混沌の魔術師と天空の巫女
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第8章 日常編
コージVS全ギルド!!? 中編
『続いてはこのギルドだ!!!!』
入場門らしきところから煙が出て、人影が見える。
『大魔闘演武では4位!!!!女性だけの魔導士ギルド!!!!
人魚の踵!!!!』
「「「「「「「「「「ワアアアアアアッ!!!!」」」」」」」」」」
次は人魚の踵が相手か。
「悪いが勝たせてもらうぞ。」
そう言ってきたのはカグラさんだった。
「それでは・・・・・・試合、開始!!!!」
ドォーーーーーーーーーーーーン!!!
2回戦目が始まる!!
「ミリアーナ!リズリー!アラーニャ!」
カグラさんの声に3人が動き出す。
「重力魔法!」
「スパイダーネット!!」
「ネ拘束チューブ!!!」
魔法を見る限り、俺の動きを押さえようという考えだな。
「無駄だよ。」
俺は重力の魔法を受けながらも、俺を拘束しようとしてくる魔法を払った。
重力魔法は先ほどの試合でも受けたから、大丈夫。
ブウゥン!!!
「わあっ!!」
「きゃん!!」
「ミャアーッ!!」
3人は少し飛ばされた。
「バブルショット!!」
「ニンジンミサイル!!!」
泡のショットに人参のミサイルがやって来る。
「ふん!!」
俺はそれも払う。
ブゥゥン!!
「強い・・・。」
「ええ・・・けど・・・」
ダッ!!
「!!」
左側からカグラさんがジャンプし、俺の首に接近して来た。
「不倶戴天!!!“剛”の型!!!!」
かなりの至近距離で攻撃をしようとしている!!
「よし!」
「あの距離なら・・・!!!」
フゥン!!!!
「!!何!?」
「危ない危ない。」
俺はすぐにかわした。
「あの至近距離から・・・!?」
「かわした・・・!?」
他の人達も驚いている。
『おおっと!!カグラ選手、隙をついて攻撃するもかわされた~~~!!!』
実況者がそう言う。
「ならば・・・いくぞ、リズリー!」
「ええ!!」
2人が俺に重力魔法をかけてきた。
2人がかりだからか、さっきよりは体が重く感じる。
「キトゥンブラスト!!」
「ニンジンミサイル!!」
「バブルガン!!」
「針糸!!」
残っている人達が俺に向かって攻撃して来た。
「ふん!!!」
俺はそれを振り払う。
ブウンッ!!!!
魔法は振り払われ、少し砂煙が出てしまった。
「(けど、俺の闇竜の目で、位置はわかる。)」
俺は人魚の踵のメンバーがどこにいるかを確認する。
少し飛ばされたのか、全員バラバラになっているようだった。
「(・・・・・・ん!?)」
だが確認した中でカグラさんを除く人達は見えたが、
カグラさんが見えない・・・いや、いないと言った方が正しいだろう。
いつの間にか移動をしていた。
「・・・・・・・・・。」
「後ろか!!!!」
「っ!!!!」
俺は後ろを振り返る。
カグラさんは俺の後頭部を狙って接近して攻撃しようとしたんだろうが・・・
「そうはいきませんよ!!!!」
カグラさんの剣の腕はエルザさん並みですから、
さすがに少し本気を出した。
「はあぁっ!!!」
俺は爪でカグラさんを攻撃する。
「くっ!!」
ガァヂィンッ!!!!
「ふん!!!!」
ヒュウゥゥゥゥ、ドン!!!
「がはっ!!!」
俺は力を入れ、カグラさんを飛ばした。
カグラさんは少し遠くに飛ばされ、木にぶつかる。
「「「「「カグラ(ちゃん)!!!!」」」」」
「くっ・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
まさかまだ・・・戦う気か・・・・・・?
「これ以上は・・・もう手がない・・・降参だ・・・。」
「・・・そうですか。」
カグラさんが負けを認めた。
『あーーーっと!!!人魚の踵が負けを認めたぁぁぁっ!!!!
よってこの試合も、コージ選手の勝利!!!!』
「「「「「「「「ワアアアアアアアッ!!!!」」」」」」」」
『COOOOOOOL!!!!2回戦も素晴らしい戦いだぁぁぁぁっ!!!!』
『人魚の踵全力も出すも、
さすがにこれ以上の戦いは無理の為の判断でしょう。
だが女性だけでドラゴンを相手に戦う勇気は見事です!!!!』
実況者はそう説明をする。
そんな説明をしながら人魚の踵の人達は退場して行った。
途中でカグラさんがふらついていたけど、他の人達が支えて何とかなったみたいだ。
「全く、無理をしおって。」
そう言ったのは観客席にいたエルザさんだった。
「やっぱコージ強ーい!」
「ま、当然なんだけどね。」
ミントとシャルルがそう言っていた。
『さあさあさぁっ!!!!試合はまだまだ続きます!!!!
