魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
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第百五十二話
前書き
この話の前に箒とオータムのR18が入ります。
未読の方は『イチャラブエッチする話』へどうぞ。
「ん………朝か」
目を覚ますと、隣に茶髪の女が裸で寝ている。
「スコールにどう言い訳しよう……」
いや、その時はその時だ。
とりあえず朝ごはんを作ろう。
制服を量子展開してキッチンに行き、冷蔵庫の中身を確認する。
「んー……まぁ…何とかなるか」
「あら、朝ごはんでも作ってくれるのかしら」
げ……帰ってたのか…
パァン! という音と共に、俺の頭蓋骨と脳髄が貫かれた。
【頭蓋骨、脳髄破損】
【魔法式をバックアップよりリード】
【複製】
【完了】
何とか倒れる前に再生できた。
「いや、気持ちはわかるけどいきなり銃撃は」
ッタァン! ッタァン!ッタァン!
振り向き様に撃たれる。
【心臓、両肺(以下略)
「おいちょっとま」
ッタァン!ッタァン!ッタァン!
【眼きゅ(以下略)
「おい」
ッタァン!ッタァン!ッタァン!ッタァン!
【(以下略)
「ふぅ……。何かしら坊や」
「や、とりあえず朝食つくるからさ…」
「まぁいいわ」
あ、いいんだ…。
冷蔵庫から出した野菜を千切ったりパンを切ったりしてサンドイッチを作る。
米? ここ米ないけど?
「あ、そうそうシャッチョサン」
「なにその呼び方……お前幾つだよ…」
ッタァン!
(以下略)
「料理に入ったらどうすんだ…流石に食いたくねぇだろ?」
「そうね…。で話の続きだけれど」
「うん?」
「貴方の妹と残りのロリ二人に自慰の仕方を教えといたから」
「あーはいはい自慰ね……………自慰!?」
嘘だろお前!?
振り向くとスコールがニヤニヤしていた。
「これでチャラよ」
「あー…あー……えっと………」
「人の女を寝取ったのよ? 相応の報いを受けるべきではなくて?」
うぐぅ………。
「それで、うちの子はどうだった?」
「どうって…どう?」
「可愛いかったでしょ?」
「うん…まぁ…。ギャップ萌え?」
ッタァン!
【以下略】
「でしょー?」
「同意したなら何故撃つ……」
「気分よ」
「他の人にはやるなよー?」
「ええ、わかってるわ。そうそう貴方のハーレムメンバーもなかなか可愛い声で啼いてたわよ」
「知りたくねぇ情報だな…」
「それで? 貴方今日は学校はどうするの?」
「え?行くけど?」
「いいの? ホウキ・シノノノと会うことになるわよ?」
「そこら辺は……まぁ…」
「それにしても『普通のデートがしたかった』ねぇ…。顔相応に可愛い事を言うのね。
下半身はそこらの女を食い荒らす獣のくせに」
は…? なぜそれを……?
「ホウキ・シノノノから聞いたわよー」
「何話してんだよアイツ…」
「いいじゃない。可愛げがあって」
「チッ……」
サンドイッチを皿に盛って、テーブルに出す。
「美味しそうね」
「一通りの物は作れる」
サンドイッチを手に取り、口に放り込む。
「で? ホウキ・シノノノとは別れるの?」
「別れる? なんで?」
「だって貴方達喧嘩中でしょう?」
「…………………」
「ま、いいわ。それよりちょっとこっちに来てちょうだい」
なんだろうか。
スコールに手招きされるまま近づくと、耳を触られた。
「……………何?」
「いえ、一度触ってみたかったのよ」
「あっそ……」
side out
「お、おい一夏」
箒に名前を呼ばれた一夏はフイッと顔を反らした。
「なぁ、箒ちゃんいったい何したんだよ?」
「う、うむ…ちょっとヤリすぎてな…」
一夏は弾の膝の上に座っている。
学校に来てからずっとこの調子であった。
「一夏。悪かったと思っている」
「……別にきにしてねーし」
「箒、取り敢えずこれを気にアンタらちょっと互いの距離感を考えなさい。いい機会よ」
「……そうだな」
とぼとぼと箒が自分の席に戻る。
一目見て落ち込んでるのがわかる程だ。
クラスでもっとも背が高く、カッコいい女子が落ち込んでいる。
しかもいつも一緒に居る彼氏も居ない。
と、なれば男子が群がる………などという事はなく、これ幸いと百合系女子が集まる。
「大丈夫ですよ御姉様!」
「男なんて放っておいて私達と…むふふ」
ソレを見た箒はと言えば……
「……………はぁ」
と悩ましげなため息をついた。
(我、淫夢をもたらす者。色を遣う者。
リリムキッス、キャスト)
そして、百合系女子の一人の耳元に口元を近づけ……
「少し黙れ……。犯すぞ」
「━━━━━━!?」
ボソッと囁かれた低い声で、その女子が崩れ落ちる。
「はいはい。アンタら、箒に性的に食い散らかされたくなかったら散りなさい」
恍惚とした顔の女子を引っ張り、残りの百合系女子も退散する。
「はぁ………」
「箒、その妙に様になってる悩ましげなため息どうにかしなさい。
