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ハイスクールD×D キングオブハジケリスト兵藤一誠

作者:unnown
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最終話 遥かなる旅路 ハジケイッセーよ永遠に!!

 
前書き
遂に感動(?)のフィナーレです!!! 

 
-前回のあらすじ-

「これで終わったな・・・・・」

遊星の尖兵と化した誠治との激闘が終わったイッセー邸の庭でボーボボがそう呟く

「奴らには・・・・・遊星の尖兵達には皆が貸していた。大勢の者があらゆるモノを貸していた。」

「戻ってこないモノが多すぎるけどね。」

ボーボボの言葉に隣に立つイッセーがそう返す

「ああ、多すぎるな・・・・・・そして大きすぎる。」

そう言ってボーボボは澄み切った青空を見上げる

「俺達が失ったモノはこの星に匹敵するほど大きい。しかし、彼らのおかげだ。彼らのおかげで俺達は生きているんだ。」

ボーボボのその言葉を聞いたイッセーは同じように青空を見上げ






「首領パッチ、天の助、アザゼルさん・・・・・・終わったよ。」

そう呟くのであった




















「いやいやいやいやいやいやいやいやいや!!!!!!3人共死んでないから!!!!!!アザゼルは胃をやられたけどまだ生きてるから!!!!!!勝手に殺しちゃだめでしょ!!!!!!!」

リアスのツッコミがイッセー邸の庭に響き渡るのであった



















-前回のあらすじ(偽)、終了-












遊星の尖兵達との戦いから一か月、様々な事があった。あの後、イッセーの提案により今回の事件については立香に速攻で倒されたアルキメデスに全ての罪を被せる形でリアスによって報告された。何故かそんな風にしたか?誠治の主であるリアスと彼女の生家であるグレモリー家にユーグリッドの姉であるグレイフィアやレイアの立場や面子を守る為である。それから数日後には誠治の通夜と葬式が執り行われた。ちなみに墓には運よく(?)見つかった誠治の毛髪1本が遺骨代わりに埋葬されたとか・・・・・まぁ、それだけでも残っただけ良かったと言うべきだろう。後、遊星の尖兵達との戦いの翌日にアザゼルが胃に深刻なダメージを負った事で入院しそれを理由に総督の地位をシェムハザに譲る事になったそうな
















-駒王学園体育館-

その日、駒王学園では生徒会長総選挙が行われていた。何故そんな話題が出たのか?それは・・・・・・・・・・







「兵藤一誠、兵藤一誠に清き一票をお願いします!!!!!」

我らがハジケイッセーが立候補していたからである。ちなみに今回の生徒会長総選挙は彼を含め2名の候補者による一騎打ちとなっている。後演説をしているイッセーの後ろにはボーボボ、首領パッチ、天の助の3人が駒王学園の制服を着て座っている

「・・・・・・・・・何で誰もツッコまないんでしょう?」

「考えるだけ無駄って事よアーシア。」

その光景を眺めながらアーシアとレイナーレはそんな事を呟いていた

「でもまさかイッセー君が立候補するなんてね。」

「何でも友人のめだかという他校の生徒会長みたいな事をやろうと思って立候補したらしい。」

「・・・・・・・その人どんな生徒会長なのかな?正直不安しかないよ。」

そんな事を呟き合う佑奈、ゼノヴィア、イリナの3名。でもそんなこと言いつつイッセーに票を入れているのだった

「え~、ただいま投票の集計結果が出ました。」

司会進行役の生徒の言葉に場の空気が緊張に包まれる

「い、一体どちらが・・・・・・」

息を呑みながらアーシアがそう呟いた次の瞬間、司会進行役の生徒の口が開く

「投票の結果次の生徒会長に選ばれたのは






















2-2組〝鳴上悠”さんです!!!!」

「な・・・・・んなぁああああああああああああああああああああにぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!?」

