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ヘタリア学園

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第七千三百七十三話  建物の模型は

第七千三百七十三話  建物の模型は
 ロシアのコーナーには建物もあります、とはいっても実物ではなく忠実に再現した模型が展示されています。
 その模型がです、壁にドアがあったり関係ない場所に階段があったりして実にカオスでイタリアはロシアに尋ねました。
「これも芸術?」
「面白いから紹介したんだ」
「そうなんだ」
「何かうちってこんな建物が時々あるんだ」
 ロシアはイタリアにいつもの素朴な笑顔で答えました。
「どうもウォッカを飲んでね」
「それでなんだ」
「設計して建てたみたいで」
 確かなソースはないお話です。
「時々こんなお家になるんだ」
「それもロシアらしいね」
「普通建てる時に気付かないか」
 ドイツはロシアにどうかというお顔で尋ねました。
「そのまま建てたか」
「そうなんだよね」
「それも凄いな」
「これも芸術だと思うよ」
 イタリアは感想も述べました、これもまたロシアということでしょうか。


第七千三百七十三話   完


                2018・11・1
 
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