| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第七千五百五十八話  拉致と同じ

第七千五百五十八話  拉致と同じ
 テレビを観てです、日本は妹さんに言いました。
「瀬取りはないと言ってあって」
「今度は瀬取りとは言えない、ですね」
「これは酷い詭弁ですね」
「普通に政権が飛ぶレベルですが」
 妹さんはお兄さんにどうかというお顔で言いました。
「それがこの言い逃れは」
「言葉を出すお仕事としては」
 ここから先は言わない日本でした。
「そしてこの構図ですが」
「拉致と同じですね」
「前の都知事選に出ていたジャーナリストの方は拉致はないと思うと言っていました」
 二〇〇〇年九月初頭のニュース21という番組での発言です、この時この番組では北朝鮮特集をしていて北朝鮮に行く若い人達の案内役には自衛隊批判ばかりしている長崎大学教授の自称軍事学者がいました。
「しかし拉致はあってです」
「今も平気でテレビに出ていますね」
「その時と同じですね」
「そうですね、酷いですね」
「世の中恥を恥と思わなくなれば」
 球界再編の時の当事者達もそうだったでしょうか。
「最も恐ろしい腐敗がはじまるといいますが」
「それを感じますね」
 今のテレビを観て思う日本兄妹でした。


第七千五百五十八話   完


                  2019・2・1 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