ENDLESSセカンドバージョン
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第三章
「それか趣味か」
「本当に何にもならない話だからな」
「そうですよね」
「こんな話聞くよりな」
「他のことに興味持つべきですね」
「というかテレビは何時までやるんだ」
言ったところで俺は自分で答えはわかっていた、それで言った。
「今の内閣が潰れるまでか」
「だかららですね」
「ずっとやるのか」
「もう偏向報道ですよね」
「日本の新聞とかテレビは酷いからな」
昔からそうで今でもだ、このこともネットでわかった。
「それでな」
「こうして延々とですね」
「内閣潰そうって思ってな」
「野党と一緒になって」
「騒いでるんだよ、しかしこんなのに騙される奴なんてな」
それこそだ。
「テレビとか新聞しか観てない奴だけだろ」
「ネット観ない奴だけですよね」
「そんな奴今頃爺さん婆さんだけだろ」
本当にこう思う。
「あと極端に偏った奴な」
「そんな奴だけですよね」
「今時騙されるのはな」
「それでそうした人達だけ騙そうって」
「ずっとやってるんだな」
「いい加減うんざりしてきますね」
「日本のマスコミはしつこいからな」
そのしつこさはとんでもないものだ、あのしつこさは蛇も真っ青だと思う。
「粘着質もいいところだよ」
「ですよね」
「もう食ったらさっさとな」
店の回転の為にもだ、店は列は並んでいないけれど満員状態だ。それだとさっさと店を出ないと駄目だ。
「出ような」
「そうしたらテレビも観なくて済みますし」
「同じことばかり言ってな」
そのかけもりばかりだ。
「しかも内容がないからな」
「そんなの観る位なら」
「観なくていいだろ」
「そうなりますよね」
「ああ、本当にな」
こう言ってだ、俺は後輩と一緒にラーメンを食ってから勘定を払って店を出た。そうして会社に戻って午後も働いた。
そして家に戻ってテレビを着けるとまたしてもだった、それで先に家に帰っていて晩御飯を作っていた妻に言った。
「チャンネル変えるな」
「それがいいわね」
「時代劇チャンネルにするな」
「そっと観るのね」
「帰ってもかけもりか」
朝はそれからはじまって昼飯食ってる時もそれで家に帰ってもだ、本当に見事にこの話ばかりで言った。
「じゃあいいだろ」
「もうね」
「他のチャンネルは面白くもないバラエティばかりだしな」
芸のないお笑い芸人ばかり出ている、とりあえず漫才をしてもコントをしても何をしても面白くないお笑い芸人が番組の中でふざけているだけだ、これで面白い筈がない。
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