この教室に媚薬でも撒き散らす気?」
鈴が周囲をグルリと見渡すと、男子も女子も顔を反らした。
「む…すまない」
「それで? いったい何があったのよ?」
「う…うむ……少しこっちに来い」
箒が席を立ち、鈴を教室の隅につれていく。
箒が耳打ちする度、鈴の頬が赤くなる。
そして………。
「アンタ馬鹿じゃないの?」
「う、うむ…反省している」
「流石に今回は擁護出来ないわよ」
「……しっている」
刹那、箒の手が振り上げられた。
ッパァン‼ と音が響く。
握られた箒の手に注目が集まる。
開いた手から落ちた消しゴムが、てん…と床に転がる。
「うるせー。だまれくそびっち」
「一夏、拗ねても可愛いだけだぞ?」
「ふしゃーっ!」
「それにくそビッチとはなんだ。お前だって昨日オータム………いやここで言うのは止そう」
「ふーっ!」
「あー。ほら、落ち着け一夏。な?」
弾がこしょこしょと顎を擽る。
「ふー……ふんっ」
プイッと箒から視線がはずされた。
そこで担任の体育の教員が入ってきた。
「ホームルーム始めるぞー」
PM12:30
「はみゅはみゅ……っみゅ…んぐ…」
「一夏、俺の魚食うか?」
「みゅ…たべりゅ…」
弾は隣で旨そうに魚を頬張る猫ショタと少し離れた所でしょんぼりと給食を食べる姫侍を見ていた。
給食を終えると、一夏はそそくさと教室から出ていった。
いつもなら一夏は箒の膝の上で寝ている。
弾は仕方なく一夏を追った。
向かった先は図書室だ。
一夏は一番奥でギネスブックを立てて読んでいた。
「一夏」
「どうしたー?」
「箒ちゃんと何があったんだ?」
「俺は今回悪……………くはないはず」
『いやいや、オータムとヤッた時点で有罪でしょますたー」
「お前が言うかお前が」
弾が一夏の後ろへ回り込むと、本に隠れるようにして小さな指が空中を叩いていた。
「……なにしてるんだ?」
「ISの設計。手足を考えなくていいから多少無理な骨格でもイケる」
「そうか」
弾は一夏を抱き上げ、椅子にすわってから膝の上にのせた。
「ま、箒ちゃんと何があったかは知らんがさっさと仲直りしろよ?
お前らが喧嘩してるとクラスの空気が暗くなる」
「一部の奴らは元気だがな」
「アレは例外さ。だがアイツらだって普通のお前らが居ないと成り立たない」
「はいはい………。箒が謝ってきたら考えるよ」
「頑固者め」
一夏の黒髪がくしゃくしゃとかき混ぜられる。
「みゃうみゃうみゃう……」
一方箒はと言えば、教室で意気消沈していた。
「ぅあー…………………」
「ねぇ箒。あんたなんで私を抱いてるのよ?
あと耳元で大声出さないでくれる?」
「うぁ━━━━━━━━━━」
「それで? どうするの? アンタから謝らないとどうにもなりそうにないわよ?」
「う、うむ…そうだな。今日の帰りに謝るつもりだ」
「そ………」
「だが一夏もなー……。いや、まぁ…私は構わないのだがタイミングがな…」
「どうかしたの?」
「一夏の奴また一人女を落としたようでな」
「へ、へー……」
「その相手の女が普段はヤンキー口調だが行為になると甘えるという物凄く可愛い奴でな」
「それで?」
「実は私も狙っていたのだ」
「アンタ頭沸いてるんじゃないの?」
「なので一夏と仲直りしたらオータムを交えてさんぴ「言わせないわよっ!」
鈴の頭突きが箒の顎を打った。
「ぐぁっ……ひたかんりゃ(舌噛んだ)」
「自業自得よこの淫魔」
「うー…後で一夏にキスで治してもらおう」
「で結局こうなるのか」
「ま、予想通りよね」
弾と鈴の視線の先には濃密なキスを交わす一夏と箒。
「で、この後どうなるのかしら?」
「つけるか?」
「そうしましょ」
箒が一夏をヒョイと持ち上げ、肩に乗せた。
「なにあれ…」
「箒ちゃんまた体でかくなってないか…?」
「ええ、縦横高さ全部でかくなってるわね……どうやってスタイル維持してんのかしら…」
「どうせ気功とか魔法とかだろ。お前も気功つかえるんだろう?」
「箒ほどじゃないわ。アイツデフォルトで拳銃弾防げる防御膜張れるらしいわよ」
「なにそれこわい」
一夏と箒はある一軒家の中に入っていった。
少しして…
ばきゅん!ばきゅん!ばきゅん!ずきゅぅん!ぴきゅぅん!
という音がして二人が走って出てきた。
その後ろからは金色の人形が出てきた。
「なにあれ…ISか…?」
「あー…スコールさんね。大方あのバカ二人がスコールさんの彼女にちょっかい出しにいったんでしょ…」
「かの……ああ…あの人百合なんだな…」
「そういうこと。で、あの人の恋人を箒は前から狙ってたし一夏は昨晩抱いたらしいわ」
「そりゃ怒るだろ…」
「さ…巻き込まれる前にかえりましょ」
「おう。そだな」
二人がせを向けた後、『ぴぎゃー!』という叫び声が聞こえたが、二人は何も聞かなかった事にした。
後書き
要するにコイツらバカップルです。
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