うちはオビト逆行物語 改 〜逆行?何それ美味しいの?〜
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幼少編
うちはオビト逆行物語『如何してこうなった。』
前書き
副題【オビトが決意する話】
ご注意願います。
この作品は二次創作品となっており、本誌への多大なるネタバレを含みます。
更に辻褄や都合を合わせる為に作られた出しゃばるオリジナルキャラクターや、本誌に合わせた恋愛、過剰なるグロテスク等の表現をしております。
以上の事を踏まえた上での閲覧をお勧め致します。
第一話です。
殆どリメイクしてません。変わりません!
それでもオビトくんは頑張ります!頑張れオビト!!
六道仙人「アカウント消せないからって…再連載とは、ちと雑過ぎんか?」
オビト「…俺に言うな。」
うちはオビト、第四次忍界大戦を初め、さまざまな事件を巻き起こした大罪人。
第四次忍界で死亡し、昔の仲間、未来の希望にこれからを託し、先に行った友の元へ逝った。
…はずだったのだが。
オビトは一人、どこかの部屋に居た。
それは、どこか懐かしい空間で、自然とオビトを落ち着かせる。
それもそうだ、なぜなら此処はオビト自身の部屋なのだから。
しばらく来ていなかったからか、オビトも気がつくのが遅かった。
オビトはふと、幼少期の事を思い出した。
カカシのこと、ミナト先生のこと、クシナさんのこと、祖母のこと、リンのこと…
そうだ、オビトはリンのところに戻らねばいけないのだ、彼女が待っていると言ってくれたんだから。
とりあえず、オビトは部屋を探り始めた。
机をみるが、あの写真がない。
第四班の、懐かしい写真が。
机には文のようなものがあったが、とりあえず置いておこうと思う。
オビトはカレンダーに目を移す。
カレンダーには汚い文字で「にゅうが>Jき」と書いてある。多分入学式だろう。
この文字は明らかに昔のオビトの字だ。
「きったねぇ。」なんて呟いてみるが自分の字なのだから自分に言われても恥ずかしいだけだろう。
ふっ、と鼻で笑ってみるが、違和感を感じた。
声が高い、さらに今気づいたが、背も低くなっている。
流石に鈍すぎないか、背丈くらい気づけよ。
オビトはここで一つの推測が浮かんだ。
これ、逆行ってやつじゃね?
…。
いや、まだ決まったわけではない、もしかしたら特殊な幻術とかかもしれない。とりあえずあの文を読むか、と机に足を運ぶ。
歩幅が少し違うのでかなりの違和感を感じるが、いずれはなれるだろう。
…もしこれが逆行だったとしてもそうでなくとも、いずれなどというほど時間は費やせないが。
机に到着する。
文はかなりの量があった。
俺は長文は苦手なのだが…。と、オビトは呟きながらも文を開く。
内容が、薄ければいいのだが。
うちはオビト殿
わしは六道仙人じゃ、突然の事態に驚いておると思うが、要件を即決に伝えようと思う。
まず、お前は利用されたとはいえ、大犯罪をいくつも犯し、人々を利用し、殺した。
その分の償いとして、少しばかり時代を変え、お前をこの時代に逆行させてもらった。
お前も色々と後悔をしている事だろう、それ故だ。
次に、此方が本題なのだが、時代を変えてほしい。
ワケは多々あるのだが、理由は二つだ。
一つ、あの黒ゼツとやらのせいで、多くの者が利用され、死んでいった。
お前もその一人というところだ。
そのため、それを阻止してほしいという事だ。
もう一つは、わし自身の頼みだが、そうして死んでいった者を幸せにしてほしい。
これが、わしがお主に対して与える罰じゃ。
だが、此方の都合とはいえ、お主を巻き込んでしまったのは変わりない。
そこでわしから些細なプレゼントじゃが、
お主が生前まで使えた忍術、瞳術、チャクラ量はそのままにしておいた。
ついでに、柱間細胞も便利そうなので使えるようにしておいたぞ。
それでは、よろしく頼んだぞ。
P.S. ついでに他の者の記憶は全部消しておいたぞ。
六道仙人
「…はぁ。」
オビトはため息をついた。
つまりこれはまさしく俺が予想していたことが、最悪な状態で当たったということか。
…なんだ、良かった。
リンやカカシや先生を助けられる。
皆にあんな思いをもうさせたくない、だから。
「…やってやろうじゃねぇーか。」
呂律の回らない、幼い声で言っても格好はつかないのだが。
だが、やる事は変わらん。たとえ俺がどうなろうとも、必ずアイツらを…みんなを救ってみせる。
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