その結果を受けたイッセーはショックで膝から崩れ落ちたのだった

「ちなみに両者の投票数は僅差という稀に見る接戦でした。」

そう言いながら当選した鳴上に歩み寄る司会役の生徒

「では見事当選した鳴上さん、何か一言を!!!!」

その一言と共に司会役からマイクを向けられた鳴上は

「頑張らせてもらう。」

そう答えたのだった

「イ、イッセーさんに勝つなんて・・・・・・・」

「世界は本当に広いなイリナ。」

「そうだねゼノヴィア。」

驚いた表情でそう呟くアーシア達。そんな中、イッセーが鳴上の目の前に立ち

「負けたよ鳴上、生徒会長頑張ってくれ。」

「ありがとう。でもお前も大したヤツだったよイッセー。」

ガシッ

固い握手を交わし互いの健闘を称えるのであった

「鳴上、これは俺からの祝いの品だ。」

そう言ってボーボボはビッ○リマンシールを

「これは俺からのプレゼントだ。」

首領パッチは遊○王カードを

「是非受け取ってくれ。」

天の助はところてん推進グッズを鳴上にプレゼントしたのだった

「ありがとう。」

「・・・・・・・なんていうかイッセーとは違った凄さだな彼は。」

「そうだね。」

そんな鳴上を見てそう呟くゼノヴィアとイリナ

「よ~~~~~し!!!!今日は鳴上の生徒会長就任を祝って焼肉パーティーじゃぁああああああああああい!!!!!!」

『ヒャッホォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウ!!!!!!!』

イッセーの言葉に歓喜の声を上げるボーボボ達であった




























-その頃、駒王市内にあるとある病院-

駒王市内で最も大きな病院。そこのある病室にアザゼルは入院していた。何故堕天使のアザゼルが人間界の病院に入院しているかって?冥界堕天使領の病院よりも人間界の病院の方が精神面の療養に向いていると考えたからだ。あっちに入院してたら元総督の自分に胃痛の原因となる情報が頻繁に来る可能性が高いからこそアザゼルは人間界の病院を選んだのだ。ちなみにこの病院、駒王学園同様グレモリーと繋がっているそうな

「しかしお前まで入院してたとはなサーゼクス。」

そう言ってアザゼルは向かいのベッドにいるサーゼクスに話しかける。何故サーゼクスが此処にいるのか?彼もアザゼル同様胃に深刻なダメージを負って入院したからだ。ちなみに病院を選んだ理由もアザゼルと同様である

「しかしまさかそっちにもヴェルバーの手先が襲撃掛けてたとはな。」

「ああ、どうやら禍の団の残党が優勢の尖兵によって侵蝕されたみたいでね。」

「んでそいつらを例のバアルの坊主が1人で殲滅したと?」

「・・・・・・ああ、流石にイッセー君と伝承者の座を争っただけあるよ。彼の戦いは滅茶苦茶にも程があったな。」

そう言いながらサーゼクスは目を閉じ思い出す。無数の鼻毛と口から飛び出たバール、そして手に持った布団叩きで遊星の尖兵と化した禍の団の残党達を蹴散らすサイラオーグの姿を・・・・・自身が入院する要因となった彼を