次のギルドの登場です!!!!』
「はぁ・・・」
早く終わりたい・・・・・・。
『続いてはこのギルドだ!!!!』
入場門らしきところから煙が出て、人影が見える。
『大魔闘演武では5位!!!!美男美女が多い魔導士ギルド!!!!
青い天馬!!!!』
「「「「「「「「「「ワアアアアアアッ!!!!」」」」」」」」」」
「「「「「「「「「「キャアアアアアッ!!!!」」」」」」」」」」
次は青い天馬が相手か・・・
観客の声がかなりうるさくなっている・・・・・・
「それでは・・・・・・試合、開始!!!!」
ドォーーーーーーーーーーーーン!!!
3回戦目が始まる!!
「前のドラゴンは鼻が無かった為、結局は無力だったが、次は大丈夫だ!!!」
・・・何か嫌な予感しかしない・・・・・・・・・。
「秘蔵の香りをくらうがいい!!」
一夜さんは試験管の様な物を取り出し、コルクを取り、
何か気色の悪い色の煙の様なモノが出てきた・・・・・・。
「い、一夜さん・・・」
「やっぱり、作戦って・・・・・・」
「うむ。」
「私のワキの香りでの方法だ。」
「妖精の球。」
俺は一夜さんの言葉を聞いてすぐに青い天馬全員を妖精の球で囲った。
「な、何よコレ!?」
「で、出れないぞ!!?」
青い天馬メンバー全員が慌てるけど、
悪いが出す気はないよ。あんな匂い嗅ぎたくないし。
「クッサァァッ!!!」
「おえええぇぇっ!!!」
「もう・・・ダメだ・・・。」
「ギブだ!!ギブゥゥゥゥゥッ!!!!」
こうして・・・あまり嬉しくもない勝利を俺は得たのだった・・・・・・
まだ臭う・・・・・・クッサ・・・・・・!!!
『えー・・・続いてはー、このギルドです!!!!』
入場門らしきところから煙が出て、人影が見える。
ちなみに、青い天馬の人達は全員担架に運ばれて行った。
運んでくれた人たちはちゃんとガスマスクの様な物を付けていた。
『大魔闘演武では6位で最下位ですが、実力はある魔導士ギルド!!!!
四つ首の番犬!!!!』
「「「「「「「「「「ワアアアアアアッ!!!!」」」」」」」」」」
「「「「「「ワイルドォ~、フォーーーーーーーーーーーッ!!!!」」」」」」
ドーーーーーーーーーーーーン!!!
『ああっと!!四つ首の番犬、全滅だーーーーーーー!!!』
「ちょっと待て・・・」
「何か・・・」
「俺達だけ・・・」
「省略されてね・・・?」
「「フォー・・・。」」
何か一瞬で決着がついた気がする・・・・・・。
『え~、次で最後になります。最後はこのギルドだ!!!!』
入場門らしきところから煙が出て、人影が見える。
四つ首の番犬の人達はタフだったのか、
自力で起き上がり退場して行った。
『大魔闘演武では3位!!!!聖十大魔導の1人が所属している魔導士ギルド!!!!
蛇姫の鱗!!!!』
「「「「「「「「「「ワアアアアアアッ!!!!」」」」」」」」」」
この試合で終われるな。
「それでは・・・・・・試合、開始!!!!」
ドォーーーーーーーーーーーーン!!!
「アイスメイク、白竜!!!!」
「天神の怒号!!!!」
「堕天使、ベリアル!!!!ダークフレア・ストーム!!!!」
「岩鉄壁!!!」
「!!」
開始早々に、一気に魔法を放ってきた。
「ふん!!!」
ブゥゥゥン!!!
俺は強めに放っていた魔法を払った。
「(いきなり攻撃とは・・・・・・しかも、あのジュラさんが・・・)」
俺は心の中でそう思った。
「「うおおおりゃあああっ!!!!」」
「!!!」
今度は接近して来た!
「超麻痺爪メガメガクラゲ!!!!」
「堕天使の聖拳!!!!」
俺に向かって攻撃をしてくる2人。
「ん!?」
足が何だか冷たいと思ったら、リオンさんが地面を俺の所だけ凍らせていた。
「前みたいに凍らされてたまるかよ!!!」
俺は飛ぼうとしたが・・・
「させるかよ!!」
「飛ばさないよ!!!」
翼を狙って、シェリアとユウカさんが魔法を放ってきた。
「岩鉄壁!!!!」
さらにジュラさんも魔法を放ってきた。
「そうは、させないよ!!!!」
俺は爪で接近してきた2人と魔法を攻撃した。
ズバァン!!ズバアァン!!!
「ごはぁっ!!」
「オオーンッ!!!」
2人はダメージを受けた。
「隙あり。」
「!」
ジュラさんが俺に接近していた。
「鳴動富嶽。」
ドギャン!!!!
「よっしゃ!!!」
「決まったぜ!!!」
「・・・・・・いや・・・。」
「ふう、少し危なかった。」
「「「「「!?」」」」」
『な、何とーーーーーーーーっ!?
