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ドリトル先生と日本の鉄道

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第四幕その六

「銀河鉄道を軍隊が使ったら」
「宇宙戦艦みたいに」
「ああして宇宙を進んで」
「そうして動いていけるんだ」
「それが出来るかもね、まあああした鉄道はね」
 銀河鉄道はというのです。
「今は完全に夢だよ」
「小説か漫画のね」
「そうした世界だね」
「まだ」
「若し乗れたらどれだけ素晴らしいかって思うけれど」
 それでもというのです。
「流石にね」
「今の人類の技術では」
「流石にまだだよね」
「スペースシャトルやそうした時代だし」
「宇宙に出ること自体が相当なことだから」
「まだまだ夢だよ、けれど若しかしたら」
 自分で言った夢は現実になるということを心の中で思いつつです、そのうえで動物の皆にも言うのでした。
「実現するものだね」
「そうそう、夢はね」
「空想で終わるものじゃないから」
「だからだね」
「銀河鉄道にしても」
「現実になるかも知れないよ。空想科学で終わったら人類は進歩しないよ」
 今の時点の科学の知識だけで漫画やアニメの設定をこれは駄目、あれは無理と言うだけでは何にもならないというのです。
「それは科学でも何でもなくてね」
「ただのいちゃもん?」
「そんなもの?」
「結局何も生み出さない」
「そんなものなのね」
「そうだよ、茶々入れと一緒だよ」
 科学の進歩という大きな流れから見ると、というのです。
「そんなものは小さいしね」
「何も生み出さない」
「つまらないものだね」
「そう考えるよりどうしたら出来るのか」
「そう考えるべきだね」
「そうだよ、だから銀河鉄道もね」
 この宇宙を行き来する鉄道もというのです。
「実現出来るかも知れないからね」
「それで宇宙を旅して」
「軍隊もだね」
「銀河鉄道で人やものを運ぶ」
「宇宙で出来るかだね」
「宇宙船はある、そして銀河鉄道もとなると」
 それでというのです。
「どれだけ凄いか」
「そうなるね」
「それじゃあね」
「鉄道は宇宙でも使えるかも知れない」
「そのことに期待してだね」
「技術を進歩させていくべきだよ」
 鉄道のそれもというのです。
「リニアモーターカーもそうだけれどね」
「それで終わりじゃなくて」
「銀河鉄道もだね」
「軍隊のこともあるし」
「進歩させていくべきだね」
「日本ではまだまだ軍事にアレルギーを持っている人がいるけれど」
 それでもというのです。
「わかるね」
「うん、国を守る為にはね」
「災害が起こった時とかそうだよね」
「軍隊じゃないとって時多いよ」
「災害救助なんてね」
「日本は台風や地震が本当に多い国なんだよ」
 ここでもこのことについてお話する先生でした。
「その度に自衛隊の人達に動いてもらわないといけないのに」
「それならだよね」
「軍事にアレルギー持ってもね」
「それでもだよね」
「何にもならないね」
「意味がないね」
「そう、だからね」
 それでというのです。 
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