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ヘタリア学園

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第七千三百七話  採決は

第七千三百七話  採決は
 どう見ても反対国の方が多い中で日本は捕鯨賛成案を出しました、ですがオーストラリアはその場で堂々と腕を組んで言いました。
「おはんの言葉は聞いたでごわす」
「そしてですね」
「おいどんも言うでごわす」
 自分の言葉をというのです。
「反対と」
「わかりました、では」
「そのうえで採決を取るでごわすよ」
「僕は賛成国として言うけれど」 
 アイスランドは日本の方にいて言います。
「オーストラリア優勢だね」
「それはわかっています、ですが」
「日本さんとしてもだね」
「退きません」
「そう、日本さんの気持ちはわかったよ」
「私はあくまで戦います」
「本当に戦争みたいになってもだね」
 それでもというのです。
「戦うんだね」
「そうします」
 アイスランドにも言います、どう見ても不利な状況の中でも。


第七千三百七話   完


                 2018・9・29
 
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