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劇場版 真・恋姫†無双 曹魏の魔法使い 魔法大乱

作者:西森
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エリス健闘!叫べヴリトラ

ヨナルデ達に拐われた一刀を救うため空飛ぶ船で悪魔界に乗り込んだ華琳達

だが船が墜落し、死の森に落ちた一行は何とか森を抜けようとしたものの森の処刑悪魔バーサーカーに遭遇してしまいエリスとアンソニーが相手をすることになる。

だが相手の心を読み、素早い動きも見切れるバーサーカー相手にアンソニーが倒されてしまい残ったエリスがバーサーカーの相手をすることになったのだが

エリス「アンソニーさんには悪いですが気を失ってもらってよかったです 」

何やらエリスには策があった。

バーサーカー「残るはお前一人だけだぁ 」

ブォンブォンッ!!

鎖鉄球を振り回しながらエリスに迫るバーサーカーであったが

エリス「バーサーカー!これであなたは終わりです! 」

スッ!

エリスはある召喚リングを指に填めると

エリス「いでよ召喚獣! 」

バシュゥッ!!

召喚獣を呼び出した。

それは…

メルメルメ〜

エリスの召喚獣である仔馬ほどの大きさの一本角のはえた馬・ユニコーンであった。

だが

エリス「あっ!? 」

呼び出した召喚獣を見てエリスは驚いていた。

エリス「しまった!?間違えていつも呼び出しているユニコーンを呼び出してしまいました!? 」

普段呼び出していないものを急に呼び出すのは難しかった。

エリス「急いでユニコーンを戻さないと!? 」

慌てながらリングを代えようとするエリスであったが

バーサーカー「ふざけるなぁ!! 」

ブォンッ!!

メルッ!?

エリス「あっ!? 」

バーサーカーがユニコーン目掛けて鎖鉄球を繰り出してきた。

仔馬ほどの大きさであるユニコーンが食らえばひとたまりもない

だが

エリス「危ない!? 」

バッ!

エリスは身体強化魔法をかけてユニコーンを庇うように構え

ドカァッ!!

エリス「がっ!? 」

代わりに自分が鎖鉄球を食らった。

メルッ!?

エリス「だ…大丈夫です。間違えて呼び出してしまったあなたを傷つけるわけにはいきません。いま戻しますからね… 」

スッ…

ユニコーンを戻そうとするエリスであったが

メルッ!

パアァッ!!

『ダメ!』とばかりにユニコーンは角から癒しの力を出した。

エリス「私と共に戦ってくれるのですか? 」

メルッ!

エリス「ありがとうございま… 」

バーサーカー「さっきからうるさいぞぉ! 」

ブォンブォンッ!!

ユニコーンと話すエリスに対してバーサーカーは

バーサーカー「処刑執行!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!!処罰!! 」

ドガガガガガガガガッ!!

アンソニーを瀕死に追いやった鎖鉄球の連打を繰り出した。

普通ならばアンソニー同様エリスも重傷なはずなのだが

メルメルメーッ!

エリス「はぁはぁ… 」

ユニコーンの回復能力により何とか耐えていたのだった。

バーサーカー「しぶとい奴めぇ、次の一撃で処刑してやるぜぇ!! 」

ユニコーンの回復量にも限度があり、既に限界を越えているためこれ以上はもたない

エリス「(こ…これまでですか!?) 」

エリスが諦めかけたその時

ぽろっ!

一つの召喚リングがエリスのマジックバッグから落ちた瞬間

ゴオォッ!!

バーサーカー「な…何だぁ!? 」

周囲一帯がバーサーカーが怯むくらいの殺気に包まれた。

すると

?「バーサーカー、貴様、よくも私の主人を痛めつけてくれたな 」

何処からか声が聞こえた瞬間

バァンッ!!

リングから赤黒い皮膚をした大蛇が現れた。

エリス「う゛…ヴリトラさん 」

ヴリトラ「私の主人よ、ようやく私の出番のようだな 」

バーサーカー「う゛…ヴリトラだとぉ!? 」

ヴリトラ

悪魔族に属する闇属性のモンスター。念じるまで消えない黒い炎を出す

かつては強力な悪魔族として悪魔界でも名を知られていたが数年前から姿が見えなくなり亡くなったと思われていた。

実は数年前、森で強敵と戦い、辛勝したものの傷ついたところをエリスと遭遇し、悪魔族だと知らなかった彼女によって治療後、召喚獣となったのだった。

だが後に悪魔族だとエリスに知られたが彼女はヴリトラを見捨てず、エレナに見つからないよう秘密に扱われていた。ちなみに元の一人称は俺であるがエリスと会ってからは私になった。

バーサーカー「フンッ!確かにヴリトラは強かったかもしれないがそれも昔の話、今は俺が最強だぁーっ!! 」

ブォンブォンッ!!

鎖鉄球を振り回しながらヴリトラに迫るバーサーカー

ヴリトラ「お前が最強か、確かに今の私は昔より実力が落ちたであろう 」

ヴリトラがそう言うと

バーサーカー「!? 」

バーサーカーが何かに反応した。

それは…

ヴリトラ「昔の私ならばお前に気付かれることなく縛り上げただろうしな 」

ボオオォーッ!!

いつの間にか放たれたヴリトラの黒炎がバーサーカーを縛り上げていたからだ。

バーサーカー「こ…このっ!! 」

ヴリトラ「無駄だ。私の炎は私が命じぬ限り絶対に消えぬ。このまま燃やし尽くしてもよいのだが私の主人よ、そうはいかぬのだろう 」

ヴリトラがエリスに聞くと

エリス「えぇ…、ヴリトラさんの力を借りるのもいいですが私自身の手で決着をつけてみせます! 」

スッ!

そう言うエリスは構えると

エリス「二重召喚獣融合(ダブルビーストフュージョン)! 」

パアァッ!!

召喚獣二体で行う召喚獣融合を発動させた。

召喚獣融合

魔力、召喚獣との絆が強い時にできる融合。召喚獣の力が使える。

そして

ジャキンッ!!

エリスの姿は頭部にはユニコーンの角、服はヴリトラの色を模した鎧になった。

融合エリス「バーサーカー、あなたは私が倒します! 」

シュバァッ!!

ギュッ!!

バーサーカー「なぁっ!? 」

エリスは鎧に仕込まれた鞭をバーサーカーに巻き付けると

融合エリス「バーサーク・ドレイン!! 」

ビビビィッ!!

バーサーカー「があぁっ!? 」

鞭からバーサーカーの力を抜き取っていった。

融合エリス「殺しはしません。ですがしばらく動けないよう力を抜かせてもらいます! 」

スウゥッ!

バーサーカーの力を吸い取り回復していくエリス

そして

バーサーカー「が…がはぁっ!? 」

ズッシィーーンッ!!

バーサーカーは力尽きて倒れてしまった。

シュパンッ!!

エリス「や…やりました 」

メルメルメーッ!

ヴリトラ「やったな私の主人よ! 」

勝利を喜ぶエリスと召喚獣達

ヴリトラ「主人よ、このまま先を急ぐのか? 」

エリス「そうしたいんですが… 」

アンソニー「キュ〜!? 」

エリス「アンソニーさんを置いていけませんので回復するまで待ちます 」

メルメルメ〜!

ということで先に進まず残るエリスであった
 
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