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『A.H』

作者:零那
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『感謝』



『いつから強くなった
いつから弱さ感じた』
それは解らない

『人を信じる事
裏切られて
はねつけられる事と
同じと思ってた

あの頃そんな力
どこにもなかった』

貴女の言う通り
『色んなこと
知り過ぎてた』んだ

貴女は解ってくれてる。
あの瞬間から貴女が私の人生を変えた。
貴女は与えてくれた。
こんな私に生きる勇気を。

あの時、貴女が其処に居たから私は生きてる。
あの時、貴女が心の底から苦しみを叫んでくれたから、だから私は生きてる。

あの時、産まれて初めての感情が湧き上がった。
産まれて初めて温かい涙が止まらなかった。
こんなにイタくて苦しいのに、温かい、不思議な涙...。

そんな貴女に感謝と愛しかない。


 
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