ヘタリア学園
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第七千五百話 隠して
第七千五百話 隠して
ドイツは陸軍大学も参謀本部も解体させられて軍事制限も厳しく課せられました、その結果でした。
ドイツの上司の人はこの惨状をどうすべきか必死に考えてドイツに言いました。
「陸軍大学や参謀本部は部隊での教育とする」
「その形で、ですね」
「続けていく、兵器もだ」
これもというのです。
「トラクターやその名目で研究をしていくぞ」
「そうしていきますか」
「そして秘かにだ」
上司の人はさらに言いました。
「ソ連と交流を行うぞ」
「あの国とですか」
ドイツの眉がぴくりと動きました。
「あの国は共産主義で」
「何処とも付き合いがないな」
「そうした国ですが」
「付き合いがないから隠しやすい」
これが上司の人の考えでした。
「交流もな」
「そういうことですか」
こうしてでした、ドイツ軍は隠れて色々と進めていくことにしました、このままでは本当にどうしようもないので。
第七千五百話 完
2019・1・3
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