ジュラの攻撃を両手で防いだぁぁぁぁぁぁっ!!?』
『COOOOOOOOOOOOOOL!!?驚きが止まらないぜぇぇっ!!!』
ジュラさんのあの魔法は強力だからな、
片手より両手の方がいいと俺はそう判断した。
「やっぱドラゴンになると、実力が違うな・・・。」
「確かにな・・・。」
「だが、まだ俺達は終わらない!!!」
まだ続けるようだ。諦めない事はいい事だけどね。
「みんな、頼む。」
「OK!!」
リオンさんの言葉にジュラさん以外のメンバーが動き出す。
「いくぞ!!!」
「オオーーーンッ!!!」
「くらいな!!!」
「はあぁぁっ!!!」
また一斉に魔法を放ってきた。
2人が接近して攻撃、2人は遠距離から魔法を放った。
「甘いですよ!!!」
俺は拳で対抗した。
ドッオオオオオオオオオオン!!!!
「ごああっ!!!」
「あああっ!!」
「オーーーン!!!」
「きゃんっ!!!」
俺の拳と魔法の衝撃で爆発が起き、その爆風で4人は後ろに飛ばされた。
カチコチ、カチコチ・・・!
「ん!?」
今度は俺の翼に異常があった。翼が凍らされていた。
「アイスメイク、大鷲。」
リオンさんは鷲の形をした氷を大量に飛ばして、俺の翼を凍らせていた。
「けど、これぐらい、平気だよ!!!」
俺は翼を動かし、氷を払った。
「一瞬でいいんだ。」
リオンさんはそう言う。
「ジュラさん!!!!」
「うむ!!」
「!!!!」
ジュラさんが魔法を放ってきた。俺は岩の中に閉じ込められた。
「覇王岩砕!!!!」
ドゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!
「よし!!!」
「決まったよ!!」
「・・・・・・いや・・・残念だが・・・」
「やっぱり、そう来ましたか。」
「「「「「!!!」」」」」
俺は爆発寸前に、妖精の球でうまい事自分を囲み、
爆発を防いだのだった。
「マジかよ・・・。」
「どうするんだよぉっ!!?」
「一々怒るな。」
手があるかないかはわからないけど・・・
「少し本気出させてやるよ。」
俺はそう言い・・・
「フゥッ!!」
ドーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!
「「「うわあああああああっ!!!」」」
「ぬうううっ!!!」
「きゃあああっ!!」
「シェリア!!!っ!!!!」
加減をした闇竜の咆哮を放った。
全員飛ばされた中、1人は大事な妹を庇っていた。
「ぐ・・・」
「うむ・・・」
「まだ・・・続けますか・・・?」
俺は尋ねてみた。
「いや・・・これ以上は我々には・・・不可能だ、降参だ。」
ジュラさんが負けを認めた。
『な、ななな、何とーーーーーーーーーーーー!!?
聖十のジュラが負けを認めたぁぁぁっ!!!!
よってこの最終試合も、コージ選手の勝利!!!!』
「「「「「「「「ワアアアアアアアッ!!!!」」」」」」」」
『COOOOOOOL!!!!最後も素晴らしい戦いだぁぁぁぁっ!!!!』
『蛇姫の鱗全力も出すも、やはりドラゴンには敵わず!!!!
しかし、戦った勇気は素晴らしいモノだと思います。』
実況者はそう説明をする。
そんな説明をしながら蛇姫の鱗の人達は退場して行った。
『これにて全ての試合が終了とさせていただきます。』
「(やっとか・・・)」
ようやく・・・終わった・・・
『この後にコージ選手にインタビューを・・・・・・』
「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁっ!!!!」
「!?」
大声を出したのはナツさんだった。
「まだ試合はあるぜっ!!!!」
「はぁっ?」
一体何を言っているんだ・・・?
「今度は俺と勝負だーーーーーーーー!!!!」
「俺じゃなくって、俺達、だろ?」
「確かにな。」
「お前の腕を試したい。」
「ギヒッ!!!」
「ジュビア、グレイ様の為に戦います!!!!」
ナツさん、グレイさん、ラクサスさん、エルザさん、ガジルさん、ジュビアさんが、
観客席から出て、このフィールドにやって来た。
『な、なななな、何とーーーーー!!?
仲間である妖精の尻尾が乱入だぁぁぁぁっ!!!??』
「「「「「「「「「オオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!」」」」」」」」」」
「勝負だ!!!!コージ!!!!」
「えええええええええっ!!!??」
まだこれ、終わらないの!!!??
後書き
どうも、白鋼です。
今回はセイバートゥース以外のギルドとの戦いを出しました。
そして最後にナツ達の乱入、いかがでしたでしょうか?
次の投稿は早くて今月、遅くて来年になると思います。
フェアリーテイルメンバー同士の戦い、激闘になると思います。
次回もお楽しみに!!
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