麗しのヴァンパイア
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第七十二話
第七十二話 先生達もまた
今田先生と今日子先生もこの日は悠然として家を出た、出る前に二人共お茶を飲んで出発の準備に入ったが。
ここでだ、今田先生は今日子先生にこう言った。
「いい?水分はね」
「摂っておかないと駄目よね」
「さもないとね」
水分補給、それを怠るとというのだ。
「脱水症状になるし」
「痛風にもなりやすいし」
「しかも脳梗塞の危険もあるから」
だからだというのだ。
「出来るだけね」
「沢山摂るべきよね」
「そしてね」
「これから起こることは汗もかくし」
「そう、だからね」
今田先生は今日子先生にいつもの穏やかな笑顔で話した。
「今回もね」
「水分を補給して」
「それからね」
そのうえでというのだ。
「行くべきだし」
「ええ、大丈夫よ」
今日子先生は今田先生にいつもの明るい笑顔で応えた。
「それはね」
「そうよね。しっかり飲んでたから」
「若し飲まないと」
それこそとだ、今日子先生も応えて述べた。
「それも飲み過ぎっていう位ね」
「本当にそれ位飲まないとね」
「駄目なのよ、特に夏場なんて」
「普段よりも遥かに汗をかくから」
それでというのだ。
「もうね」
「汗をかく分も身体を冷やす分も」
「全部考えて」
「そうして飲んで」
「そのうえでね」
「出陣しましょう。それで帰ってからも」
今日子先生の方から述べた。
「たっぷり飲みましょう」
「絶対にね」
「それが一番身体にいいから」
「お酒も飲むけれど」
「普通の水分もしっかりとね」
摂らないといけない、先生達はこのことを考えていた。このことは健康のことを考えてのことである。
「飲みましょうね」
「皆もそうしてね」
先生達は使い魔達にも水分補給をしっかりする様に言った、そうして今田先生の屋敷を戸締りをした後で出るのだった。
第七十二話 完
2018・7・18
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