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真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改

作者:南條 綾
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河川敷で

こういうときは
川辺に移動して河川敷で座っていた。
横に携帯灰皿を置いて一服していた。
 
「そこの不良」

 下のほうから声が聞こえて来たのでそちらを見たら恭也さんがいた。

「恭也さんか?」

「俺でよかったと思うぞ、ったく小学生が煙草を吸うなんて」

「気分転換に良いんだがな」

「本当に小学生らしくないな」

「それを言うなら、あの3人娘も小学生らしくないし、
恭也さん自身大学生って感じじゃなくもっと上に感じる」

「そういう意味じゃないことは分かってるだろう」

「説教なら簡便ですよ」

「すずかちゃんかなのはに何か言われたのか?」

「そこでアリサが出てこないんです?」

「アリサちゃんとなら口論してるだろう」

「ああ言ったらこう言うって奴だからな」

「鳴海探偵から大まかには聞いてる
年齢が実年齢と離れてるらしいな」

「なっちまったのは仕方ないからうけいれるけど、
酒もたばこも女もギャンブルもダメなんて何を楽しみに生きればいいんだ」

「それだけっていうのはダメ人間のようにも聞こえるんだが」

「何言ってる呑む、打つ、買う。男の基本原理だろうが」

「まずそこから直す必要があるから鳴海探偵はもう一度学校を進めたんじゃないのか?」

「まぁ、実をいうとタバコ
ストレス緩和にはなるが体が受け付けないのかうまく感じられん」

「ならやめるんだな」

「買うとは違うか近くに女はいるが、さすがに許容範囲外だしな」

「なのはに手を出したら」

「10年後はどうかわからんが今は無いだろう
下衆を一人忠告しておいたけどな」

 ここに来たあらましを言っておいた

「それは助かったのだが、それならば言い合いになる要素がないのではないか」

「人間関係なんて損得勘定か快楽のための方便しかないだろう」

「それは違う」

「あと一つ忘れていた」

「それだ!」

「義務感だ」

「違う」

「やることやって子供が生まれたんだ
責任をもってやらないとダメだろう
これだけだ」

「俺は、綾がどんなつらい過去を持ってきて、どう考えてるかは俺にはわからん
当事者じゃないからな
俺もすずかちゃんと同じ意見だ
綾は悪い奴じゃない
結構あの子たちは警戒心が強いんだ」

「吊り橋効果ですよ」

「そこまで卑下しなくてもいいだろう
その心の氷が解けることを祈ってる
どうしても暴れたくなったらうちの道場に来い
武術のみだけなら相手してやる」

「それだけはいただきます。」

 そう言って恭也さんは帰宅していった。
おれがあの子たちに好意を持ってる
馬鹿らしい

 帰るとすずかと鉢合わせか
なんとなく気まずいな
夜も日が落ち、町並みを歩いてると、
また立派なこの街には似合わない車が止まった。
俺が歩いている歩道の少し前の車道でその車が止まった。
降りてきたのはキャリアウーマンだと思われる20代女性
髪の毛はこの世界だからいるピンクの

「あなたね、南條 綾さんは」

 俺は警戒をする
俺の名前を知ってるやつはろくでもない奴か、
おやっさん関連で知り合ったやつらかの二種

「そんなに警戒しないで欲しいかな」

「見知らぬ人に声をかけられたら警戒するようにって学校で習いませんでしたか?」

 俺がそう言ったら目の前にいる女性は薬と笑った。

「本当に忍の言ったとおりね」

「忍さんの名前を出せば警戒が緩むと」

「本当に警戒を解いてほしいかな
月村の親戚の綺堂 さくらよ
忍やすずかは姪に当たるわね」

「本当らしいですね。その綺堂さんが俺に何用で?」

「昼に早退したはずの誰かさんが帰ってきてないから何かあったのかと心配してたわよ」

「まだ夜7時でしょ。ガキじゃあるまいし」

「小学生が理由もなしに出歩いていい時間じゃないわ」

 確かに

「乗って、送ってくわ」

「拒否権は・・・なさそうだな・・・了解」

 俺は素直に車に乗った
何かあれば脱出すればいいだけ
本当に月村家の親戚ならこれ以上迷惑かけたらおやっさんにも悪い
変えるの気まずいな・・・
仕方ない

「綺堂さん」

「なにかしら綾さん」

「金貸してくれないか?」

「返せる当てもないでしょ、いくらかしら」

「1万」

「なんでそんな大金が必要なのかしら?」

「年齢はガキでも女だからな
チョコの一つや二つ買って機嫌を取った方が得策だろう
チョコで5000円ぐらいかかって花束で4.5千ぐらいかかるだろう」

「そんなに必要ないわよ
小学生なんだから普通のお菓子で十分よ」

≪綾・・・君・・・助けて≫

「すずか!」

≪綾・・・君・・・≫

 俺は指輪をかがけて話をする

「ティア」

「座標出ました」

 俺の呼びかけにすぐさま座標を取ってくれた。

「綺堂すまん、行けなくなった」

「どうしたの」

「すずかが何かのトラブルにあったみたいだ」

「あなたが不思議な術を使うのは知ってる
そこまで送るわ」

「それだと遅い、瞬間移動で行くから
この場所に来てくれ」

「すずかを・・・すずかをお願い」

「任しておけ」

 この心配、月村の関係者っていうのは本当らしいな

≪あ・・・や・・・≫

「時間がない、行く」

瞬間移動(エルシード)

 俺は力ある言葉を使いその場所に向かった。
普通の瞬間移動は一回でも言った場所
もしくは完璧に想像できる場所のみの呪文だが、
これはそれ+某プラウザのマップみたいに検索場所がわかればすぐに行ける
あらかじめすずか、アリサ、なのはには呼ばれたらGPSみたいなのを印につけておいた。

  
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