃなくてアンフェアっていうか………」

「やってみればいいではないか」

「そだね…」

「無論全力でだ」

「俺が勝つに決まってんじゃん」

「やってみなければわからんだろ?」

「まぁ、そうだな」

「では」

「ああ」

「「アッシェンテ」」









一時間ほどゲームをしていた。

対戦者は代わる代わる。

ソフトも代わる代わる。

で、終いには四対一だった。

でも、まぁ。

「勝つんだけどね」

「むぅ…」

「簪、腹いせにおれの頬っぺたをむにゅむにゅするな」

「むぅ…一夏裏コマンド使った?」

「使ってない。動体視力と多角視覚能力のゴリ押し。
つか最近のゲームって裏コマンドとかあんのか?」

あるなら探すのも面白そうではあるけども。

「さぁ? でもヴァーストスカイは21ヵ国バージョンあるし、暮桜とか白騎士の隠しデータの都市伝説もあるし」

「暮桜はともかく白騎士は無いだろ。謎が多すぎる」

「あと、UNowenのISの噂もね」

「へー」

「で、そこらへんどうなの? 去年弄ってたシステムは動いたの?」

「動いてなかったらあんな無茶苦茶やってねぇよ」

「ふーん……」

「ああ、そうそう。俺がゲーム強いのってあのシステムを起動したからかもしれない」

「えっと……ナイトロ?」

どうやら簪はあの時見せたスペックシートを覚えていたらしい。

「そう、それ。第二次白騎士事件で使ったシステムにはナイトロの劣化番も組み込んであったんだ。
それによる機体との同調率向上。
もしかしたら俺は機械に近づいたのかもしれない」

「それは少し違うのではないか?」

即座箒がおれの意見を否定した。

「機械に近づいているのは私達も同じだ。CADから出力される起動式を読み込む過程で我々はどうしてもプログラムをその魂に読み込む」

「ふむ…一理あるな」

「お前を一人になどさせん」

「ほんと、お前っておっぱいのついたイケメンだよな」

「お前はチ◯ポのある幼女だがな」

「その例えはどうなんだろうか…。つか幼女じゃねぇよ。せめて少女だろ」

俺の容姿が女性的なのは認めるがロリというのは認めない。

「………………一夏ってちゃんとついてるの?」

「おうこらどういう意味だ簪」

いつの間にか尻尾を指で弄ってた簪にたずねる。

「だって華奢だし。それにさっきお姉ちゃんを喘がせるだけ喘がせて結局耳掻き以上の事はしてないみたいだし、本当に男なのかなって」

「男だけど?」

「そうだぞ、一夏は男だぞ。野獣だ。獣だ」

「そこまで言うかこのド淫乱狐」





このあと箒が簪とエロトークを始めたのでロリsを連れてそそくさと退散することにした。
 
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