ドリトル先生と日本の鉄道
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第十幕その九
「それで始皇帝も死んだし以後の中国の皇帝でその為に死んだ人多いよ」
「今は駄目だってわかっているけれど」
「昔は違ったのね」
「それで始皇帝も死んで」
「その後もだったんだ」
「学問は間違いもしてね」
そうしたこともあってというのです。
「進歩していくからね」
「過去そうしたこともあったんだ」
「そういえば何でもそうよね」
「間違えてあらためていって」
「そうして進歩していく」
「そうした面もあるわね」
「じゃあ鉄道もだね」
こう言ったのは老馬でした。
「色々あったんだね」
「先生のお話だとそうね」
ポリネシアも老馬のお話を聞いて思いました、
「間違いもあるものだっていうから」
「過去に色々あったんだろうね」
トートーもこう思いました。
「鉄道も」
「事故は沢山あったし」
チーチーは鉄道事故を思い出しました、こうした事故で沢山の人が死んだことも事実です。
「そこからも学んでいったね」
「そうして進歩していったんだね」
ホワイティの口調はしみじみとしたものになっていました。
「鉄道も」
「事故があったり運営や設計の間違いがあって」
ジップも思いました」
「鉄道も進歩していったんだね」
「日本の鉄道事故も結構あるね」
「そうよね」
チープサイドの家族は時々聞くお話を思い出しました。
「災害でどうにかなったりもしたり」
「そんなこともあって」
「そう思うと」
ダブダブも言いました。
「鉄道の間違いも沢山あったわね」
「そしてその間違いからも学んでいって」
「そして進歩していって」
オシツオサレツも二つの頭で言います。
「そうしてね」
「今に至るんだえ」
「これからも間違えていって」
最後にガブガブが明るく言いました。
「進歩していくんだね、鉄道も」
「そうなるよ、人間は神様じゃないんだ」
先生がいつも胆に銘じている言葉です。
「間違えるんだよ」
「どうしてもね」
「意識しないうちに」
「間違えてね」
「大変なことにもなってしまうね」
「そうだよ、だからその間違いからね」
それが起こってしまってからというのです。
「どうするか」
「それが大事なんだね」
「どうしても間違えてします」
「そしてその間違いから学んで」
「進歩することが大事なのね」
「僕はそう思うよ、失敗はしない様にして」
そしてというのです。
「そして失敗するリスクはあっても」
「それを恐れずに」
「行っていって」
「失敗、間違いからさらに学んで」
「そして進歩していくべきだね」
「そうだよ、そうしたものだから」
それ故にというのです。
「人間は間違えてしまうことをね」
「絶対にと思って」
「そうして考えていくことだね」
「それは絶対にある」
「そのことはいつも念頭に置いておくことだね」
「その通りだよ、過ちはあるんだ」
絶対にというのです。
「そしてその過ちから学ぶ」
「そこから進歩する」
「それが大事だね」
「鉄道にしても」
「それが大事だね」
「そうだよ、あと変わった列車や技術が出ることもあるけれど」
時にはとです、先生は間違い以外にそうしたことへのお話もしました。
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