「でもまぁ、流石にお前んとこと繋がってるとはいえ人間世界の病院ならそう言った胃にダメージ与える様な事は無いだろうから暫くゆっくりできるよな。」

「そうだね。僕ら悪魔陣営も初代様達が戻った事で色々な問題が解決しつつあるしね。」

アザゼルとサーゼクスがそんなやり取りをしていたその時

「えっと・・・・アザゼルさんにサーゼクスさんでしたっけ?貴方達も色々苦労してるんですね。」

アンテナヘアーの何故か病院服の上にパーカーを着てる少年が話しかけて来たのだった

「君は確か・・・・・〝苗木誠”君だったね?」

「はい。それとこっちが・・・・・」

「〝最原終一”です。」

そう言ってアザゼル達に自己紹介をする苗木と最原

「まぁ主にお前らと同じぐらいの年の知り合いのおかげでな・・・・・・そういやお前らは何で入院したんだ?」

「それは・・・・・・・」

「恥ずかしい話だけどクラスメイトの女子達に・・・・・・・」

アザゼルの問いに暗い表情になる苗木達

「ああ、答えなくていいから・・・・・・・若いのに苦労してるなお前ら。」

「ありがとうございます。」

苗木がアザゼルにそう感謝の言葉を継げると同時に病室のドアが開きそこから何人もの女子が入ってきたのだった

「な・・・・何この娘達?お前らの知り合い?」

「き・・・・・・霧切さん、舞園さん、セレスさん、朝日奈さん、江ノ島さん、戦場さん、こまる・・・・何故此処に?」

「あ・・・・・赤松さん、入間さん、東条さん、アンジーさん、春川さん、茶柱さん、夢野さん、白銀さん・・・・・お、お見舞いに来てくれたのかな?」

何故かビクついてる苗木達に女子達は穏やかな笑みを浮かべ

「それもあるけどね苗木君に最原君・・・・・・」

「今日は2人に素敵な知らせがあるの。」

霧切、赤松と呼ばれた2人が苗木と最原に語り掛ける

「す、素敵な知らせ?」

「実はね、貴方達2人は




















私達のお腹の中にいる赤ちゃんのパパになるのよ。」

自分達の腹部をさすり幸せそうな表情をしながらそう告げる霧切

「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」」

「これからよろしくね終一君❤」

「退院したら早速挙式をあげましょうね誠君❤」

そんな彼女らの言葉を受けた苗木と最原は


















その場に倒れこむのであった

「ちょ!!?苗木君に最原君大丈夫かい!!!!!?」

「な、ナースコール!!!ナースコールゥウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!!!」

それから数十分後、4人の入院延長が決まったそうな




















-放課後、とある焼き肉店-

「それじゃあ鳴上悠生徒会長就任を祝してかんぱぁあああああああああああああああああああい!!!!!!」

『イェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイ!!!!!!!』

イッセーの号令と共にクトゥルフの神話生物達がそれぞれのドリンクで乾杯するのであった

「・・・・・・・・・な、なぁ兵藤?コイツ等って・・・・・・」

鳴上の友人の〝花村陽介”がびくつきながら尋ねる

「俺の友人のクトゥルフの邪神や神話生物達。鳴上の就任祝いやるって聞いて駆けつけて来たんだよ。」

「どんな友人関係だよ!!?」

「せ、先生も交友関係スゴイ方だけどイッセーはそれを凌駕してるクマね。」

陽介の隣に座ってる〝クマ”と呼ばれてる金髪の少年がそう呟く

「この店の店主も人間じゃないっすけどね・・・・・」

そう言いながら鳴上と陽介の後輩の〝巽完二”は注文を受けた肉を各テーブルに運んでる店主のサイコショッカーを見る

「まぁそんな事は兎も角・・・・・」

「「そんな事で済ませて良いの!!!?」」

「鳴上のヤツ意外とやるよな、まさか4股かけてるなんて。」

そう言いながら4人の女子に囲まれてる鳴上を見るイッセー

「いや、それは違うぜ兵藤。俺が知る限りじゃアイツ8股してるぞ。」

「俺の予想を超える剛の者だったか。」

陽介の言葉にイッセーが感心してたその時

「鼻毛漢、鼻毛坊主大変だぁああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

バァアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ

突如関東野菜連合が姿を現したのだった

「や、野菜が喋ってるクマァアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!?」

「どうしたニンジン?」

「何かあったのか?」

クマのツッコミをスルーしてイッセーとボーボボはニンジンに問いかける













「・・・・・ピーマンが・・・・・・裏切りやがった。」















「「・・・・・・・んなぁああああああああああああああああああにぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!?」」

ニンジンのその言葉に驚きの声を上げるイッセーとボーボボ

「ピーマンのヤツ、実は裏で禍の団を操っていたんだ・・・・・そして裏で衛星軌道上に移動要塞を作り上げ禍の団が滅んだ今新たに〝ピーマンの団”を作り上げ世界征服に乗り出したんだ。」

「ピーマンの団!?もっとましなネーミングは無かったの!!!?」

「それ以前に野菜が禍の団の黒幕だったのか!!!!?」

ニンジンの言葉に驚きを禁じえないイリナとゼノヴィア

「あの野郎・・・・・・今日まで泳がせてたが遂に本性を現しやがったか!!!!」

「上等だ!!!今すぐピーマンの団をぶっ潰しに行くぞ!!!!」

『おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!』

イッセーとボーボボの言葉を受けクトゥルフの面々と関東野菜連合が戦闘準備に取り掛かる

「イッセー、俺達も手を貸すよ。」

そこで鳴上がイッセーに協力を申し出る

「まぁあんな話聞いたら放っておくわけにはいかないもんな。」

「でも衛星軌道上なんでしょ?どうやって行くんすか?」

完二の問いに対してイッセーは

「あそこの発射台からロケットで。」

店の入り口を開けてすぐ目の前にある発射台を指さしそう答えるのだった

「「「何時の間にあんなものがあったんだ(あったクマ)!!!!!?」」」

その光景に驚きの声を上げる陽介達

「私達もあんな感じでよくツッコんでいたわねソーナ。」

「懐かしいですね・・・・・」

そんな彼らを見たリアスとソーナは遠い目でそう呟くのだった

「念入りに準備しつつ迅速に乗り込め野郎共!!!!」

「だからピーマンはしょっぱくて嫌いなんだよぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

そう言いながらロケットに乗り込んでいくイッセー達。そんな中、首領パッチと天の助、そしてクマが突如空を見上げ手をかざしながらこう言ったのだった













「「じゃあな。」」

「バイバイクマ。」









-THE END- 
 

 
後書き
これにて完結です!!これまで読んでくださった方々ありがとうございました!!! 
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