真説魔法少女リリカルなのはエトランゼ改
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1部 稀有な人生の始まり
1章 人生何があるか分かったものじゃない
デバイス
ここはどこだ!
俺は寝ていたはずだ?
無重力な感じの場所で俺はただ一人浮いていた。
俺の前に青色の指輪が浮いていた
そのブルーダイアが小さく光り輝くと話しかけてきた。
「今度の主は弱いですね」
女性の声だが、バカにされたので頭に来たのだが
今の状況がこいつが作ったのなら話を聞くのがいい
「てめえは?」
「まずは言葉使いから直した方がいいですよ
見た目の年齢とその言葉使いだと浮きますから」
大きなお世話だ
「質問に答えな」
「あら、ご存知では?」
知らねえから聞いてるのにうざったい奴だ
「本当にご存知ないみたいですね
なら自己紹介を
私は栞様のデバイスだったティアです。
神によって作られたデバイスで、
いつかあなたに手元に行くようになってたデバイスです」
「それはご苦労なことだ!
いうことは栞さんや隆行さんが亡くなったのは俺のせいか」
「必ずしもそうとは限りません
実際栞様、隆行さんだけなら助かる可能性があったのですが、
栞様は私を使おうとはしませんでした」
「なぜか聞いていいか?」
「自分たちだけが脱出するのはだめだと思ったのです。
多少の人数なら何とかなったのですが乗客全員やあんなに巨大な質量の物を動かすには
無理だから、栞様ご夫妻は運命に任せました
もし私たちに万一のことがあったらあなたにと」
「お前が親代わりって事か?」
「いえ、違います
あなたのパートナーしてです。
あなたの資質は古代ベルガの者よりも秘めているのに
それを有効活用してないです
だからあの氷室とかいう矮小な者たちに苦戦をし、
なおかつ倒れるという残念な結果になったのです」
「好き勝手言ってくれるな」
「もし、恭也さんたちがいらっしゃらなければ
あなたはあそこで倒れていたかもしれません
そして生きてるのが嫌になる結果になったかもしれないのですよ」
最後の方は雑魚一掃は恭也さんが行ってくれていた。
こいつの言う通り倒れたらどんな目にあったのかはわからん
結果的には良かった結果になったけれど・・・
「この世界はとても不思議な世界です
栞様がいた世界よりも複雑で幼稚な世界です」
「さっきから聞いてるとてめえがこの世界の物じゃないように聞こえるのだが?」
「そこからですね
私の出身は次元世界の失われた世界『アルハザード』で誕生しました
そして古代ベルガ、そしてミッドチルダに流れゆき栞様のもとに行きました
ミッドは魔法と科学が混同する世界ですね」
アルハザード
こちらでは土地名か、たしかクトゥルフ神話に出てくる
魔導書ネクロノミコンを作った人の名前がアルハザードだったか
まぁ俺の世界では代名詞的な存在として有名だったりする
古代ベルガにミッドチルダ聞いたことねえな
次元世界というのも聞いたことねえ
どうやら俺がいた世界より科学が進んでいるのか?
「お察しの通り、この世界ではないあなたにわかりやすく言えば、
ほかの惑星の物品だと思っていただければいいと思います」
「だが、この世界は基本平和だ
あんなドンパチはないのに、お前の存在は必要ないだろう」
「力が強いものには・・・」
「代償がある。
それに見合った代償がそれを行わないのは力を持った者の責任を全うしないことになるだったか」
俺はティアの言葉を遮り言葉をつなげた
「その通りです。
実際あなたが覚醒した途端にこんな騒ぎが発生しました
偶然ではないのです
あなたは自分の力をしり、高めないのであれば
いつかは死ぬことになるでしょう」
「おっかない予言をするな
貴様が俺の先生となって鍛えてくれるというのか」
「当面はそうなりますね」
いい迷惑だ!
新しい生命をもらってこのように生きてる
死ぬにしても穏やかに死にたい
俺はあきらめてティアの提案に乗ることにした
「栞さんから渡されたお前と同型の色違いも同じものか?」
「あれはただの宝石ですよ
栞さんの実家にあったものです
ちなみにいうと隆行さんは地球の人です」
「栞さんはミッドとかいう宇宙から来た宇宙人って事か?」
「大まかに言えばそうですね」
「この世界は宇宙人が来訪する開かれた世界ってわけか?」
「それは違います
この世界は管理外世界ですし、地球では外宇宙に行くことも
次元を渡る技術もありません」
あれだ!
栞さんはリアル奥様は魔女だったてわけか
俺はミッドの歴史と簡単なミッド式の魔法を教えてもらった。
どうやら俺が使う魔法とミッドの魔法は使い方が違う
根本は似てるところもあるが
こちらの魔法は自分の魔力を媒体にこの世界のマナや精霊
神の信仰などを用いて魔法を使うことなのだが、
あちらの魔法は自分の中にあるリンカーコアを通して行うらしい
似ていることは魔法がスムーズに行えるアイテムを通して行う点
俺の魔法はそれが杖だったりリングだったりする
栞さんのところも形状は同じだが、科学の代物だったりする。
ティアみたいに自立思考があるものをインテリジェンスデバイスということらしい
ティアにはそれ以外にも自己修復とかあることを聞いた
今日のところはここまででと言われ
意識が遠のき、目が覚めたら朝になってた
まったく寝た気にならなかった。
俺の処遇が決まったのはこの日の午後だった
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