真・戦国天下御免~三勇恋姫戦記~
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強敵!?ゴールド&シルバー
最強決定戦本戦もいよいよ終盤に入り、残りが23人となり、その大半が強者となるなか
ゴールドナイト「あ~ぁ、しかし退屈だなぁ 」
エレメントナイツの一人・ゴールドナイトが暇していた。
ゴールドナイト「この大会には思ったより強者がいないし、次々と脱落しているから暇だねぇ 」
そんなゴールドナイトが暇していると
ゴールドナイト「…でも 」
ゴールドナイトはあくびしていた手を止め
スッ!
後ろに手を向けると
ガッキィーンッ!!
ゴールドナイト「こういうのがあるから面白いんだよね 」
後ろからゴールドナイトを襲ってきた人物の攻撃を受け止めた。
その人物は…
仮面シャドー「暇しているのならばさっさと脱落してほしいのだがな 」
仮面シャドーであった。
ゴールドナイト「ようやく来てくれたんだね。待ってたよ 」
仮面シャドー「お前達エレメントナイツは俺の手で倒してやる。そう言ったであろう 」
※『絶対に忘れてはならぬ名前』参照
仮面シャドー「それが散っていった仲間達に対する俺なりの激励だ! 」
ブォンッ!!
仮面シャドーはゴールドナイトをブッ飛ばした。
ゴールドナイト「成程。仲間を倒したエレメントナイツに対して相当怒ってるわけね。その方が戦いやすいや 」
ブッ飛ばされたゴールドナイトがそう言うと
ゴールドナイト「フラッシュスケイル! 」
パッ!
突然ゴールドナイトの姿が消えてしまった。
仮面シャドー「(奴は光を操るエレメントナイツ、光の力で自分の姿を隠したようだが)気までは隠しきれぬようだな! 」
シュッ!
姿は消しても気までは消せなかったゴールドナイト
仮面シャドーはゴールドナイトがいると思われる場所目掛け
仮面シャドー「ハァッ!! 」
ドカァッ!!
物凄い蹴りを放ったのだが
ブッ…
ブシュシューッ!!
仮面シャドー「なっ!? 」
何故か仮面シャドーの足の方が傷つき、血を噴き出した。
仮面シャドー「(て…敵は一人しかいないはず!?まさか…!?) 」
すると
ゴールドナイト「察しがいいね。頭のいい奴は好きだよ 」
スゥッ!
仮面シャドーの背後からゴールドナイトが姿を現し
ぶわぁっ!!
仮面シャドーの前にはシルバーナイトが現れた。
シルバーナイト「我は鋼を司るシルバーナイト。特技は体が刃でできている 」
その能力により逆に仮面シャドーの足が傷ついてしまったのだ。
仮面シャドー「き…貴様!! 」
ゴールドナイト「おっと、一対一の戦いだなんて誰が言った?そんなこと本文にも何処にも書いてないじゃないか 」
悔しいがその通りである。
そもそも普段の仮面シャドーならば気を察知した時、目の前にいるのがゴールドナイトでないと即座に気付いたのだろうが
仲間達を倒され、怒りに燃える仮面シャドーはいつもの冷静さを失っていた。
ゴールドナイト「さて、そろそろ俺もいたぶってやるよ 」
スッ!
ゴールドナイトは仮面シャドーに指を向けると
ゴールドナイト「シャインビーム! 」
ズドォンッ!!
仮面シャドー「がっ!? 」
物凄い早さの光線が仮面シャドーの右足を貫いた。
ゴールドナイト「光の速さって知ってるか?一秒間に約30万キロ進むんだぜ 」
この数値を分かりやすく説明すると地球を約7周半進むことができるのだ。
ゴールドナイト「ただでさえ避けられない速さだというのに足を痛めたお前には避けられまい! 」
ズドォンッ!!
ズドォンッ!!
仮面シャドー「くっ!? 」
悔しいがゴールドナイトの言う通りであった。
仮面シャドー「(落ち着け!ゴールドナイトは遠距離を得意とする。なら近距離ならば…) 」
そう考えた仮面シャドーは
バッ!
その場で逆立ちすると
仮面シャドー「シャドー流… 」
ぐぐぐっ!!
両腕をバネのようにして
仮面シャドー「スプリングロケット!! 」
シュバァッ!!
素早くゴールドナイトに迫るが
ゴールドナイト「だからさぁ、忘れちゃったの? 」
シュッ!
仮面シャドー「はっ!? 」
ゴールドナイトの前にシルバーナイトが現れ
ガシィッ!!
飛んできた仮面シャドーを受け止めると
シルバーナイト「そんなに仲間の元へ行きたいのならば連れてってやろう!ブレイドクラッシュ!! 」
ズバァッ!!
仮面シャドー「がはぁっ!? 」
ばたんっ!!
バネの威力で向かった仮面シャドーは速度を止めることができず逆にそのままシルバーナイトに向かった結果自身が傷ついてしまったのだった。
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