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魔法が使える世界の刑務所で脱獄とか、防げる訳ないじゃん。

作者:エギナ
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第66話 ドキドキッ☆ 富士の樹海で一週間キャンプ‼︎

【四日目】

琴葉「キャンプ始まって、漸く食料にありつきました、御一行ってわけでみんなで御飯食べました。そしたらこうなっちゃったぜ☆ ってわけですか」
レン「琴葉ぁぁあああ‼︎ これ、どうにかならないのかよぉぉおおおお」
琴葉「うっわ、見事に幼児化してるじゃないですかぁ。そんな、何処から拾ってきたのか分からないキノコを食べるから」
真希「琴葉ァァァアアアアアアアああ‼︎‼︎‼︎」
琴葉「うっは、ザマァねぇなですよ。見事にちっちゃくなっちゃてぇ」
「「もどせぇぇええぇぇええええええ」」
琴葉「あ、でも並ぶと滅茶苦茶可愛いというか天使このまま一生戻らなくてもいいのでは」
真希「気持ち悪りぃこと言ってねぇで、さっさと戻す方法考えろよぉぉぉおおお‼︎」
レン「本当に、何も食べてなくて錯乱して居たんだ‼︎ だから治して⁉︎」

琴葉「じゃあ可愛らしい子供達よ、ほっぺにちゅーしてください。そしたら頑張ります」
レン「一番錯乱してるのは琴葉だった」

真希「……ん。オイ、したんだからさっさと考えろやノロマ」
琴葉「やっばい本当に天使毒キノコに感謝薬草探してくる」
レン「薬草⁉︎」


◇ ◇ ◇


琴葉「出来たぞ、子供達よー」
ハク「わぁ!」
「「「「「ゲテモノ料理が見えるぅぅ」」」」」
琴葉「というか、ちびっこが増えている気が」
シン「レンにキノコ貰った。そしたら縮んだ」
グレ「そそ! まぁ、そのゲテモノで治るんだったら……あ、でもやっぱむ……うー」
琴葉「しょうがないじゃないですか。もう草を混ぜた時点でアウトだったんですよ。だったらもう色々混ぜちゃえってことで、栄養を取れるように兎や蛇の肉をたくさん入れてみました。食べて無事元の大きさに戻ったら桃缶を開けてあげます」
真希「それ口に入れた瞬間吐くわ」
琴葉「いいから黙って食えよクソ餓鬼」
レン「だれかー! 琴葉に飯を‼︎」

琴葉「はぁい、あーん‼︎」


【五日目】

「「「「………………………………………………………………」」」」


【六日目】

「「「「………………………………………………………………」」」」


【七日目】

「「「「………………………………………………………………はっ‼︎‼︎」」」」
琴葉「あれ、今まで私……何やってましたっけ」
真希「妙に記憶が抜けてんな」
琴葉「あれ、私の携帯の着信音……どこしまったっけ……」
レン「枕の下」
琴葉「うわ、本当にある」
ハク「透視‼︎」
レン「いや、枕から見えてたから」
琴葉「はい、もしもし。黒華ですが。はい、嗚呼教官さんですか。え、今日でキャンプ終了? もうですか?」
シン「四日目から記憶がないってことは、三日間昏睡か」
グレ「樹海で百人でキャンプしてて、それ全員が昏睡してるってやばくね?」
ハク「ボクだったら発狂しておうち帰る」

琴葉「よーっし、じゃあ帰りますよぉ〜。後片付け、全部教官さん達がやってくれるそうなんで、もう散らかすだけ散らかして、さっさとトラックに乗った乗った(なんか忘れている気もしますが……まぁ、覚えてないくらいどうでもいいものってことで)」

 
 

 
後書き
おまけ。

「…………教官。ベースキャンプに置いてあった鍋から、とてつもない異臭がするのですが……」
「ぐあぁぁあああっ‼︎‼︎」
「おい、大変だぁあッ‼︎ 鍋の中に入っていたゲテモノ料理を見て班員の半分がダウンした‼︎ 支給救護班を呼べ‼︎‼︎」

琴葉「(あ。あのゲテモノ料理、作ったっきりで食べてなかったじゃないですか。あ、でもみんなの体が戻っているという事は食べたんですか……で、三日間気絶していた、と……やばすぎないですか、その料理)」

 
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