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変わり果てた湖

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第四章

「湖の強酸をどうするか」
「一旦全部汲み出さないとね」
「何かと大変や」
「元の湖に戻すにはね」
「おいらここに来てあらためて思ったわ」
「僕もだよ」
「どうするか」
「それが問題だね」
「よし、ここはな」
 魯はふと閃いた、そこで郭に言った。
「まずは舞空の術を使ってな」
「ここを詳しく見てだね」
「何か出来るかな」
「調べるんだね」
「とにかく栓をせんとや」 
 湧き出て湖に流れ込んでいるそれをというのだ。
「どうにもならんからな」
「それはそうだね」
「どうして栓をするか」 
 それはと言うのだった。
「それのヒントがあるかも知れん」
「だからだね」
「宙を舞って強酸の上も飛んでな」
「そのうえでね」
「解決案考えような」
 こう言ってだ、二人はそれぞれだった。
 舞空の術を使って宙に浮かびそこからその場を調べた、黒麒麟も主と共にそうしたが一通り回ってからだった。
 魯は郭にこう言った。
「強酸を凍らせるか」
「そうするんだ」
「そや、おいら達の術でな」
 こう提案するのだった。
「そしてな」
「まずはだね」
「強酸を止める」
 とりあえずはというのだ。
「そして出入口全部にな」
「強酸のだね」
「酸にびくともせん金属を置いてな」
 その様にしてというのだ。
「そしてや」
「完全に塞ぐんだね」
「酸に強い金属は」
 それはというと。
「何かっていうとな」
「この世界だとオリハルコンだね」
「相当値が張るが」
 非常に高価だが、というのだ。
「あれが一番か」
「強酸の出入り口はわかったし」
「それやったらな」
「湖に入るところを塞いで」
 そのオリハルコンでというのだ。
「そうしてね」
「これ以上湖に強酸が入らん様にしてな」
「そしてね」
 そのうえでとだ、郭は応えた。
「後はね」
「湖やな」
「あのヘドロ状態をどうするか」
「強酸をな」
「それは」
「それもやっていこうね」
 こう魯に言うのだった。 
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